カテゴリ:写真(Street Snap)( 82 )

【21st Century Snapshot man】北品川 アトムレンズの彷徨 2018.2.21


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


このブログでも何度か書いているように、国内外をあちこち引っ越している僕には故郷がないけれど、小学校を卒業した東京・品川区は数少ない地元と言える土地だ。好きなのは下町なのだが、なんというか、等身大の自分にしっくり来るエリアは、品川区・大田区・目黒区(東寄り)あたりの下町でも山の手でもない中庸なエリアである。

小学校の後半を過ごした町そのものは、品川区の西の端の武蔵小山だ。そこから海外へ引っ越した。そして、帰国してすぐの頃と、サラリーマン時代の一時期には品川駅(駅そのものは港区にある)周辺にも縁があった。今回歩いたのは、その品川駅の港南口から南に下った北品川あたり。埋め立てで海は少し離れてしまったが、今も江戸時代の漁師町や宿場町の雰囲気が残る雰囲気の良い街歩きスポットである。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


今回の機材の方の主役は、年明けに広尾あたりを歩いた時と同じく、放射能を発する危険なレンズたち。放射性物質を含んだトリウムガラスを使った「アトムレンズ」と言われる2本だ。アトムレンズをテーマにしたグループ展に出品するにあたって、まだ候補作が足りないという思いがあったので、所有するレンズのうち、該当するオリンパスOMのズイコー50mm1.4(初期型のモノコートバージョン)、キャノンFDの35mmF2(初期型凹レンズバージョン)を中心に撮った。ただ、グループ展のための目的撮りになってはつまらないので、非アトムのズイコー21mm、NFD28mm、NFD135mmも使った。



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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


小学校の同級生の奥さんが北品川出身で、去年、6月の品川神社の例祭の時期の街歩きを勧められたのだが、果たせなかった。今回は品川宿あたりの予習をする機会にもなったので、今度はこの町のハレの姿も撮ってみたいな、と思う。

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Canon A1 NFD 28mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


街歩きをしていると、必ずその日のハイライトとなるスポットや風物に出会う。今回は山手通りと目黒川の間にある荏原神社であった。釣り竿を持った恵比寿様がいるかつての漁師町らしい神社で、ちょうど境内の梅がきれいに咲いていた。一種のパワースポット的な面もあるのだろうが、僕はたいてい、こういう場所にたどり着くと「ああ、今日も街歩きをして良かったな」と安心して、あとの撮影は惰性な感じになってしまう。逆に、なかなかこれといったポイントにたどり着かないと、撮影に一区切りつけられない。



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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


荏原神社から、惰性でもうちょっと先に進んでみる。

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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


自分が品川区で過ごした少年時代は、プラモデルとかモデルガンに夢中だった。ガンプラブームに直撃したというのもあるけど、この地域が町工場が多いモノづくりの街なのも影響していると思う。自動車とかの大きなものではなく、ネジとかテレビのチャンネルとか、そういうプラモデルやラジコン的な小さくて精密なモノづくりが、周りにあふれていた。僕はノスタルジーを嗅覚で感じるタチなのだけど、町工場の焼けた金属の臭いとか機械油の臭い、ラッカー塗料の臭いなんかを嗅ぐと安心する。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


今回は最初のハイライトスポットで満足せずに少し足を伸ばした甲斐があった。第二のハイライトスポットを発見。鯨塚がある利田神社とその裏の小さな船着き場だ。ビルの谷間に江戸時代の漁港の雰囲気が感じられる品川らしい場所だ。

境内の看板に書かれた鯨塚の由来は次のようなものだ。「江戸時代に品川の海岸に現われた大きな鯨が江戸中の話題になり、最後には捕獲されて浜離宮に運ばれ、将軍家斉に上覧された後に解体された。その供養のためにこの地に立てられたの鯨塚である」。ここに来たのは初めてだと思うが、どこかで聞いた話だ。小学校の社会の教材の「私たちの品川」に書いてあったような気がするが、定かではない。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


「アトム展」には、結局この日の撮影分から2枚出展した。アトムレンズだからそうなのかは分からないが、ズイコー50mmもFD35mmも、シャープなのに階調が豊かなレンズだ。本当はマウントをもっと整理したいのだけど、こういうレンズがあるとOMもFDも残さざる得ないので困る。

Paperpool『アトムの子供たち』出品作



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by hoq2 | 2018-05-17 23:53 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【21st Century Snapshot man】横浜みなとみらい夜景 2018 1/16 


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (三脚使用)


学生時代の一時期、三脚担いでの夜間スナップに凝っていた。モノクロフィルムで夢の島などの埋立地の人工的な緑地風景や、住宅地の路地なんかを撮っていた。その後も手持ちの夜間スナップは続けているが、しっかり三脚に据えてのスナップはしばし撮っていなかった。でも、このところは新ジャンルの星景や王道の風景写真を通じて三脚撮影の再勉強をしていて、その流れで今回は久々に街頭に三脚を持ち出してみた。

行き先はみなとみらい。つい、フィルム時代の意識の名残りで、夜でも光が多い場所を選んでしまった。今のデジタルカメラなら、下の1枚目や2枚目のように、三脚を使わなくてもしっかり写ってしまうのだから、昔とは勝手が違う。これだけ明るければ、今のカメラならたいていは手持ちで撮れてしまう。

