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【NEX-7】 標準レンズの選択  スカイツリー・押上〜京島 実写編

NEX-7が来てから、昔のように個人的なストリートスナップを日常的に撮るようになった。仕事で使わなくなった1DMK3や、かつてスナップ機として使っていたContax G2を売ったりして単焦点レンズも揃えた。街頭スナップは基本単焦点派だが、5DMK3との2台使い、またはNEX-7単体でも必要な画角はほとんどカバーできている。

以下、使用単焦点レンズのリスト。16mm&12mmワイコンはNEX-3と一緒に妻に譲ったので、カウントしない。新規購入分の純正以外はすべて、1万円台でなおかつ「よく写る」高コストパフォーマンスレンズで揃えた。

【NEX(Sony Eマウント)レンズ】 ★は純正対応のAFレンズ  ●はマウントアダプター使用のMFレンズ
★ SIGMA19mm2.8 ≒ 28mm
★ Carl Zeiss Sonnar 24mm1.8 ≒ 35mm
★ Sony 50mm1.8 OSS ≒ 75mm
● Contax Sonnar G90mm 2.8 ≒ 135mm

【EOS(canon EFマウント)レンズ】
● Carl Zeiss Jena Flektogon 20mm2.8
★ Carl Zeiss Planar 50mm1.4 ZE (MF)
★ Canon EF 85mm 1.8
● Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm3.5 (NEXと共用 ≒ 200mm)

このほかに、茅野市専用CHINONレンズ群がある。これで十分なのだけど、NEX用の標準レンズがないのが画竜点睛に欠くと思っていた(CHINON35mm2.8はあるが、マイルールで茅野から持ち出し厳禁。写り、スペックも標準レンズとして使うにはクセが強すぎる)。35mm判から写真に入っていると、APS-Cの画角というのは悩ましい要素。1.5倍して35mm判換算する考え方と、「フルサイズがトリミングされるだけなのだから50mmは50mmだ」という考え方がある。僕はどっちかというと後者なのだが、Sony 50mm1.8 OSSを標準レンズ的に使うのはやはりタイトすぎるという実用上の実感も強い。

換算50mmは35mm前後だが、その焦点距離に純正とシグマの30mmマクロしかないというEマウントのラインナップはあり得ない。そして、やっとやっと今日、35mm1.8 OSS(SEL35F18)が標準レンズとして発売された。実勢価格は4万円程度。そして、Zeissが来年夏以降の見込みでEマウントの32mmと12mmをほぼ正式発表している。うーん。

ツァイスを待ってもいいけど高いしなあ、かと言ってソニーの純正はなあ、もっと安ければなあ、と悩んだ末・・・

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こいつに決定。NEXで評価できるのはやはりミノルタ的な部分で、不満点はソニーがカメラ慣れしていないゆえの要素に集中している。それもあってのロッコール。35mmを標準50mmとして捉えるのなら、明るいレンズがいい。当然、今まで使った中で一番好きだったContax Distagon 35mm1.4、これが描写的には理想。でも高すぎる、でかい、重い。昔持っていたニコンAi-sの35mm1.4もいいレンズだったけど、今だ現行品なだけに、これも中古でも結構高い。

そんな中でマウント指標の赤ポッチがないというだけでなかなか良さそうなロッコール35/1.8が出ていたのでゲットした。

【MC W ROKKOR HH 35mm 1.8】
後期型のMDタイプよりも大振りな、1970年代のレンズ。日本が一番栄えていた時代の体現者。ミノルタのレンズはまったく初めてだけど、70年代への信頼が現行Brand newを脇へ追いやりました。これより古いレンズの「味」を好む人、逆にAF・ブレ補正・21世紀級のキレなどの現代テクノロジーを優先する人が多いと思うけど、「味」と「現代的描写」の狭間の分かりにくーいところで落としたい僕には、これがNEX-7の標準レンズとしてはベストのような気がします。それに、NEX-7の真髄はMFレンズを使用した時に発揮されるということが、分かってきたところだ。

これら「そんな気がする」ところを確認するため、少し時間が出来たのでスカイツリー方面へ実写。「こういうセットを組みたかった」のパターンAで、東京の仕事場から近いのに、タワー完成後行ったことがなかった町へ。かわいい旧ミノルタロゴ付きフードをつけて行きました。

・NEX-7 + MC ROKKOR HH 35mm1.8 + Sony 50mm1.8 OSS + CZ Sonnar G90mm2.8
・EOS 5D MK3 + EF 16-35 2.8L

