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2010年 11月 18日 ( 2 )

Dog Snapshot <1>  PUNK HUNDE

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PUNK HUNDE
Theodor Heuss Platz, Berlin/2006

 ベルリンの不良はパンクである。ロンドンや東京ではとっくに流行は終わっているが、ベルリンではモヒカンやイボイボ付きの革ジャンが健在だ。そして、ベルリンのパンクにはもう一つ、欠かせない必須アイテムがある。犬である。彼らは5、6人のグループでビール瓶を片手に駅前の広場にたむろしていたり、路上で”募金活動”をしていたりする。そのかたわらには必ずと言っていいほど、犬がいる。

 本人たちや現地の人の話を総合すると、犬を連れている理由は次の4つに分けられるようだ。(1)ベストフレンドだから(2)ボディガード役(「強さ」の象徴)(3)抱いて寝ると暖かい(4)”募金活動”に役立つ(犬には通行人もやさしい)

 パンク少年たちはたいてい貧しい。廃墟などに住み、定職はない。ファンションだけでなく、生活そのものがアナーキーだ。「Love&Peaceなんてくそくらえ!」という風情である。とはいっても、やはり愛情に飢えている面もあるだろう。それを癒してくれるのが犬だとすれば、現代の人と犬の関係において、何ら特殊なものではない。

 ちなみに、犬を連れたパンクや路上生活者はベルリンでも旧東ベルリン地区に多い。チェコのプラハでも見た。逆に旧西ドイツ地域を含め、西ヨーロッパではあまり見ない。パンク・路上生活者+犬という図式は、裏の犬文化界では、東ヨーロッパ特有のものかもしれない。

『WAN』2006.6月号掲載

by hoq2 | 2010-11-18 04:22 | 写真(Dog Snapshot) | Trackback | Comments(0)

<Dog Snapshot> 掲載開始

私の写真のメインテーマの一つは、犬です。フレンチブルドッグを2匹飼っていて、昨年雑種を亡くしました。自分自身、犬なしでは生きられない種類の人間です。一方、ストリート・スナップは写真を始めた頃から親しんできたフィールド。「犬がいる路上の風景」は、まさに大好物なのです。

このカテゴリ<写真(Dog Snapshot)>は、その「犬がいる風景」のフォトエッセイです。犬雑誌『WAN』で2006年6月号から2009年5月号まで連載していました。ライフワークにしたいテーマですので、連載の再掲だけでなく、初出の新作も掲載していきたいと思います。

(WAN2008年8月号)表紙はうちの「マメ」(女子)です。
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by hoq2 | 2010-11-18 04:13 | 写真(Dog Snapshot) | Trackback | Comments(0)