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Dog Snapshot <1>  PUNK HUNDE

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PUNK HUNDE
Theodor Heuss Platz, Berlin/2006

 ベルリンの不良はパンクである。ロンドンや東京ではとっくに流行は終わっているが、ベルリンではモヒカンやイボイボ付きの革ジャンが健在だ。そして、ベルリンのパンクにはもう一つ、欠かせない必須アイテムがある。犬である。彼らは5、6人のグループでビール瓶を片手に駅前の広場にたむろしていたり、路上で”募金活動”をしていたりする。そのかたわらには必ずと言っていいほど、犬がいる。

 本人たちや現地の人の話を総合すると、犬を連れている理由は次の4つに分けられるようだ。(1)ベストフレンドだから(2)ボディガード役(「強さ」の象徴)(3)抱いて寝ると暖かい(4)”募金活動”に役立つ(犬には通行人もやさしい)

 パンク少年たちはたいてい貧しい。廃墟などに住み、定職はない。ファンションだけでなく、生活そのものがアナーキーだ。「Love&Peaceなんてくそくらえ!」という風情である。とはいっても、やはり愛情に飢えている面もあるだろう。それを癒してくれるのが犬だとすれば、現代の人と犬の関係において、何ら特殊なものではない。

 ちなみに、犬を連れたパンクや路上生活者はベルリンでも旧東ベルリン地区に多い。チェコのプラハでも見た。逆に旧西ドイツ地域を含め、西ヨーロッパではあまり見ない。パンク・路上生活者+犬という図式は、裏の犬文化界では、東ヨーロッパ特有のものかもしれない。

『WAN』2006.6月号掲載
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by hoq2 | 2010-11-18 04:22 | 写真(Dog Snapshot) | Trackback | Comments(0)

(フォトジャーナリスト・内村コースケ)写真と犬を愛するフォトジャーナリストによる写真と犬の話。写真は真実の写し鏡ではなく、写像である。だからこそ面白い。


by hoq2
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