【21st Century Snapshot man】北品川 アトムレンズの彷徨 2018.2.21


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


このブログでも何度か書いているように、国内外をあちこち引っ越している僕には故郷がないけれど、小学校を卒業した東京・品川区は数少ない地元と言える土地だ。好きなのは下町なのだが、なんというか、等身大の自分にしっくり来るエリアは、品川区・大田区・目黒区(東寄り)あたりの下町でも山の手でもない中庸なエリアである。

小学校の後半を過ごした町そのものは、品川区の西の端の武蔵小山だ。そこから海外へ引っ越した。そして、帰国してすぐの頃と、サラリーマン時代の一時期には品川駅(駅そのものは港区にある)周辺にも縁があった。今回歩いたのは、その品川駅の港南口から南に下った北品川あたり。埋め立てで海は少し離れてしまったが、今も江戸時代の漁師町や宿場町の雰囲気が残る雰囲気の良い街歩きスポットである。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


今回の機材の方の主役は、年明けに広尾あたりを歩いた時と同じく、放射能を発する危険なレンズたち。放射性物質を含んだトリウムガラスを使った「アトムレンズ」と言われる2本だ。アトムレンズをテーマにしたグループ展に出品するにあたって、まだ候補作が足りないという思いがあったので、所有するレンズのうち、該当するオリンパスOMのズイコー50mm1.4(初期型のモノコートバージョン)、キャノンFDの35mmF2(初期型凹レンズバージョン)を中心に撮った。ただ、グループ展のための目的撮りになってはつまらないので、非アトムのズイコー21mm、NFD28mm、NFD135mmも使った。



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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


小学校の同級生の奥さんが北品川出身で、去年、6月の品川神社の例祭の時期の街歩きを勧められたのだが、果たせなかった。今回は品川宿あたりの予習をする機会にもなったので、今度はこの町のハレの姿も撮ってみたいな、と思う。

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Canon A1 NFD 28mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


街歩きをしていると、必ずその日のハイライトとなるスポットや風物に出会う。今回は山手通りと目黒川の間にある荏原神社であった。釣り竿を持った恵比寿様がいるかつての漁師町らしい神社で、ちょうど境内の梅がきれいに咲いていた。一種のパワースポット的な面もあるのだろうが、僕はたいてい、こういう場所にたどり着くと「ああ、今日も街歩きをして良かったな」と安心して、あとの撮影は惰性な感じになってしまう。逆に、なかなかこれといったポイントにたどり着かないと、撮影に一区切りつけられない。



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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


荏原神社から、惰性でもうちょっと先に進んでみる。

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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


自分が品川区で過ごした少年時代は、プラモデルとかモデルガンに夢中だった。ガンプラブームに直撃したというのもあるけど、この地域が町工場が多いモノづくりの街なのも影響していると思う。自動車とかの大きなものではなく、ネジとかテレビのチャンネルとか、そういうプラモデルやラジコン的な小さくて精密なモノづくりが、周りにあふれていた。僕はノスタルジーを嗅覚で感じるタチなのだけど、町工場の焼けた金属の臭いとか機械油の臭い、ラッカー塗料の臭いなんかを嗅ぐと安心する。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


今回は最初のハイライトスポットで満足せずに少し足を伸ばした甲斐があった。第二のハイライトスポットを発見。鯨塚がある利田神社とその裏の小さな船着き場だ。ビルの谷間に江戸時代の漁港の雰囲気が感じられる品川らしい場所だ。

境内の看板に書かれた鯨塚の由来は次のようなものだ。「江戸時代に品川の海岸に現われた大きな鯨が江戸中の話題になり、最後には捕獲されて浜離宮に運ばれ、将軍家斉に上覧された後に解体された。その供養のためにこの地に立てられたの鯨塚である」。ここに来たのは初めてだと思うが、どこかで聞いた話だ。小学校の社会の教材の「私たちの品川」に書いてあったような気がするが、定かではない。

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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-S 50mm F1.4


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Olympus OM4 G.Zuiko Auto-W 21mm F3.5


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Canon A1 FD 35mm F2 (concave)


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Canon A1 NFD 135mm F2.8


「アトム展」には、結局この日の撮影分から2枚出展した。アトムレンズだからそうなのかは分からないが、ズイコー50mmもFD35mmも、シャープなのに階調が豊かなレンズだ。本当はマウントをもっと整理したいのだけど、こういうレンズがあるとOMもFDも残さざる得ないので困る。

Paperpool『アトムの子供たち』出品作



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# by hoq2 | 2018-05-17 23:53 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】 上田 東信の中心都市を歩く 2018 1/23


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Rollei A26


長野県には、北から北信、中信、東信、南信という区分けがあって、北信地方の中心都市は県庁所在地の長野市、中信地方の中心は長野のライバルの松本市、南信地方には私が住民票を置いている諏訪地域が含まれる。そして、東信地方には今おもに生活の拠点にしている軽井沢地域が含まれ、その中心都市と言えるのが真田幸村で知られる上田市だ。

