アイメイトサポートカレンダー2013 販売開始!
2012年 10月 16日
<アイメイトサポートカレンダー>の2013年版が発売されました。
収益を全額盲導犬育成団体の「アイメイト協会」に寄付するチャリティグッズです。2009年秋発売の2010年版より、毎年アイメイト協会を支援するボランティア団体「アイメイト後援会」が発行しています。2010年版、2011年版、2012年版に引き続き写真とディレクションを担当させていただきました。
これまでにカレンダーをご購入いただいた皆様のボランティア精神に感謝致します。
今年の表紙は、高原の別荘地の繁殖奉仕家庭で生まれた赤ちゃんたちと母犬です。アイメイト候補犬は、母犬を預かる「繁殖奉仕家庭」で生まれ、生後2カ月までそこで育ちます。薪ストーブの前でとトロトロになって寝ている親子の幸せな瞬間を切り取りました。
個人的に気に入っているのは1月の写真でしょうか。シニアの不適格犬(さまざまな理由でアイメイトにならなかった候補犬)が雪の中を走ってくる写真です。老いてもなお元気な姿、キラキラとした表情が良いです。子犬も現役のアイメイトも好きですが、僕は老犬の持つホッとするような雰囲気が特に好きです。いつか余裕ができたらリタイア犬(アイメイトを引退した犬)奉仕をしたいなあと思っています。
アイメイト協会の活動の本質は「人間教育」にあります。言い換えれば、視覚障害者の自立を支援することが目的である以上、犬が「かわいい」「けなげだ」という視点のみでアイメイトを語ることは本末転倒です。もちろん、創設者の塩屋賢一さんの「視覚障害者には情熱を、犬には愛情を」という言葉が表すように、僕は他のどの団体よりも犬に対して愛情を持って接しているのがアイメイト協会であり、協会出身の使用者だと思っています。ですが、その一方で一部の団体やマスコミが常套とする「犬」だけを全面に押し出したPR手段には首をかしげます。そして、この9月、11月のような「人」が主役の写真にこそ、<アイメイトサポートカレンダー>独自の視点があると自負しています。
また、収益による寄付金集めだけでなく、アイメイトの啓発もカレンダーの大きな役目です。アイメイトの「誕生」「成長」「現役」「リタイア」の各ライフステージを掲載写真から感覚的に理解していただければ幸いです。また、例年さまざまな角度からアイメイトの歴史や関わる人たちの活動を紹介した特集ページを見開きで設けています。2013年版はアイメイト後援会の活動紹介になっています。
カレンダーの価格は1000円です。アイメイトサポートグッズ・オンラインショップのほか、email、電話にて注文を受け付けています。詳細はこちらをごらんください。
今後とも、アイメイトへのご支援をよろしくお願い致します。新たに興味を持たれた方につきましても、ぜひアイメイト協会の深い哲学と理念をご理解いただき、グッズ購入等でご協力いただければと思います。
オンラインショップにはほかにもステキなアイテムがたくさんあります。ご覧いただければ幸いです。