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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (手持ち)


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (手持ち)


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EOS 5D MarkIV Sigma 35mm F1.4 ART (三脚使用)


それでもやっぱり三脚を使う意味は、画質や被写界深度を稼ぐためという技術的な理由もさることながら、スローシャッターによって醸し出される異世界に魅力を感じるからだ。昔の一般人の常識は「夜は写真が撮れない」だった。それだけに、スローシャッターで鮮明な夜景を撮ることを覚えた時には、相当な感激があったのを覚えている。「瞬間を切り取る」のが写真だと思っていたところに、数十秒とか数分といった「時間の流れ」を写し取る写真との出会いは、当時の自分の写真観に対してエポックメイキングな出来事だった。

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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (手持ち)


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α7RIII FE 28mm F2 (三脚使用)


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (APS-C Crop) 三脚使用


今回はいつもの2台持ちだったので、アルカスイスプレートによるクイックリリースも活用しながら、臨機応変に手持ちと三脚使用を使い分けてみた。高感度性能が格段に上がった今のデジタルカメラであれば、伝統的なスローシャッターによる夜景撮影と手持ち撮影を同時に使い分けるのも楽しい。三脚はジッツオ・エクスプローラー2型のアルミを使用。比較的コンパクトな三脚だが、今主流のカーボンではない一世代前のものなのでそれなりに重い。でも、今回のような風の強い海辺ではこのくらいの重量感があった方が安心だ。ストラップをつけて肩に担げばそれほど負担にはならない。

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真ん中が今回使用したGitzo explorer 2型


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EOS 5D MarkIV Sigma 50mm F1.4 ART (手持ち)


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α7RIII FE 28mm F2 (三脚使用)



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by hoq2 | 2018-04-17 22:53 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【21st Century snapshot man】広尾 アトムレンズと抽象化する思考 2018 1/4


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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


2018年最初の街頭スナップは、たまたま所用で訪れた東京の広尾あたり。もともと都心部のスナップは得意としているが、高級住宅でもあるこういう街は案外人通りが少なく、古くも新しくもなく撮りにくいかもしれない。

ただ、今回の撮影では、「どこを(何を)」撮るかよりも「何で」撮るかが重要だった。近く「アトムレンズ」による作例を集めたグループ展に参加することになっていて、出品作の候補を少し足したかったからだ。写真家としては当然のことだが、「展示のための展示」や「機材に撮らされている写真」はつまらない。だからふだんはあまりこういう撮り方はしないのだが、今回は無機質な都心の住宅地と「アトムレンズ」という響きに繋がりを感じた。

アトムレンズとは、1970年代前半ごろまで作られていた“放射能レンズ”である。画質向上のため放射性物質を含むトリウムガラスを使っており、ガイガーカウンターを近づけると反応する。今生き残っているアトムレンズは、トリウムガラスの特性でほとんどが経年変化により黄変している。カラーだとそのままイエローかぶりするが、白黒では影響がない(あるいはイエローフィルター的な効果がある)。今回は手持ちのアトムレンズ、オリンパスOMのズイコー50mmとキャノンFD35mmF2S.S.C(初期型凹レンズバージョン)の2本で撮った。

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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


淡々とした街を35mm・50mmという限られた焦点距離で見つめていると、思考がだんだんと無機的になっていく。今、時間を空けてこの時の写真を見ていると、街を歩いていた時のリアルタイムよりも、イメージが抽象的に見えてくる。リアルな街角を抽象的に切り取るのは自分の作風の一つなのだが、久しぶりに自分のこの側面を出せたような気がする。これとは正反対の荒木的な「撮影者と被写体の魂と魂がぶつかるような写真」が当然受けが良いのだが、僕は良くも悪くも日本的で業の深い写真には、嫌なベタつきを感じてしまう。自分に完全に欠如している才能を心からリスペクトするし、すごいと思うが生理的に好きではない。

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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


写真には無限の表現があるので、どのような表現が正解か、より優れているかということはない。とはいえ、表現者は誰しも自分にとっての正解を秘めているべきで、「見る人に判断を委ねる」というような無責任な態度ではいけない。ただ、自分の志向と違うからといって、それだけで否定したり貶したりしてはならない。

その前提に立って言わせてもらえば、せっかくカメラ(レンズ)という機械の目を通しているのだから、写真家は人間の生々しさよりも、淡々として厳かな神の目に寄り添うべきだ。だから僕は、カメラを手に世俗に飛び込んで行くようなことには気が進まない。もちろん、私も人間くささが臭い立つような作家の作品には、いち観客として魂を揺さぶられる。でも、撮り手の立場からの素直な気持ちとしては、写真よりも絵画や音楽の方が人間臭さを発揮するのに合っていると思う。

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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


今回は、撮った写真がいい意味で独り歩きしてくれたと思う。撮った時の手応えと、3ヶ月ほど寝かせた今の印象が全く違う。でも、「アトム展」には結局、この中からは出品しなかった。観客を意識してしまうと、ポリシーに忠実になれない甘さがあるのかもしれない。

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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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by hoq2 | 2018-04-09 21:31 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【21st Century Snapshot man】砂町銀座 我が心横たわる下町 2017 12/17


