【21st Century Snapshotman 】荻窪あたり CLE + ロッコール40mmというサブカメラの選択 2017 8/29


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Rollei A26 ILFORD HP5 Plus

用事ついでに荻窪界隈を歩いた。メジャーな町であるにも関わらず、駅前以外は案外知らない。この町のような平均的な住宅地は街頭スナップをするのが難しい。でも、最近はなんてことない田舎町とか郊外住宅地も撮れるようになったので、東京23区内など大都会もいいところだ。何も臆することはない。

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Canon A1 FD 55mm F1.2 S.S.C ILFORD HP5 Plus

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Minolta CLE M-Rokkor 40mm F2 ILFORD HP5 Plus

今の僕の白黒フィルム街頭スナップの標準的な装備は、一眼レフかレンジファインダー機2台にレンズ2〜5本だ。これに、ポケットカメラのRolleiA26を加えることが多い。今はなきインスタマチックという規格のカメラで、35mm判で「ましかく写真」が撮れる。ただし、本来はとうに生産中止になったカートリッジ式の126フィルムを使うので、これで写真を撮るには126のカートリッジに135フィルムを詰め替えなければならない。そうすると、この記事の冒頭の写真のように、上のパーフォレーションが写真に被ることになる。正方形のフォーマットとそのパーフォレーションが、時間の流れと一期一会の瞬間を感じさせる。それを利用して、たとえば下のリンクのように、一連の135フォーマットの写真に混ぜてアクセントとして使っている。



今回の撮影ではメインを一眼レフのキャノンA-1、2台目のサブカメラにミノルタCLEを使った。CLEはライカMマウントの往年の国産レンジファインダー機で、M型ライカよりさらに一回り小さく、絞り優先AEが使えるのが最大の特徴だ。街頭スナップは、特に通行人が多い都市部では出会い頭のシーンに即応してシャッターを切れるかどうかが勝負になる。そのため、僕は即応力が高い35mmか50mmレンズをつけた絞り優先AE機をサブに持つ。35mmと50mmの間の40mmというサブ機にうってつけの純正標準レンズを備えたCLEは、僕が考えるサブ機にはうってつけというわけだ。一眼レフとレンジファインダーの組み合わせも、若い頃はコンタックスRTSとG2を街頭スナップのメインにいていたので、全く違和感はない。

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Canon A1 NFD 80-200 F4 ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 FD 55mm F1.2 S.S.C ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 NFD 80-200 F4 ILFORD HP5 Plus

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Minolta CLE M-Rokkor 40mm F2 ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 FD 55mm F1.2 S.S.C ILFORD HP5 Plus

まあ、今回は意図したようなシャッターチャンス優先のシーンにはあまり出会えず、40mmレンズ付のAE機をサブに持った意味は薄かったかもしれない。ただ、いつ何が来ても撮れるぞという安心感があるのはいいことだ。

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Minolta CLE M-Rokkor 40mm F2 ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 NFD 28mm F2.8 ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 NFD 28mm F2.8 ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 FD 55mm F1.2 S.S.C ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 NFD 28mm F2.8 ILFORD HP5 Plus

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Minolta CLE M-Rokkor 40mm F2 ILFORD HP5 Plus

「真実」が目の前の「現実」とは異なるとすれば、写真は確かに真実の写像なのかもしれない。荻窪のような日常的で等身大な町には、「現実」に寄った光景が広がる。その現実的世界からいかに自分の目を通すことで変化した異世界を切り取るか。それが街頭スナップの極意だと僕は思っている。究極的に目指す所は、その異世界が真実を指し示すことである。写真を生業するにつれ、この信念を忘れかけていたかもしれない。もっと意識して異世界への扉を開かねばと思う。

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Canon A1 NFD 80-200 F4 ILFORD HP5 Plus

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Minolta CLE M-Rokkor 40mm F2 ILFORD HP5 Plus

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Minolta CLE M-Rokkor 40mm F2 ILFORD HP5 Plus

自分で書いておいて何だが、「異世界への扉を開く」というのは誤解を招く表現だ。その言葉のイメージ通りに、奇をてらったり派手でケレン味のある写真を志向しているわけではない。そういう表現は、強い表現ではあるかもしれないが、現実を真実に近づける作用はないと思う。かえって物事の表面をなぞっているだけではないか。被写体に淡々と正対するくらいの方が、現実の向こう側が見えやすいと僕は確信している。

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Canon A1 NFD 28mm F2.8 ILFORD HP5 Plus

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Minolta CLE M-Rokkor 40mm F2 ILFORD HP5 Plus




第2回プラチナブロガーコンテスト

   

by hoq2 | 2018-01-07 13:32 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

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