
この8月から始めた渓流釣り。お盆の頃からは連日竿を出しました。9月いっぱいでシーズンが終わるので、今年は自分の別荘地内で練習です(来シーズンからは外に出るつもりで)。
別荘地内にあるのは、源流域の小さな枝沢が2本。いわゆる薮沢というやつなので、必然的にちょうちん釣りになります。前の日記にも書いたように、この沢で起きた3年前の重油流出事故の影響を調べるという目的もあります。
東京湾の電気ウキ釣りしかやったことのない僕は、渓流はまったくの初心者です。それに加え、釣りで道具に凝るのは趣味ではないので、こんなどーでもいい感じの装備でやってます。
・地元釣具店で勧められるままに買った2100円の渓流竿4.5m(A)
・上記釣具店で2400円だったのに、ホームセンターでは1000円だった渓流竿4.5m(B)
・最寄り上州屋で980円で買った万能振り出し竿2.7m
・100m480円の道糸1.5号
・がまかつ・イワナ針8号、またはオーナー・ブドウ虫針8号
・ホームセンターの安売り目印
・ガン玉B(東京湾仕様と共用)
・マルキュー・清流王(ブドウ虫)、またはホームセンターで売っている謎の安いブドウ虫
・レフ板のように折りたためる渓流タモ=これだけはダイワのちゃんとしたやつ
・100円ショップのタックルボックス風の物入れ
・安物の防水バッグ、ビク代わり(エギング用?・東京湾仕様と共用)
・フィッシングベストの代わり、DOMKEのカメラマンベスト(写真用品としてはちゃんとしたブランド物です)
・東京靴流通センターの長靴
はい、これで十分です。
釣果の方はというと、15cm以上に限って言えば、毎回1〜2匹はだいたい釣れるという感じでしょうか。重油流出事故があったり、小さな枝沢でもともと良型は少ない場所である、というエクスキューズをさせてもらいますが、最大がイワナ22cm、ヤマメ20cm、アマゴ28cm(本流域に遠征時)で、まだ尺は釣ってません。初心者としてはこんなものなのかな。自分では当初想像してたよりもよく釣れていると思いますが・・・。


実地や、別荘地住民や地元ベテラン釣り師に聞くなどして分かってきたこと。
・重油流出以前は、沢を覗けば魚影が見えた。まだそこまでは回復していないが、竿を出せば幼魚の小さなアタリは多い。塩焼きサイズは半日に2匹釣れればいい方。ベテランはコンスタントに尺も釣る。
・良型は源流近くまたは別荘地内最下流に多い。家が多い中間は魚影が濃いがリリースサイズがほとんど。
・完全なイワナ域と言われているが、ヤマメもいる。下流の本流ではイワナ・アマゴの放流をしているが、別荘地内はいずれも天然。イワナはいずれも白斑がなく、オレンジ色の斑紋・腹のヤマトイワナである。これは中部山岳地帯の原種のイワナ。下流の放流域ではニッコウイワナが釣れるので、間違いなく地物だろう。ヤマメの放流はそもそもない。自然分布域で言えば、ヤマメ域ということになる(本流ではおそらく放流魚のアマゴが釣れた)。

上ヤマメ、下ヤマトイワナ。いずれも別荘地内で釣れたもの。

別荘地から少し出た本流で釣れたアマゴ。これは放流魚と思われる。
・一部別荘地内を流れる本流はレジャー施設が並ぶ湖から流れ出ている。途中に汚水処理場があり、水質はきれいとは言えない。アマゴのほかに、なんとブラックバスの幼魚がかかった。今は駆除の方向に進んでいるとはいえ、以前はバス釣りのメッカだった湖から流れているのでありえる話だが・・・
そして、この3週間ほどに起きた事件の数々
・竿(A)の元から2節目がバキッと折れる。安竿とはいえ、藪沢での扱いは慎重に・・・。テープで補強して、4.5m→4mの竿として再生。
・竿(B)を予備で購入するも、すぐに竿先が折れる。
・その翌日、再生竿(A)にヌシ級がかかる。すごい引きと戦うこと3分。リリアン(道糸を結ぶ先端の赤い部分)ごとスポッと仕掛けが抜けた。安竿ならではバラシか。いずれにしてもタモがなければ取り込めない感じだったので、「この沢にも、でかいのがいるんだなあ」と、翌日タモ購入。同時に竿(A)(B)を上州屋で直してもらう。ついでに回転式リリアンにグレードアップ。
・ブラックバスが釣れてしまった日。駆除のためにイワナ2匹と合わせて持ち帰ったところ、ちょっと台所に置いて電話をかけている間に3匹とも消えた。傍らに生臭い息を吐くマメが・・・(下写真はイメージです)。

生の川魚は寄生虫など、犬にも良くないと言いますが、翌日、とても良好な生臭いウンコをしました。幸い、その後いつも以上に元気なので安心。しかし、マメという犬は生でバリバリいってしまうワイルドさが魅力だ。
▲ by hoq2 | 2011-08-27 00:11 | 日記 | Trackback | Comments(0)