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α7RIII Canon EF 85mm F1.8 Sigma mount converter MC-11


2017年最後の街頭スナップは、夕闇の砂町銀座になった。砂町そのものには強い縁はないが、東京の下町は思い入れが強い地域の一つだ。僕は海外を含めてあっちこちへフラフラこっちへフラフラ、幼い頃から文字通りの風来坊だったので、地元を持たない。いや、あちこちに地元があると言ってもいいかもしれない。その中で、東京の下町は転勤などではなく好き好んで住んだ街なので、東京を離れた今も楽しく散策することが多い。

だから、下町方面で仕事があると嬉しい。帰りに下町撮影行ができるからだ。クリスマス1週間前のこの日は、浅草橋でインタビューと撮影を終えて、一時期事務所を構えていた町に近い砂町銀座に向かった。

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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


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α7RIII FE 24-70mm F2.8 GM


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α7RIII FE 24-70mm F2.8 GM


日本語の下町は英語のDowntownの直訳から派生した言葉なのだろうか。でも、両者の意味は違う。英語のDowntownは市街の中心部を指し、「下町」よりも「都心部」の方が意味としては近いだろう。日本語の「下町」も決して郊外を指すわけではないが、市街の中心部というよりは「庶民的な街」の意味合いが強い。かといって、「旧市街」かと言うと、特にスクラップ&ビルドが激しい東京などではちょっとイメージが違う。寅さんの「労働者諸君!」という定番のセリフではないが、「労働者の街」が実態に近いと個人的には思っている。あるいは、東京の下町の場合は、山の手に対する海側の低地という地形的なニュアンスもあるのかもしれないが、僕の中ではどうしても、下町という呼称と東京23区東部の庶民的なエリアのイメージがぴたりとはまらない。

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α7RIII Canon EF 85mm F1.8 Sigma mount converter MC-11


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α7RIII FE 55mm F1.8 ZA


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α7RIII FE 55mm F1.8 ZA


近年は東京の下町に数えられるエリアでも、豊洲などの湾岸部にはタワーマンションが立ち並び、庶民とは正反対の住民が急増している。砂町あたりは今、ブルーカラーとホワイトカラーの境界線の一つになっていると言えよう。その境界線より下町側にある砂町銀座はやはりとても心地よく、散歩していて気持ちが休まる。地元民ではないのに、なぜだろう。たぶん、街を包む人々のメンタリティに奥底で共感するからだと思う。本当の故郷には「同化」できる安心感があるのだろうが、それとは違う意味で、根本的な価値観が共有できる町とでも言おうか。

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α7RIII Canon EF 85mm F1.8 Sigma mount converter MC-11


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


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α7RIII FE 55mm F1.8 ZA


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


特に「歳末」のノスタルジアと下町は僕の心の中で強く結びついている。下町に住んでいなかった時期も含め、年末年始はたいてい、アメ横や浅草寺、柴又帝釈天あたりに行っていたからだろうか。そう言えば、明治神宮など山の手の大きな神社仏閣に初詣に行ったことがないことに、今気がついた。

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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


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α7RIII FE 55mm F1.8 ZA


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α7RIII FE 28mm F2


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2





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by hoq2 | 2018-04-07 12:34 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(1)

【21st Century Snapshot man】甲府 2017 11/30 シグマ Art ラインを一通り


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α7RIII Sigma Mount Converter MC-11 Sigma 12-24mm F4 Art


甲府はよく通過する街だが、中心部を歩いたことはほとんどなかった。この日は夜までに東京へ行けば良かったので、寄ってみることにした。翌日の撮影仕事に備えて、まだ来たばかりのα7RIIIの習熟訓練の意味もあった。シグマのマウントアダプターMC-11(キャノンEF-ソニーE)がどれくらい使えるのか、母艦がα7IIの場合と違いはあるのかというテストもしてみた。仕事撮影と同じく、EOS5D MarkIVとの2台持ち。MC-11には特にRIIIで使う機会が多くなりそうなキャノンEFマウントのシグマ12-24artを組み合わせた。

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EOS 5D MarkIV Sigma 50mm F1.4 Art


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EOS 5D MarkIV Sigma 35mm F1.4 Art


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Canon EOS 5D MarkIV Sigma 50mm F1.4 Art


5D MarkIVには、シグマArtラインの35mm/1.4と50mm/1.4を使用。12-24と合わせてこの3本のArtラインを一軍で使っている。僕はレンズメーカー製レンズに対して全くマイナスイメージは持っておらず、純正信者でもない。高いものにはそれだけの価値はある、その逆もまた真実なりとは思っている。でも、商業写真家の端くれとしての必然だが、撮影機材に関しては「所有する喜び」みたいなものよりもコストパフォーマンスが第一である。国産レンズメーカー御三家のシグマ、タムロン、トキナーは、まさにリーズナブルな製品を揃えてきているので、自然、所有率は高くなる。

過去にはタムロンも使っていた(フィルム用は持っている)が、今現役で使っているのは前述のシグマ3本とトキナー1本(EマウントのFiRIN20mm)だ。特に中国・韓国メーカーが価格破壊ぎみに台頭してきている最近は、日本の御三家は質で勝負しようと以前よりも高級路線にシフトしている。Artラインはその戦略を最初に打ち出したシグマの新しいシリーズで、タムロン、トキナーも追随してきている。今やかつてのレンズメーカーに対する「安かろう悪かろう」のイメージは当てはまらなくなってきていると思う。それでも、Artラインと同等のスペックのキャノンLレンズは約2倍の価格差がある。逆に普及帯のレンズは純正品との価格差がなくなってきている。

