人気ブログランキング |

【21st Century Snapshotman 】せめぎ合うブランド力 丸の内ー浜松町 (2017 5/23)


c0035245_18484036.jpg


もちろん、僕は高級ブランド品とは縁がないのであるが、嫉妬心を燃やして「ブランド品なんてボッタクリだ」とまでは言わない。良い物は高い、高いものはおいそれと買えないという当たり前の事実を淡々と受け入れるのみである。

そして、本当にいつの間にかという感じで、丸の内は、スーダラなサラリーマンの街から高級ブランド街に様変わりしたようである。なんだかニューヨークの5番街のような感じがするのである(NYには子供の頃に旅行で1、2泊しただけなので実際のところは全然分からないのだが・・・)。そして、この日は僕がかろうじて持っている5番街のニオイがするブランドレンズ(ズミクロン50mmF2/組み込みフードの非アスフェリカル最終型、ズミルックス35mmF1.4/2nd + 非高級ブランドのカラースコパー21mmF4)を持参して上京していたので、高級な街を高級な描写で切ってやろうと思い、丸の内を歩いてみた。

c0035245_19045579.jpg


c0035245_19063618.jpg


c0035245_20432519.jpg


c0035245_20445946.jpg


c0035245_20460326.jpg


ファッションブランドには疎いのだけど、ブランド品といっても色々あるというのは分かる。カメラ・レンズの場合でも、金額的にも性能(先進的ではないのだが、一流の性能と言うべきか)的にも現行のライカレンズやデジタルボディは一部の選ばれた金持ちか、才能と運を兼ね備えたトップレベルのカメラマンしか持てないものだ。といっても、単に金額の問題で言えば、現行ライカでシステムを組んでも車を持つことと引き換え程度である。それを考えれば全くの夢物語とは言えない。しかし、一般庶民の優先順位に生活必需品としての車は上がってきても、明らかに贅沢品である現行ライカは上がってこないだろう。かつては「ポルシェに乗ってボロアパートに住む」を地で行ったことがある僕でさえ、今のところはライカのデジタルボディや現行レンズには手を出せない。色々な意味で分不相応なのである。

だから、僕が今回「ブランド品」だと言って使っているのも、2世代ほど古いライカの標準レンズ(ズミクロン)と、50年も前の設計の大口径広角レンズ(ズミルックス)で、庶民でも少し頑張れば手にできるものである(しかも僕の場合はズミルックスは借り物)。それでも、やはりズミクロンは、カジュアルな流行に媚びない孤高な絶対的なシャープさがあるし、ズミルックスは名写真家たちが築いてきた「伝説」という強いブランド力に支えられた理屈ではない高級感を漂わす。現行品のカラースコパーは、フォクトレンダーという往年のブランドを長野県の小さなメーカーが引き継いで作っている誠実な製品だ。こういう良心的な国産品もまた、ブランド品の一つに数えてもいいかもしれない。

ボディは、ソニーのα7IIである。これに前述のフォクトレンダー製のマウントアダプターを噛ましてライカMマウント化して使っている。僕はこれを「プアマンズ・ライカ」と呼んでいる。なにやらニセブランド品の様相もあるのだが、このプアマンズ・ライカは、機能的、写り的に本家に負けず劣らだと本家を知らない僕は勝手に思っている。





c0035245_21085369.jpg


c0035245_21101113.jpg


c0035245_21113588.jpg


c0035245_21125760.jpg


c0035245_21141030.jpg


c0035245_21160898.jpg


c0035245_21172866.jpg


c0035245_21191357.jpg


c0035245_21204451.jpg


c0035245_21213403.jpg


c0035245_21235095.jpg


c0035245_21242783.jpg


真っ直ぐ日比谷に出て、新橋方面へ向かう。日比谷シャンテあたりから先の山手線沿いは昔からそう変わっていないエリアだ。

c0035245_21270226.jpg


c0035245_21282504.jpg


c0035245_21291932.jpg


c0035245_22442697.jpg


c0035245_21324103.jpg


c0035245_21340309.jpg


そして、新橋を経て芝の小さな祠がある児童公園で夕方のチャイムを聞いて撮影終了。なんだかんだ言って、東京の中心部は「昭和」はもちろんだが、「江戸」というブランドすらも見え隠れする、厚みのある都市だと思う。21世紀になって、若い頃暮らしていた東京とはすっかり変わってしまって寂しい思いをしながらも尚、定期的に撮り続ける理由はそのへんにあるのだと思う。

c0035245_21380440.jpg


c0035245_21385645.jpg


c0035245_21394945.jpg


c0035245_21403194.jpg


c0035245_21423798.jpg


c0035245_21432071.jpg


c0035245_21440774.jpg


【使用機材】

Sony α7II
Voigtländer VM-E Closefocus adapter
Voigtländer Color Skopar 21mm F4
Leitz Summilux 35mm F1.4
Leica Summicron 50mm F2


     

by hoq2 | 2017-07-11 22:06 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : https://hoq2.exblog.jp/tb/26806951
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。