【21st Century Snapshot man】北品川 アトムレンズの彷徨 2018.2.21


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


このブログでも何度か書いているように、国内外をあちこち引っ越している僕には故郷がないけれど、小学校を卒業した東京・品川区は数少ない地元と言える土地だ。好きなのは下町なのだが、なんというか、等身大の自分にしっくり来るエリアは、品川区・大田区・目黒区(東寄り)あたりの下町でも山の手でもない中庸なエリアである。

小学校の後半を過ごした町そのものは、品川区の西の端の武蔵小山だ。そこから海外へ引っ越した。そして、帰国してすぐの頃と、サラリーマン時代の一時期には品川駅(駅そのものは港区にある)周辺にも縁があった。今回歩いたのは、その品川駅の港南口から南に下った北品川あたり。埋め立てで海は少し離れてしまったが、今も江戸時代の漁師町や宿場町の雰囲気が残る雰囲気の良い街歩きスポットである。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


今回の機材の方の主役は、年明けに広尾あたりを歩いた時と同じく、放射能を発する危険なレンズたち。放射性物質を含んだトリウムガラスを使った「アトムレンズ」と言われる2本だ。アトムレンズをテーマにしたグループ展に出品するにあたって、まだ候補作が足りないという思いがあったので、所有するレンズのうち、該当するオリンパスOMのズイコー50mm1.4(初期型のモノコートバージョン)、キャノンFDの35mmF2(初期型凹レンズバージョン)を中心に撮った。ただ、グループ展のための目的撮りになってはつまらないので、非アトムのズイコー21mm、NFD28mm、NFD135mmも使った。



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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


小学校の同級生の奥さんが北品川出身で、去年、6月の品川神社の例祭の時期の街歩きを勧められたのだが、果たせなかった。今回は品川宿あたりの予習をする機会にもなったので、今度はこの町のハレの姿も撮ってみたいな、と思う。

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Canon A1 NFD 28mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


街歩きをしていると、必ずその日のハイライトとなるスポットや風物に出会う。今回は山手通りと目黒川の間にある荏原神社であった。釣り竿を持った恵比寿様がいるかつての漁師町らしい神社で、ちょうど境内の梅がきれいに咲いていた。一種のパワースポット的な面もあるのだろうが、僕はたいてい、こういう場所にたどり着くと「ああ、今日も街歩きをして良かったな」と安心して、あとの撮影は惰性な感じになってしまう。逆に、なかなかこれといったポイントにたどり着かないと、撮影に一区切りつけられない。



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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


荏原神社から、惰性でもうちょっと先に進んでみる。

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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


自分が品川区で過ごした少年時代は、プラモデルとかモデルガンに夢中だった。ガンプラブームに直撃したというのもあるけど、この地域が町工場が多いモノづくりの街なのも影響していると思う。自動車とかの大きなものではなく、ネジとかテレビのチャンネルとか、そういうプラモデルやラジコン的な小さくて精密なモノづくりが、周りにあふれていた。僕はノスタルジーを嗅覚で感じるタチなのだけど、町工場の焼けた金属の臭いとか機械油の臭い、ラッカー塗料の臭いなんかを嗅ぐと安心する。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


今回は最初のハイライトスポットで満足せずに少し足を伸ばした甲斐があった。第二のハイライトスポットを発見。鯨塚がある利田神社とその裏の小さな船着き場だ。ビルの谷間に江戸時代の漁港の雰囲気が感じられる品川らしい場所だ。

境内の看板に書かれた鯨塚の由来は次のようなものだ。「江戸時代に品川の海岸に現われた大きな鯨が江戸中の話題になり、最後には捕獲されて浜離宮に運ばれ、将軍家斉に上覧された後に解体された。その供養のためにこの地に立てられたの鯨塚である」。ここに来たのは初めてだと思うが、どこかで聞いた話だ。小学校の社会の教材の「私たちの品川」に書いてあったような気がするが、定かではない。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


「アトム展」には、結局この日の撮影分から2枚出展した。アトムレンズだからそうなのかは分からないが、ズイコー50mmもFD35mmも、シャープなのに階調が豊かなレンズだ。本当はマウントをもっと整理したいのだけど、こういうレンズがあるとOMもFDも残さざる得ないので困る。

Paperpool『アトムの子供たち』出品作



本ブログのカテゴリ「Nagano Snapshot」をまとめた写真集をKindle(電子書籍)と紙のフォトブックで出しました

 


    

by hoq2 | 2018-05-17 23:53 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)