キャノン・ニコンの純正で20万円前後、シグマなら10万円程度の大口径レンズが、最も性能と価格のバランスがおいしいところだと思う。実際、僕が所有する3本はまさにそれで、コスパだけでなく純粋な性能も素晴らしい。シグマの回し者でもなんでもないのだが、「やっぱり純正が欲しいな」と思ったことは一度もない。今のキャノンやニコン、ソニーの高級レンズももちろん、非の打ち所がないのだが、価格とのバランスには疑問符がつく。

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EOS 5D MarkIV Sigma 50mm F1.4 Art


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


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EOS 5D MarkIV Sigma 50mm F1.4 Art


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


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EOS 5D MarkIV Sigma 50mm F1.4 Art


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Canon EOS 5D MarkIV Sigma 50mm F1.4 Art


甲府という街は、甲府盆地全体に結構市街地の広がりがあるようで、中心部以外でも色々と街歩きが楽しめそうな雰囲気がある。特に個人的に最近は、郊外や田舎のスナップが楽しくなっているので、甲府盆地をゆっくりと広範囲に探索してみれば色々とドキッとするような光景に出会えるのではないかと思う。

それと、今回のような薄曇りの日はやはり白黒向きだな、と改めて思う。曇りの日のカラーのスナップは、実際に目で見た印象よりも退屈な仕上がりになってしまう。


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


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EOS 5D MarkIV Sigma 35mm F1.4 Art


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EOS 5D MarkIV Sigma 35mm F1.4 Art


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EOS 5D MarkIV Sigma 35mm F1.4 Art


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS



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by hoq2 | 2018-04-05 19:06 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【21st Century Snapshot man】八王子 2017 11/28 α7RIIIで夜間スナップ


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS

この5年ほど、東京と蓼科の家の往復で八王子をよく通過する。それまでほとんど縁のない街だったが、何度かスナップしたこともあって結構親しみのある街になっている。高速代をケチって甲州街道(国道20号)をひたすら真っ直ぐ、下道で帰ることが多い。秋の八王子あたりのイチョウの黃葉はなかなか見事である。いつか写真に撮ろうと思っていたが、このあたりは出張の帰路に暗くなってから通ることがほとんどで、ずっと機会がなかった。

この日もまた、夜になってから八王子に差し掛かったわけだが、今回はちゃんと車を駐車場に入れてひと歩きすることにした。というのも、手元には数日前に届いたばかりの新製品のα7RIIIがあったからだ。ほぼぶっつけ本番でポートレート撮影の仕事に使った(EOS 5D IVとの併用)帰りで、疲れてはいたけれど早速街頭スナップでも使いたいという気持ちが勝っていた。

レンズはゾナー55mm1.8とFE70-200F4G、サブカメラは2軍落ちした7IIと前回のブログでも使ったトキナーFiRIN20mmF2である。

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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA (APS-C crop)


フィルム時代やデジタルカメラ黎明期は、手持ちの夜間スナップではISO800まで上げるのがせいぜいだったが、今回は800と3200の間で撮っている。昔は撮影地も新宿・渋谷・銀座といった明るい不夜城的な街を選んで行ったものだが、八王子のような郊外都市でも十分手持ち撮影ができるのは嬉しい。ブログサイズはもちろん、A3程度までのプリントでも、ストリートスナップフォトでは十分な画質であろう。7IIと7RIIIの高感度性能の比較では、RIIIの方が1〜2段分画質が良いという印象だ。いずれより高感度性能が高い7SIIIも出るだろうが、自分の要求には高感度性能においてもRIIIは十二分である。

なにしろ、常用ISOの上限がせいぜい800だった時代からは、隔世の感がある。これ以上何を求めようか。写真をグラフィックアートの一つだと考えれば、少しは機械的なアラがあるくらいでないと、人間の感性が入り込む余地がなくなってしまう。

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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


スマホでも夜景が撮れる今となっては、「夜」であることそのものに、写真としての価値はないのかもしれない。それでも夜景そのものに突破口を見出すのなら、三脚に据えてしっかりと「夜」を写し込む必要があるだろう。シリアスな夜景写真には、まだそれ自体に価値があると僕は見る。翻って、こうした手持ちの夜景スナップは、単に昼間のスナップの延長だと位置づけた方が良さそうだ。だから、次に夜の街を歩く時は、三脚を持っていこうと思いながら、短い撮影を終えた。

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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


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α7RIII FE 70-200mm F4 G OSS


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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α7RIII Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


本ブログカテゴリ「Nagano Snapshot」をまとめた写真集をKindle(電子書籍)と紙のフォトブックで出しました

 

    

by hoq2 | 2018-04-02 22:52 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【21st Century Snapshot man】谷保ー新宿 2017 11/19 Tokina FiRIN 20mm


