人気ブログランキング | 話題のタグを見る

渓流釣り解禁

渓流釣り解禁_c0035245_2212642.jpg


長野県の諏訪湖水系は2/16日に渓流釣りが解禁されました。解禁日に雪深い中を釣行しましたが、全く反応なし。流れの一部が凍っていたくらいなので、当然ですね。お魚さんも眠ってます。

3月に入ってから最高気温がプラスになる日が続くようになると、ポツポツと釣果が聞こえてきました。そこで、うちの前の渓流よりも標高の低い所を流れる沢の中流へ。まだ残雪があるような所ですが、源流の天然魚域である近くの沢と違って、放流域なので少しは釣れるはず。

渓流釣りは昨シーズンの夏に始めたばかりで、初心者です。うちの近くの源流域でのチョウチン釣りしかしたことがないので、短い竿しかありません。かといって長い本流竿を買うのはまだ早い。とりあえず川幅がそれほど広くない中流で立ち込みでカバーできるように安物のウェーダーを用意しました。

さて、その新フィールドに挑んだ初日はさんざんな目に。初アタリはすぐにあったものの、中々フックできない。活性が低い時はしばらく食わせないといけないということは頭では分かっているが、久しぶりのアタリにドキドキしてうまくいかない。3回目のアタリでようやくギリギリキープサイズのアマゴをゲットしました。エサはミミズ。蓼科ではどうもこれが一番安定して釣れる感じがする。昨シーズンの後半からミミズ専門です。

渓流釣り解禁_c0035245_22274377.jpg


その後釣り上がっていくもアタリなし。スタート地点近くの気になる淵に戻って粘ることにした。すると、銀色に光る魚影が水中にユラーっと現われ、コツコツブルっと大きなアタリ。なんとか寄せると40cmはあったかなあ、大きなニジマスでした。しかし・・・
タモを出して取り込もうとした瞬間、パシャッと外れてしまった。緩い流れにプカプカ浮かぶ大ニジマス。反射的に手でつかもうと川に飛び込んでました。その間コンマ何秒の世界。もちろん、手づかみできるはずもなく、ずぶ濡れで呆然としてると、あれっ?手に持っていたタモがない。ダイワのけっこういいやつだったのに・・・。こうして僕は、大ニジマスとタモをいっぺんに失ったのです。

次の釣行も、リベンジで同じポイントへ。何日もあの悔しさが頭を離れなかったですからね。下手くそな自分が悪いのですが・・・。まず、大物は絶対に宙に浮かせてはいけない。あのニジマスもタモに入れる直前に一瞬水面上にぶら下げてしまい、外れたのです。フックが甘かったのも問題だ。
同じ過ちを繰り返さないように言い聞かせながら何投かすると、また同じようなアタリが。あのニジマスと同じではないだろうけど、今度も大きい。寄せる、寄せる、寄せ・・・、外れたあ!またフックが甘い。もっと食わせなければ・・・。その後、アタリはありませんでした。

渓流釣り解禁_c0035245_22533974.jpg


翌日。あいつを絶対釣ってやると、夕方には東京に行かなければならない朝に、そのポイントに一点集中で再チャレンジ。新タモも用意、今度はワイヤーで体と結び、落としても流されないように万全の体制で挑む。1投目。すぐにアタリ!しかし、また寄せる途中で外れる。うーん、源流仕様のままの仕掛けが悪いのか。ガン玉を大きめの4Bに変え、ハリスを教科書通り長めに変える。そして、30分くらい粘ったでしょうか。釣れました!今度は取り込みもバッチリ。35cmのニジマス。目印が動いた直後に軽く合わせてからシツコイくらい食わせ、慎重に寄せました。鼻の頭の擦り傷が戦いの跡を物語るこのニジマスは、間違いなく前日のあいつです。

ところで、蓼科の川でニジマスが釣れることはこれまで、ほとんどありませんでした。天然魚はイワナとヤマメ。アマゴは放流魚とその子孫です。今年は例外的に「釣果の少ないシーズン前半も楽しんでもらうため」例年通りアマゴの成魚に加え、60cm級を含むニジマスも放流したとか。成魚放流やもともとその川に棲んでいない魚種を放流することに批判的な意見もあります。もちろん、それを釣って楽しんでいる自分に意見する資格はありませんが、ホームの源流で鮮やかなオレンジの腹をした天然イワナやエレガントなヤマメたちに早く会いたいとも思うのです。

渓流釣り解禁_c0035245_231493.jpg

by hoq2 | 2012-03-04 23:01 | 日記

(フォトジャーナリスト・内村コースケ)写真と犬を愛するフォトジャーナリストによる写真と犬の話。写真は真実の写し鏡ではなく、写像である。だからこそ面白い。


by hoq2
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31