そう、単焦点派を半分崩すけれど、5D3を広角ズームで固定するという、実は一番現実的な布陣。それにはNEX用の標準が必要だったのです。撮影地も広角ズームが最も適した「タワーの町」を選びました。結果的に4本すべて別メーカー・別マウントのレンズになりましたが、目論見の結果は・・・

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         EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF4 ISO400

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF2.8 ISO400

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         EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400 露出補正+1.0

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         NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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NEX-7 Contax Sonnar G90mm2.8 絞り優先オート ISO100 露出補正-1.0

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         EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF11 ISO100

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NEX-7 Contax Sonnar G90mm2.8 絞り優先オート ISO100 露出補正+0.7

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         NEX-7 Contax Sonnar G90mm2.8 絞り優先オート ISO100 露出補正-1.3

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO200

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO200 露出補正-0.7

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         EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO200 露出補正+0.7


これ以上誰でも撮る写真を撮ってもしょうがない。タワーはそこそこに、既存の押上の町へ。

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400 露出補正+0.7

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400 露出補正-0.7

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         NEX-7 Contax Sonnar G90mm2.8 絞り優先オート ISO400

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400

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NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F4 ISO400 露出補正-1.7

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NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F4 ISO400 露出補正-0.7

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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NEX-7 Contax Sonnar G90mm2.8 絞り優先オート ISO400 露出補正-0.7

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         NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO100 露出補正-0.7

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO100 露出補正+0.3

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO100 露出補正-1.3

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         NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400 露出補正-1.0

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO200 露出補正-0.7

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         EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F4 ISO400 露出補正-0.7

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NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO100

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400

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NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F8 ISO400

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF5.6 ISO400

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400

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         NEX-7 Contax Sonnar G90mm2.8 絞り優先オート ISO400

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NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400 露出補正+0.7

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         NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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         NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F8 ISO400 露出補正-0.7

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         NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400 露出補正+0.3

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         NEX-7 Contax Sonnar G90mm2.8 絞り優先オート ISO400 露出補正-1.7

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NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400 露出補正-0.3

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         NEX-7 Minolta MC Rokkor 35mm1.8 絞り優先オート ISO400 露出補正+1.3

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EOS 5D MK3 Canon EF16-35 2.8L 絞り優先オートF8 ISO400


ロッコール、いいんじゃないでしょうか。まず、かなりシャープなレンズです。また、現代の「どの条件でも安心」とは違うけれど、「開放から安心して使える」というレンズですね。やや大ぶりなサイズも自分にとっては全然許容範囲内。

描写はもっと細くてあっさりしてるのかな、と思っていたけど、先鋭的なツァイス、繊細なキャノン、厚みのあるニコンとの比較ではそれらの中間からややニコン寄りな印象。多分、素性的な色味はクールトーン寄りなので好みです。それがNEX-7というボディの特性である鮮やかな仕上がりと暖色寄りのAWB設定が加わってちょうどよくニュートラルになっている。ソニーの純正レンズのような嫌なマゼンダ被りは一切出ませんでした。
ミノルタはライカ用のレンズも作っていたので、Rレンズあたりの個性とも似ているのでしょうか?「ライカには触れちゃいけない」を通しているので分かりませんが。

そして、これはおそらく「厚い」イメージのコーティングの効果なんでしょうが、大口径オールドレンズとしては逆光に強く、また、それが素の「あっさり」に「こってり」の要素を加味してニコンとも違う独特な厚みを生んでいるような気がします。ロッコールの名称は神戸の六甲山から取ったそうですが(ミノルタは大阪企業)、関西では常識の中華調味料味覇(ウェイパー)みたいなコーティングなのかもしれませんね。調べたら、アクロマチックコーティングと言うらしいけど、ちょっとニヤけてしまう名称でそれもいい。

ともかく、自分にとっては純正のSEL35mmよりも、こっちがNEX-7の標準レンズの正解。それは少なくとも、今回の撮影だけで確信できました。


【ファイナルインプレッション】  

【NEX-7】 最終評価 ボディ編
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 1  SIGMA 19mm 2.8 EX DN
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 2  Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 ( SEL24F18Z )
【NEX-7】最終評価 レンズ編3  Sony E 50mm 1.8 OSS ( SEL50F18 )
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 4  Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8

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おもな作例
写真(Naganao snapshot)  
写真(Street Snap)


<今回使用機材>

  

 

 

by hoq2 | 2012-12-08 02:37 | カメラ | Trackback | Comments(0)

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