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


このブログは事実上、街頭スナップ作品の習作発表の場となっている。最近は他にやることが多く、更新のペースがだいぶ落ちている。4月になろうとしているのに、まだ去年の秋の作品を掲載している。でも、このままマイペースで淡々と、原則撮った順に載せていきたい。あくまで写真集にまとめるのがゴールであり、ここはいわば、スナップ行のよりプリミティブな未編集記録である。

さて、この2017年11月19日は、午後のインタビュー仕事帰りに国立から谷保駅まで歩き、新宿に出て夜間スナップを少々撮った。予約していたα7RIIIが間もなく届くかという時期で、デジタル・カラーの街頭スナップの主力にしていたα7IIを今後2軍としてどう使っていくかということを考えていた。そして、それを想定して買ったトキナーのEマウントレンズ、FiRIN20mmF2をスナップに持ち出した。

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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN20mm F2


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN20mm F2


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2 (APS-C Crop)


これまで持っていなかったα用の超広角にトキナーの20mmを選んだのには、以下のような理由がある。

まず、僕はキャノンEOS5D系とソニーα7系を同時に併用している。撮影仕事ではEOSとαの2台持ちである。超広角はずっとキャノンに任せており、最初に使っていたEF16-35/2.8Lの歪みがどうしても好きになれず、機能は落ちるが歪みが少ないトキナー16-28/2.8FXに買い替えた経緯がある。ただ、キャノンから11-24/4が出た時に11mmという画角の可能性に魅力を感じ、続いてシグマから12-24/4が出るのを待ってトキナーを売却してシグマに飛びついた(要はキャノンの11-24は高くて買えなかったのだ)。そういうわけで、僕の超広角は開放F値では2.8から4にスペックダウンしていた。とはいえ今更16mmクラスの2.8ズームに戻る気にもなれず、Eマウントネイティブの超広角を買うとなれば、(オールドレンズは別として)ソニーでもキャノンでも持っていない20mmクラスの単焦点、それもなるべく明るい玉が良いと思っていた。

この条件にぴったり当てはまったのがトキナーFiRIN20mmF2だったわけだ。最近発売されたレンズでありながらMF専用なのだが、20mmレンズはMFの方がかえって使いやすい面もあり、あまり気にしなかった。ただ、この日記を書くにあたってトキナーのHPを久しぶりに開いたら、このレンズのAFモデルが発表されていた。現時点で価格未定とのことで、価格差しだいではあるが、AFはないよりはあった方がいいので、今だったらAFモデルにしていたと思う。

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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2


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Sony α7II FE 70-200 F4 G OSS


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2


トキナー20mmは歪みがなく、極めてシャープなレンズで、品のいい発色や線の細い描写は自分好みだ。だから買って正解だったと思う。また、今はAFモデルに買い換えることは全く考えていない。というのも、このレンズを主に使う場はこのような街頭スナップを想定していて、僕は街頭スナップでは2台持ちをすることが多いのだが、α7RIIIと7IIがデジタルカラーの街頭スナップの主力となった今は、7IIにこの20mmを固定で使うことが多くなっている。この場合、ボディのデジタルズーム機能を使って20-30mmのズームレンズ的な使い方をするのだが、デジタルズーム使用時はMFの方が都合がいいのだ。デジタルズームを使うと、AFエリアの設定が無効になってかなりアバウトなAFになり、どっちみち事実上AFは使えないからだ。

APS-Cサイズにクロップするやりかたでズーミングする場合は、AFエリアの制約はないので、本当はこっちの方は良いのだが、残念ながらα7IIではAPS-Cサイズへの切り替えをカスタムキーに割り当てることができない。なので、今回は一回一回メニューを開いてAPS-Cに切り替えて20mmと30mmの画角を使い分けたが、速写性が求められる街頭スナップでメニューを辿るというのは非常にまどろっこしい。一方、デジタルズームならば7IIでもカスタムキーに割り当てられるので、今はC-2ボタンをデジタルズームにして、FiRIN20mm使用時に1.5倍程度まで多用している(α7RIIIではAPS-Cへの切り替えをC-2に割り当てられるので、逆にデジタルズームは使っていない)。

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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


フィルム時代は、1.4〜2.8クラスの中望遠までの単焦点でISO800・1/15〜1/60 ・F2〜F4で手持ちの夜間スナップを撮っていたものだが、今はISO1600、3200でも満足いく画質で撮れるし、手ぶれ補正もあるのでF4クラスの望遠ズームでも十分に夜間スナップができる。デジタルカメラの発達により表現の幅が広がったのは大変良いことだ。今の若い人は、「夜は写真が撮れない」というのが一般人の認識だったことを知らないのではないだろうか。ただ、白黒写真はフィルムには敵わない(ライカモノクロームは別かもしれないが・・・)ので、最近は久々にフィルムでも夜間スナップをしてみたいと思っている。

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Sony α7II FE 70-200 F4 G OSS


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Sony α7II FE 70-200 F4 G OSS


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Sony α7II FE 70-200 F4 G OSS


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2 (APS-C Crop)


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2 (APS-C Crop)


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2


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Sony α7II Sonnar Tokina FiRIN 20mm F2


