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2010年 11月 25日 ( 2 )

3号戦車J型完成

AFV復帰一作目3号J型。日々少しずつ作業してようやく完成しました。
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50mm長砲身の3号は最も好きな戦車の一つ。スペースド・アーマーのないタイプのJ型がかっこいいですね。パンツァーグラウ時代(ドイツ軍車輌は43年春ごろからデュンケル・ゲルプ=ダークイエローが基準色になります)の長砲身、というのもポイントが高い。戦車をグレーで塗ってしまうというスタイリッシュさが大戦初期のドイツ軍の良いところだ。

長砲身砲装備の3号戦車J型(http://ja.wikipedia.org/wiki/III号戦車)はアフリカでは「マークIIIスペシャル」と英軍に恐れられたのですが、東部戦線では「時既に遅し」で強力なソ連戦車には敵いませんでした。そういう「空気が読めない」マイペースな感じが好きですね。僕は空気読むの大嫌いですから。

アフリカ軍団仕様も良いのですが、やはりグレーで塗りたかったのと、ジオラマの構想もあるのでキット付属のデカールで東部戦線で活躍した第24装甲師団(http://www.axishistory.com/index.php?id=1297)の車輌としました。東プロシアの第1騎兵師団を母体とする部隊なので、部隊マーク(フェンダー上の白いマーク)は馬をデザインしたものです。この523号車はスターリングラードでの写真が残されていますが、やはり過酷な運命をたどったのでしょうか(第24装甲師団はスターリングラードで包囲殲滅された第6軍に所属していたので、一度壊滅している)?

ジオラマは、スターリングラードに送られる前に、北フランスで待機していた頃のワンシーンを計画中。まだ実戦を経験していないので、チッピングなど派手なウェザリングはせず、仕上げも軽い新車感を出したかったので光沢強めの半光沢にしています。



ジオラマに登場予定のメンメン。搭乗員5人、ライカを手にするSSのPK隊員&同女性隊員、地元の民間人女性&同子供、グレート・デーン、Gレトリーバー(マーキング中)。やたら人数が多くなってしまった。
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by hoq2 | 2010-11-25 18:41 | 模型 | Trackback | Comments(0)

Dog Snapshot<5> 番犬

番犬
東京・新橋/ 2006
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 庭先につながれた番犬、というのは日本ではよく見られる光景である。僕も新聞記者時代、事件取材の「地取り」(警察の聞き込みのようなもの)でよく田舎の一軒家を回ったが、こうした犬たちに激しく吠えられたものだ。北海道に住む兄などは、営業で訪れた家の犬にズボンをズタズタにされたこともあったと聞く。

 彼ら、彼女らに求められているのは、ペットとしての従順さや愛嬌ではなく、部外者を撃退する警戒心と勇気である。以前取材した和歌山の山中に暮らす紀州犬の飼い主などは、不審者に噛み付いたことを自慢していたし、庭にいた蛇をくわえてぶん回したと満足げに話していたものだ。

 一方、都会では室内犬が一般化しているが、僕が暮らす東京の下町では、まだ「座敷犬」という日本的な言い方をする人が多い。小学生の頃に通っていた習字教室のヨーキー(ルリちゃん)が、その典型だ。そこはまさに座敷が教室になっていて、奥にどっかと座るおじいさん先生はいつもルリちゃんを抱いていた。生徒には容赦なく厳しい言葉を浴びせるのだが、その舌の根も乾かぬうちに膝の上のルリちゃんには「ル~リルリルリルリ・・・いい子いい子」と、犬なで声。僕の字は今でもとても下手だが、その教室では大人の二面性を学んだものだ。

 欧米人は鎖でつながれた日本式の番犬を見て「虐待だ」と言う。その是非はさておき、このガード下の飲み屋街に鎮座するコリーは、酔っぱらいの目くらいはごまかせるのだろうか?店が客を追っ払っては本末転倒なのだが、来客を歓迎しているようにも見えない、不思議な“番犬”である。

『WAN』2006.10月号掲載

by hoq2 | 2010-11-25 00:39 | 写真(Dog Snapshot) | Trackback | Comments(0)