人気ブログランキング |

2012年 10月 29日 ( 1 )

【NEX-7】 SEL50-F18は「神レンズ」か!?

c0035245_15414483.jpg

         NEX-7 50mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400 露出補正-0.3

ソニーEマウント純正レンズ買い足し1本目。E50mmF1.8 OSS(SEL50-F18)です。ネット上では高評価連発で早くも名玉扱いですが、単焦点・大口径というだけでズームや暗いレンズと比べればハッとするような描写は当たり前。「神レンズ」とまでの記述もありますが、実際に自分で撮ってみるまで、そこまでは鵜呑みにできません。あくまでボディはAPS-Cであり、普及価格帯のレンズなのですから。

早速、犬の散歩ついでに家の周りの紅葉(しばらく東京にいて蓼科に戻ると、すっかり色づいていました)を片手撮り。果たして本当に「神」なのか!?


c0035245_154892.jpg

NEX-7 50mm1.8 絞り優先オート F1.8 ISO100 露出補正-1.0

c0035245_15503028.jpg

NEX-7 50mm1.8 絞り優先オート F1.8 ISO100

c0035245_155214.jpg

NEX-7 50mm1.8 絞り優先オート F1.8 ISO100

c0035245_15524482.jpg

NEX-7 50mm1.8 絞り優先オート F3.5 ISO100 露出補正-0.3

c0035245_16345245.jpg

NEX-7 50mm1.8 絞り優先オート F1.8 ISO100 露出補正-1.0


ああ、どっかで見たことのある絵だ。ボケ方やディストーションの出方がいい意味で現代的ではない。トロ味と透明感のある品良く主張するボケ。このレンズはゾナーです(断言)。最近の国産レンズの描写を見慣れている人には新鮮かも知れません。開放付近の柔らかい描写といい、もっと具体的に迫ればCONTAX G Sonnar T* 90mmでしょう、これ。同じ中望遠(E50は35mm判75mm相当)だし、長年使っていた勘でまた断言します。ただし、開放でどこにピントが合っているか分からないようなG90に対して、E50は1段以上明るいのに開放でもしっかりピントの芯があります。素晴らしい。

G90に似ているのなら、F8くらいまで絞ると、嫌になるくらいシャープになるはず。


c0035245_1691055.jpg

NEX-7 50mm1.8 絞り優先オート F8 ISO400

ほら、やっぱり。

G90というレンズは、傑作揃いのコンタックスGレンズの中では駄作と言われていました。確かに開放で撮るには勇気がいりました。しかし、絞ると線が細くてめちゃめちゃキリキリした絵になる面白いレンズでした。このE50は焦点距離も明るさも違いますが、OEM先は一緒なのかな?G90の良さを残しつつ、欠点をしっかり解消したような描写です。実際それを意識して作ったのではないでしょうが。

それから、G90の低評価に一言。僕はこのレンズの性能をG1、G2というボディが引き出しきれなかったと考えています。実質AF(しかも当時の技術の)しか使えないこのボディでは、90mmの開放付近では精密なピントが出しきれなかったのではないか、と思うのです。だから、描写が甘く見えたのかも知れません。もう手放してしまったのでマウントアダプター遊びで確認する術はありませんが、NEXボディでMFアシストでしっかり合わせたら案外評価は変わるかも・・・。

そんな評価が低かったレンズの味に似ているがゆえに、MTF曲線やピクセル等倍の機械的な画質でしか写真を見ないような人や少しの収差も許せない人にとってはE50mmはきっと「買い」ではあっても「神」ではないでしょう。しかし、僕は写真は感性で見るものだと思うので、クラシックな持ち味を現代レベルに昇華したような描写はすごくいいと思う。 G2のデジタル代替機としてNEX-7を使っている自分にとっては、個人的な思い入れも寄せられる。だから、コストパフォーマンスの高さといい、自分にとっては「神」と言ってもいいかもしれません。

(2012 12/23 補記)
この日記を書いてから、しばらく使って、このレンズに重大な欠陥があることを意識せざるを得ません。発色がかなりマゼンダ寄りです。NEX-7のWB設定からして既にマゼンダ寄りなので、条件によっては真っ赤になります(グレーの曇り空がピンクに、順光の青空が紫に、アスファルトがドドメ色に)。AWBを使わないことで許容範囲に収めることができますが、純正の組み合わせでこれはないでしょう(非純正の方が発色がニュートラル)。

>自分にとっては「神」と言ってもいいかもしれません。
これは撤回します。ただ、自分のカラーバランス感覚はかなり一般の日本人よりもクールトーンに寄っています。多分、このレンズの赤味に腹を立てている人はほとんどいないだろうということを付け加えておきます。

NEX-7のAWBについて詳しく書いた日記はこちら→【Nagano Snapshot】 白樺湖1 (NEX-7のホワイトバランスに物申す)



【ファイナルインプレッション】  

【NEX-7】 最終評価 ボディ編
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 1  SIGMA 19mm 2.8 EX DN
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 2  Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 ( SEL24F18Z )
【NEX-7】最終評価 レンズ編3  Sony E 50mm 1.8 OSS ( SEL50F18 )
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 4  Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8


【関連記事】

NEX-7 買った!【街頭スナップ実践編】
 NEX 16mm用 ウルトラワイドコンバーター
【NEX-7】真打ち登場 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 & Jena Sonnar 135 3.5
【NEX-7】 標準レンズの選択  スカイツリー・押上〜京島 実写編
発掘テッサーで一本勝負
РУБИHAP ( Rubinar / ルビナー )500mmF8 ミラーレンズ
【NEX】 HOLGAをデジタル化
【Nagano Snapshot】 蓼科1 白樺湖 (NEX-7のホワイトバランスに物申す)

おもな作例
写真(Naganao snapshot)  
写真(Street Snap)



<今回使用機材>


by hoq2 | 2012-10-29 16:22 | カメラ | Trackback | Comments(0)