今回は、「デジタルズーム」とか「手ブレ補正」とか、銀塩爺が毛嫌いしそうな単語を書いてきたが、僕は頭の固い銀塩爺が、ものを知らなさすぎるデジタル坊やよりもずっと嫌いである。銀塩爺の方が、上から目線なだけにタチが悪い。彼らは今を否定することを文化的に程度が高い者がすることで、革新的だとすら思っているフシがある。しかし、実際には、新しいものを脊髄反射的に拒否しているだけの超が3つくらいつく保守的な人種だ。今と20世紀の昔では、保守と革新が逆転していることにも気づいていないのだろう。

第一に、銀塩に凝り固まっている爺はほぼ例外なく、「写真」に興味がないただの「カメラオタク」である。

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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA


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Sony α7II Sonnar FE 55mm F1.8 ZA



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by hoq2 | 2018-04-01 01:42 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(2)

【21st Century Snapshotman 】 追憶の西新宿


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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mmF1.4 Ilford FP4 Plus


写真少年だった高校・大学時代は高田馬場に通っていたので、西新宿のヨドバシカメラやペンタックスギャラリーあたりには学校帰りによく行った。その他にも何かと用があり、酒を飲まない自分にとっては、東口のゴールデン街や歌舞伎町などの通ぶった学生御用達のエリアよりも、西口のビル街の方に馴染みがあるかもしれない。もちろん、その当時はまだ都庁は丸の内にあったし、ヨドバシは文字通りのカメラ店だった。

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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mmF1.4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mmF2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Makro Planar 100mmF2.8 Ilford FP4 Plus


僕の一番古い西新宿の記憶は、「スカイライダー」(初代仮面ライダーのリメイク版・1979年放映)のオープニングだかエンディングだか忘れたが、空を飛ぶことが売りだった新仮面ライダーが新宿高層ビルの上空を飛んでいるシーンだ。その当時は海外(カナダ)から帰国したばかりだったのだが、特撮ヒーローものは向こうでは見たことがなかった(スターウォーズ一作目やテレビならバトルスター・ギャラクティカの時代)ので、夢中になって見ていた(そのすぐ後にガンダムブームの直撃を受ける)。

仮面ライダーもさることながら、三角ビル(住友ビル)のカッコよさにもしびれたものだ。一時期は都庁の影にかすんで古臭さが際立っていたけれど、一周回ってまた80年代初頭のファッションがリバイバルしている今は、この時代のものがかえってカッコよく見えてきている。その手の流行にいちいち乗るつもりはないが、90年代的な都庁に比べて、それより一回り古い新宿副都心の高層ビル群に風格がつきまじめているのは確かだ。

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そんなノスタルジーに浸りながらビル群の情景にシャッターを切っていると、ライカM6とペンタックス6x7を下げた外国人に声をかけられた。同じようにフィルムカメラの2台持ち(コンタックスRTS・Aria)をしていた僕に興味を持ったようだ。Gullaume Ducreuxというフランスの写真家だそうで、日本で個展を開くために来日中とのこと。後でググってみると、素晴らしいアート作品を生み出している一流の写真家であった。

そんな彼と短い写真談義をした後、お互いの写真を撮り合って別れたわけだが、「フィルムでしか作れない作品がある限り続けていこう」と握手をした。僕の場合は、オリジナリティ溢れる芸術性を強調するような作風ではないので、恐らくは彼ほどにはフィルムであることに必然性はないかもしれない。もちろん、モノクロの街頭スナップは僕の写真の原点であり、一生やり続けたいことに変わりはない。

ただ、いつかはキャンピングカーで長い旅暮らしをしたいという夢があり、その時には旅先からSNSやブログをUPしたい。そうなれば、今のように自分でフィルム現像してフィルムスキャナーでスキャンして仕上げるというスタイルは守れないだろう。かといって、デジタルのカラー写真を単にモノクロ変換したモノクロ写真には、満足できそうもない。だから、そういう暮らしがもし実現すれば、僕はフィルムを捨てて、その時にまだあれば、デジタルライカのモノクロームモデル(国産メーカーから常識的な価格のモノクロ専用機が出ればもっと良いが)を終のカメラとして手にしようと思う。

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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mmF1.4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Makro Planar 100mmF2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 18mmF4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Makro Planar 100mmF2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 18mmF4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 18mmF4 Ilford FP4 Plus


銀塩プリントの肌感覚や、暗室の酸っぱい臭いをリアルタイムの記憶として持っているのは、僕ら昭和40年代生まれの世代が最後だ。だからといって、僕らにはフィルム写真を継承していく責務があるなどということは、間違っても言わない。確かに、デジタル化と共に写真への情熱を失った人は大勢いる。でも、彼らは単に、フィルムとデジタルの間に分断などないという当たり前のことが理解できていないのだ。新しいものについていけない人は、結局は古いものを継承することもできないと僕は思っている。

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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mmF1.4 Ilford FP4 Plus


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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mmF1.4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mmF2.8 Ilford FP4 Plus


   

by hoq2 | 2018-03-06 01:16 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【21st Century Snapshotman 】追憶の心象風景と追憶のカメラ 横浜・菊名/Contax RTS 2017.11.06


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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


初めて横浜の菊名あたりを歩いた。都内の東急沿線に住んでいた子供の頃は、東横線沿線のこのあたりが地の果てであった。海外を含めもっと遠い所も知っていたけれど、自転車で行ける範囲が小学生の日常の世界の全てであった。