東信に来てからまだ日が浅いので、上田城を観光したくらいで、まだ上田の街でスナップしたことがなかった。雪が市街地にも積もった翌日、雪がある信州の都会も悪くないだろうと、コンタックスのフィルムカメラを持って上田に車を走らせた。

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Contax RTS Distagon 25mm F2.8

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Contax Aria Planar 50mm F1.4

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Contax RTS Sonnar 180mm F2.8

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Contax RTS Sonnar 180mm F2.8

それなりに長く地方に暮らしていると、「田舎慣れ」してくる。東京っ子だった頃は、就職して最初に赴任した名古屋ですら、街が「疎」な感じで人通りが少なく、夜が暗くてひどく寂しく感じたものだ。でも、街に人が歩いていないのが当たり前の昨今の地方の現状に慣れると、上田あたりでもむしろ大都会に見えてくる。自分の内面の問題で言えば、地方を知って視野が広がったということだろう。

写真集『ナガノスナップショット』(
このブログの長野県内のスナップをまとめた自主制作写真集)内にも書いたのだが、長野県内でストリートスナップするにあたって、当初最も困ったのが「人がいない」ということであった。今は、人がいない「カントリーサイド・スナップ」ともいうべき新ジャンルにも慣れて、それを日々楽しんでいるのだが、やはり人がいる街角はいいものだ。雪が降り坂道が多い長野県では出会うことが少ない自転車のヒトも、この上田の中心部では巡り合うことができた。いずれも、以前撮った川上村の数少ない通行人の過半数を占めていた農業(工業?)実習生らしき外国人の皆さんだったが。




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Contax Aria Planar 50mm F1.4

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Contax Aria Planar 50mm F1.4

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Contax RTS Distagon 18mm F4

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Contax Aria Planar 50mm F1.4

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Contax RTS Makro Planar 100mm F2.8

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Contax RTS Distagon 18mm F4

昼間の飲み屋街を歩くのは結構好きで、ちょっとした街に行くとたいてい立ち寄る。僕は付き合い以上のお酒は全く飲まないので、夜の生きた飲み屋街にはほとんど縁がない。でも、だからこそ、その眠っている時間帯にこっそり自分が本来いてはいけない世界を覗き込むようなスリルが好きだ。

一方、飲み屋街に自ら住人として飛び込むのは無理だ。ストリート系やアート系の学生写真や若い写真家の定番のテーマに新宿ゴールデン街や歌舞伎町の人間模様のようなものがあったが、自分には無縁の世界だとしか感じない。自分にないものに魅力を感じることは多々あるが、酔っ払うことを美化するような感覚には全く共感できない。要は、酔っぱらいが大嫌いなのだ。だから、酔っぱらいのいない時間帯にしか、飲み屋街には近づきたくないとも言える。いや、もちろん、野蛮ではない人達と楽しくお酒を飲むのは決して嫌いではないのだが。

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Contax RTS Sonnar 180mm F2.8

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Contax Aria Planar 50mm F1.4

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Contax RTS Sonnar 180mm F2.8

この日の気温は氷点下5度くらいだったろうか。普段はもっと寒い所に暮らしているので人間の方は特別に寒いとは感じなかったのだが、終盤でカメラが寒さにやられてしまった。アリアのシャッターが時々下りなくなるのは、寒さのせいだけではなく経年の接触不良だと思うのだが、RTS(初代)の電池も何度か電力供給ができない瞬間があった。これまで、もっと寒い所で銀塩デジタル問わず写真を撮ってきたが、寒さで動作不良を起こしたのは、今回のコンタックス2機種とオリンパスのOM-10、ソニーのデジタルミラーレス(NEX-7、α7II)だけである。同じコンタックスでも、RTSIIIとG2は真冬のベルリンで何の問題もなく動いたし、デジタルならキャノン・ニコンの一眼レフ(D1・D2系、1D系・5D系)は真冬の雪山でも特に問題を感じなかった。

寒冷地に住んでいる以上、バッテリー周りの耐寒性は非常に気になるところで、ソニーのミラーレスを信用しきれない最大の理由がそれだ。今回はフィルム写真の回なので多くは語らないが、ソニーのサポートとはその件では何度もやり取りしている。銀塩カメラについては、耐寒性能がF5やEOS1といったフラッグシップ機を使う理由になるのだろうが、今あえて銀塩で大艦巨砲主義をやる動機としては弱い(今は、銀塩の電気カメラならせいぜいF3、RX、T-90といった大きすぎない機種を使っている)。なので、この少し後から真冬のNagano Snapshotでは、コンタックスS2、ニコンFM2、ライカM6といったメカニカル機をメインにしている。銀塩を再開して集め直す時に、修理のことも考えて各マウントに必ず1台はメカニカル機を混ぜていたのが、そんな形で役立っている。

