人気ブログランキング |

【Nagano Snapshot】 塩尻・洗馬宿 (α7Ⅱ習作2)

 2011年夏より、長野県・蓼科の別荘地に定住している。土地への理解がゆっくりと深まるにつれ、愛着も湧いてきた。そして、いつしかカメラを手に町に出て、写真を撮るようになった。長年撮っている東京とはずいぶん勝手が違うようにも感じられ、しかし、同時に集中的に通ったベルリンとすら、同じような写真を撮っているようにも思う。
  「そこも、ここも、そことここの間も皆同じ」ーーー。そういう信念があるから、これは長野の町のガイドブック的な紹介ではない。どこにでもあるような物体、通り、風景は、どこにいても気になる。だが、写真というものは撮り手の意志とは関係なく、「記録」し続ける側面もある。だから、いつかこれらの写真がたまったら、何かしらの形でまとめて発表したいと願っている。それがもしかして、50年、100年経って、21世紀初めの「地方」というものの、異端の記録になるかもしれないと夢想する。


このシリーズを、以前HP上で公開した【Tokyo Snapshot】、そして、それをベルリンの写真と合わせて発表した写真集『Berlin+Tokyo』の続編的な位置づけで、【Nagano Snapshot】と名付けました。本ブログでは、内容を絞ってまとめる前段階として、撮影日順にあまり点数を絞らずにアップしていきます。将来のための私的な忘備録代わりという側面もあります。

初めての町を歩くことも、何度も同じ町を歩くこともあります。


※ 各画像はクリックで拡大します( Mac・PC )

c0035245_0251895.jpg

α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

約1年ぶりのNagano Snapshotである。長い冬が明けたのが一つ。そして、僕は決して機材オタクではないのだが、やはり新しいカメラを手にすると写欲が湧く。満を持してα7Ⅱ を導入してから初めての街頭スナップに出た。これを書いている3月19日時点で信州もだいぶ春めいてきたが、5日前のこの日は前夜に積雪があった。それでも、昼前にはだいぶ空気も緩んで春到来の予感である。

歩いたのは、最近ローカル駅周辺が気になるということで、塩尻市の外れにある中央本線・洗馬駅周辺である。中山道沿いのこのあたりに多い宿場町の一つだが、観光地というには程遠い静かな村だ。詳しくは下の看板を見て欲しい。

c0035245_0444129.jpg

c0035245_045347.jpg


ところで、ほとんどの人が「洗馬」を「せんば」と読んだのではないだろうか。少なくとも僕は、駅の看板を見てたまげた。

c0035245_049538.jpg


長野県の地名の読みは、本当によく訛っている。読みが訛っているというのも変だが、絶対に東京人が一発目に読む読み方とは微妙に違っている。例えば「岩村田」は「いわむらだ」だし、じゃあ濁点がつく傾向にあるのかと思えば「柏原」が「かしわはら」だったりする。「新井上」が「しんいのうえ」じゃなくて「あらいうえ」ってなこともある。

ただし、本当は訛っているというよりも、わざとではないかと僕は疑っている。忍者の符丁ではないが、地元の人間しか知り得ないトリッキーな読みにして、よそ者を見分ける材料にしているのではないか。そういう八つ墓村的恐ろしさを感じるのである。その証拠にトリックを仕掛けてきているのは、集落単位の地名など超ローカルな地名が多く、「松本」「長野」「軽井沢」などの全国区の知名度がある土地は普通の読みである。

さて、今回のお供のメインは、α7購入を機会に物置から発掘したMFのタムロン名玉、90mm2.5(52BB)である。この時点で唯一装着できた単焦点標準レンズとしてチノンの55mm1.7、そして念のため135mm(Carl Zeiss Jena)も持参した(僕は街頭スナップはMF派である)。サブボディはこれまで愛用してきたNEX-7、レンズは純正Zeissの24mmシグマの19mm(共にAPS-C)で、広角はNEX-7に任せる形だ。

そして、ガイド役として、フレンチ・ブルドッグのマメに同行してもらった。

c0035245_164232.jpg


では、ぼちぼちこの日切り取った獲物をお見せしましょう。それにしても、α7Ⅱはこれらジャンク系のレンズをつけても色転びなどの破綻のない、名母艦である。対してNEX-7は良いカメラなのだが、純正レンズでもマゼンタ被りがひどく、後処理でのカラーバランス調整が必須である。α7Ⅱでは、このあたりは見事に改善されている。聞く所によると、ソニーのカメラ部門はユーザーの苦情に積極的に反応して改善しているようだ。そのあたりは既存カメラメーカーのC社やN社よりも現代的な姿勢と言え、非常に好感が持てる。もしかして、このブログのこういう記事こういう記事も見ているかも、と思わせてくれるものが最近のαにはある。

c0035245_111767.jpg

         NEX-7 SIGMA19mm F2.8

c0035245_1133061.jpg

 NEX-7 SIGMA19mm F2.8

c0035245_1265131.jpg

α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_1291247.jpg

         α7Ⅱ Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm F3.5

c0035245_1314631.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_1345250.jpg

α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

オヤ?激渋の神社を発見。何やら“業”がありそうな湿った雰囲気が漂う。

c0035245_1363448.jpg

          α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_1403028.jpg

          α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_1473168.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_1451457.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_1511578.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_1512530.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_1523225.jpg

α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_153582.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_1554884.jpg

          α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

神社を出て村に戻る。冬の凍てつきが微妙に溶け始めてきた。

c0035245_201272.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_22035.jpg

         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_244989.jpg

         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_255091.jpg

α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_2102179.jpg

         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_2113492.jpg

         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_211591.jpg

NEX-7 Carl Zeiss Sonnar 24mm F1.8

c0035245_2141276.jpg

         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_215329.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_21658100.jpg

         α7Ⅱ Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm F3.5

c0035245_2184674.jpg

         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_2195878.jpg

α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

85mmや90mmの中望遠レンズは、よくポートレートレンズなどと言われるが、街頭スナップでも使いやすい画角だ。特に「的が遠い」田舎では、標準レンズ的に使える。さらにマクロであれば、物体のディティールや花なんかも撮れて、とてもいいのである。

c0035245_2223594.jpg

         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_2233247.jpg

         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_2242092.jpg

         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_2253028.jpg

α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_2264381.jpg

         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_229495.jpg

         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

c0035245_2334321.jpg

 α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_2352554.jpg

 α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_2355756.jpg

 α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

c0035245_2365578.jpg

 α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

そして、我がフィアット・パンダが待つ「せば」駅に帰還

c0035245_2381862.jpg


帰路の車でさすがのマメも熟睡であった。

c0035245_240767.jpg


c0035245_2402620.jpg


【今回使用機材】

    

・AUTO CHINON 55mm F1.7 (M42マウント)
・TAMRON SP 90mm F2.5 (アダプトール2/オリンパスOM)
・Carl Zeiss Jena 135mm F3.5 (M42マウント)

 
トラックバックURL : https://hoq2.exblog.jp/tb/23713062
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by hoq2 | 2015-03-19 12:17 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

(フォトジャーナリスト・内村コースケ)写真と犬を愛するフォトジャーナリストによる写真と犬の話。写真は真実の写し鏡ではなく、写像である。だからこそ面白い。


by hoq2
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31