当時の多摩川の向こう側は、まだ竹藪生い茂る小高い丘とか仮面ライダーが戦いそうな造成地が点在していて、小学生男子の冒険心をくすぐる土地だった。はっきりとした場所は覚えていないが、横浜に転校していった友だちを訪ねて、悪ガキ4〜5人で品川区から歩きだったか自転車だったか、この港北区あたりに行ったことがある。途中、第三京浜に阻まれて、目指す「前ちゃん」の家はすぐその向こうだと、そのまま防音壁を乗り越えて高速道路を強行突破した。ルール違反に極めて不寛容な今の時代なら、ニュース沙汰になっていたかもしれない。前ちゃんはとても驚き、喜んで、庭でツクシを採ったり、造成地の山を登ったり、東京の僕らの地元ではできない遊びをした。前ちゃんのお母さんが心配していたような記憶はあるが、不思議と帰り道はどうやって帰ったか全く覚えていない。

そんな冒険譚の記憶が心の片隅にまだ残っていて、少しワクワクしながらこの町を歩いた(前ちゃんの家が菊名だったかは分からない。多分違う)。とはいえ、平日の真っ昼間の閑静な住宅街である。気候も極めて穏やか。追憶は穏やかさの中に静かに包み込まれていった。

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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Makro Planar 100mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 18mm F4 Ilford FP4 Plus


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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


僕はもともとはコンタックスユーザーだったが、10年弱前に一旦フィルムを辞めた際に全てのコンタックス機材(結構な数を揃えていた)を売り払ってしまった。そこから、2年前にモノクロフィルムに限定して銀塩を再開し、友人から一部買い戻したりもらったり買い足したりして、以前ほどの充実度ではないがコンタックスシステムも復活している。今の自分と以前の自分が求めるものと買えるものは少し違うので、以前は持っていなかったレンズを選んだり、持っていたレンズをあえて揃えなかったりしている。例えば、P85mm1.4とD35mm1.4という巨砲を以前はMMGで揃えるこだわりを持っていたが、今は共にスルー。代わりにMP100/2.8とD18/4の2本は、ソニーEマウント用も考えて今回の出戻りで初所有している。

出戻りのボディは人にもらったAriaと以前自分が所有していたS2を買い戻してこの2台でしばらく回していたが、今回の撮影の直前に初代RTSを買い足した。これは、実用を考えてというよりノスタルジーを満たすための買い物だ。高校生の頃に初めて自分で買ったカメラが、ボロボロの中古のRTSだった。当時ヨドバシカメラの地下にあった小さな中古売り場の棚にあったのを、しばらく羨望の眼差しで眺めていた。ボディについていたP50mm1.4のT*コーティングの輝きと、ポルシェデザインの流麗なボディをなんとしても自分のものにしたかったのだ。そして、ついに手にしてからは、毎日学校へ持っていって行き帰りや校内で写真を撮りまくった。それが僕の写真の原点だ。

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Contax RTS Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 18mm F4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mm F2.8 Ilford FP4 Plus


ところがそのRTS、大学生になってから東北・北海道旅行の途中で電車に置き忘れてなくしてしまった。その後、就職した新聞社の初ボーナスででレンジファインダー機のG2を買ったものの、コンタックス一眼レフ復帰はそれから10年ほど経ってから新聞社写真部の先輩にRTSIIIを借りて東京とベルリンのストリート・スナップを撮り、気に入って自分のものを買うまでは果たせなかった。

そんな経緯から、初代RTSは、甘い思い出と苦い思い出が入り混じった自分の若気の至りの象徴である。過去を振り返る年齢になり、フィルムカメラが安く手に入るようになった今、どうしても手元に呼び戻したい一台だった。

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RTSは初期の電気カメラなので、ちょっとしたことで修理不能になりやすいかもしれない。逆に今がこのカメラを実戦で使うラストチャンスとも言える。ともかく、やはりRTSをリベンジして良かったと思う。フェザータッチのシャッターといいシャリッと気持ちよく巻き上がるレバーといい、このカメラで撮影をしているだけで、当時の感動と写真への純粋な情熱が蘇るようだ。

僕はいつも2台持ちで街頭スナップするので、今回もRTSをレンズ交換しながら、サブにはP50固定のアリアを使った。期せずして、ヤシコン一眼レフの1号機と最終モデル(Nシリーズを除く)の共演となった。

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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 18mm F4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Rollei A26 Ilford Delta 400



速射性に勝る一眼レフは「人」が被写体になりやすい繁華街でガシガシと使い、こういう静的な被写体が多い住宅地はライカでスッと空気を切る方がいいかもしれない。でも、RTSのフェザータッチは、ニコンF3のカシン!というカッチリさやキャノンA1のバチン!としたエレクトリックな感じや、ニコンFM2のパコン!という金属的なシャッターよりも、ライカとは違う趣きではあるが、人がいない空気感を静かに切り取るのに合っている。

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Contax RTS Carl Zeiss Makro Planar 100mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Makro Planar 100mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 18mm F4 Ilford FP4 Plus


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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Contax Aria Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Contax RTS Carl Zeiss Distagon 25mm F2.8 Ilford FP4 Plus


   




第2回プラチナブロガーコンテスト



by hoq2 | 2018-02-02 23:28 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【21st Century Snapshotman 】Zansetsu Tokyo (α7RIII /α7II) 2018 1/27

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

東京で記録的な大雪となり、大混乱となった(らしい)5日後、いつものように取材のために上京した空き時間で街頭スナップをした。たいていは特に場所を選ばずにたまたま訪れたあたりをランダムに歩くのだが、この日は千歳烏山ー千歳船橋の「ちとせライン」を辿った。僕が今おもに生活している長野県の軽井沢エリアでは雪はたいして降らなかった(その後の寒波の方が異常だった)のだが、東京にはこの日もまだ残雪があったので、よほど降ったのだろう。

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM

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Sony α7RIII Carl Zeiss Sonnar FE 55mm F1.8 ZA

さて、今回初めてこのブロクにα7RIIIの作品を掲載した。2017年11月末の発売日に買っており、仕事のポートレート撮影や犬の撮影、日々の散歩写真や勉強中の風景写真にと既にフル活用している。街頭スナップも、まだブログに掲載していないだけで結構撮っている。詳しいインプレッションはいずれ書こうと思っているが、一言で言えば素晴らしいカメラである。

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僕は仕事用のデジタルカメラは必ず2台持つことにしているが、今はEOS5DMarkIVとα7RIIIの併用だ。初αの7IIからEOSとの併用を続けているが、レフ機とフルサイズミラーレスの組み合わせは案外使いやすい。7RIIIで「バッテリーの持ち」「連射速度」「AF-Cの追従性」というミラーレスの弱点が完全に克服されたので、もうα9と7RIIIの2台体制、あるいはRIII2台のソニーオンリーにしてもいいのかな、とすら思い始めている(ソニーのプロサービスに加入申込してしまったくらいだ)。

もちろん、ソニーに完全移行するには、それなりの投資とリスクが伴う。レフ機のメリットやキャノン(あるいはニコン)の「プロの道具としての安心感」もあり、まだEOSを捨てる決心はついていない。今年中にキャノンからもEFマウントのままでフルサイズミラーレス機が出るという噂もあり、やはりまだしばらく様子見といったところだ。

同時に、今やミラーレスもシリアスな仕事用として完全に使えるようになったので、キャノンEFの古いレンズを売却し、ソニーFEのシリアスなレンズを増やすというシフトを進めている。今回使ったGM(Gマスター)の85mm1.4とゾナー55mm1.8、FE28mmF2、トキナー20mmF2はRIII導入と合わせて、キャノンやなけなしのライカレンズ、趣味のオールドレンズを売りながらやりくりして集めた単焦点群だ。

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Sony α7RIII Carl Zeiss Sonnar FE 55mm F1.8 ZA

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Sony α7RIII Carl Zeiss Sonnar FE 55mm F1.8 ZA

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

今のところ、まだ前世代のα7IIは売らずに済んでいる。仕事で使う機会はもう想像できないが、街頭スナップのサブ機としてはまだまだ活躍の場がある。ただ、RIIIとAF周りの操作系が異なることと、RIIIのAFの使いやすさに慣れてしまうと、もはや7IIでAF撮影はしたくなくなってしまった。だから今はMF専用で考えている。今回はEマウントネイティブのトキナー20mm(これがまたすごくいいレンズだ)をつけたが、例えば僕はEマウントの35mm単焦点は持っていないので、マウントアダプターでライカ用の35mmあたりをつけてもいい。と言っても仕事で使わないまだ高値で売れるカメラを養うほど豊かではないので、そのうち手放す可能性大である。

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM (APS-C crop)

もう一つ、7RIIIの使えるところは、APS-Cサイズにワンタッチでクロップできることだ。7IIにもAPS-Cクロップ機能はあるが、カスタムキーを割り振ることができなかったのでいちいちメニューを開かねばならず、簡易ズーム機能として使うには実用的ではなかった(7IIでもデジタルズームにはカスタムキーを割り振れるが、デジタルズームはAFに制約があったりでいまいち使えない)。

7RIIIではこれができるようになったので、シャッター近くのC2ボタンに割り振った。ワンタッチで画角が1.5倍になるので、単焦点レンズなら簡易ズーム的に使えるし、ズームレンズならズーム域を望遠側にシフトできるのでとても便利だ。RIIIくらいの高画素機だと、1.5倍程度のトリミングは画質に全く影響しないと言っても過言ではない。もちろん、85mmをトリミングした127mm相当の絵と、135mmレンズの写りは違うし、それを知っているからフルサイズ機を使っている。でも、そういう所にこだわりすぎると写真の質を落としてしまうのではないかと思っている。保守的なことを言わず、便利な機能はどんどん使うべきだ。

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM (APS-C crop)

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

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Sony α7II Tokina FiRin 20mm F2

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM (APS-C crop)

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM (APS-C crop)

今回は三脚も持ってきていたので、夜景も少し。でも、東京で撮影中に寒くて辟易するなんて、今まであっただろうか。夜景撮影は早々と切り上げて長野へ帰った。

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Sony α7RIII Sony FE 85mm F1.4 GM (APS-C crop)

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Sony α7RIII Sony FE 28mm F2

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Sony α7RIII Sony FE 28mm F2

    




第2回プラチナブロガーコンテスト



by hoq2 | 2018-01-28 23:59 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)