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Contax RTS Distagon 18mm F4


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Contax RTS Sonnar 180mm F2.8


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Contax RTS Distagon 25mm F2.8


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Contax RTS Distagon 18mm F4

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Contax Aria Planar 50mm F1.4


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Contax Aria Planar 50mm F1.4


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# by hoq2 | 2018-04-27 23:40 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【21st Century Snapshot man】横浜みなとみらい夜景 2018 1/16 


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (三脚使用)


学生時代の一時期、三脚担いでの夜間スナップに凝っていた。モノクロフィルムで夢の島などの埋立地の人工的な緑地風景や、住宅地の路地なんかを撮っていた。その後も手持ちの夜間スナップは続けているが、しっかり三脚に据えてのスナップはしばし撮っていなかった。でも、このところは新ジャンルの星景や王道の風景写真を通じて三脚撮影の再勉強をしていて、その流れで今回は久々に街頭に三脚を持ち出してみた。

行き先はみなとみらい。つい、フィルム時代の意識の名残りで、夜でも光が多い場所を選んでしまった。今のデジタルカメラなら、下の1枚目や2枚目のように、三脚を使わなくてもしっかり写ってしまうのだから、昔とは勝手が違う。これだけ明るければ、今のカメラならたいていは手持ちで撮れてしまう。

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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (手持ち)


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (手持ち)


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EOS 5D MarkIV Sigma 35mm F1.4 ART (三脚使用)


それでもやっぱり三脚を使う意味は、画質や被写界深度を稼ぐためという技術的な理由もさることながら、スローシャッターによって醸し出される異世界に魅力を感じるからだ。昔の一般人の常識は「夜は写真が撮れない」だった。それだけに、スローシャッターで鮮明な夜景を撮ることを覚えた時には、相当な感激があったのを覚えている。「瞬間を切り取る」のが写真だと思っていたところに、数十秒とか数分といった「時間の流れ」を写し取る写真との出会いは、当時の自分の写真観に対してエポックメイキングな出来事だった。

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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (手持ち)


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α7RIII FE 28mm F2 (三脚使用)


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (APS-C Crop) 三脚使用


今回はいつもの2台持ちだったので、アルカスイスプレートによるクイックリリースも活用しながら、臨機応変に手持ちと三脚使用を使い分けてみた。高感度性能が格段に上がった今のデジタルカメラであれば、伝統的なスローシャッターによる夜景撮影と手持ち撮影を同時に使い分けるのも楽しい。三脚はジッツオ・エクスプローラー2型のアルミを使用。比較的コンパクトな三脚だが、今主流のカーボンではない一世代前のものなのでそれなりに重い。でも、今回のような風の強い海辺ではこのくらいの重量感があった方が安心だ。ストラップをつけて肩に担げばそれほど負担にはならない。

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真ん中が今回使用したGitzo explorer 2型


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EOS 5D MarkIV Sigma 50mm F1.4 ART (手持ち)


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α7RIII FE 28mm F2 (三脚使用)



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# by hoq2 | 2018-04-17 22:53 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【Nagano snapshot】 小諸 風情町点描


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


1年ほど前から生活の拠点の中心を蓼科の山荘から同じ長野県内の御代田(みよた)町に移している。御代田と言ってもほとんど知られていないので、対外的には「軽井沢の近く」とか「浅間山のふもと」と言っている。もう少し詳しく言えば、東信と呼ばれる長野県東部地域にあり、浅間山に沿って軽井沢町と小諸市に挟まれた平成の大合併を免れた町だ。新幹線が停まる佐久市とも隣接していて、ちょっとした買い物では佐久に出ることが多い。

今回のNagano Snapshotの撮影地はそんな隣町の一つの小諸。蓼科にいた時はあまり縁がなく、長野県でスナップを始めてからかれこれ5年以上経つが、町を歩いたのは今回が初めてだ。おもな街歩きスポットは駅の西側の懐古園(小諸城址)と東側の北国街道筋の宿場町だが、今回は宿場町の方を歩いた。

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α7RIII FE Sonnar 55mm F1.8 ZA


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7II FE 28mm F2


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α7II FE 28mm F2


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


ご覧のようになかなか風情あふれる家並みが続くのだが、観光客はおろか、ほとんど人影がない。真冬のオフシーズンだとはいえ、もったいない。僕は新聞記者時代に岐阜県高山市(飛騨高山)の支局に勤務していたことがあるが、隣県の同じ山間地で共通項が多い一方で、信州人は飛騨人よりもだいぶ奥ゆかしい印象を受ける。逆に言えば、飛騨の人の方が方言もそうだが、西日本的な要素が入っていて、外交的で明るい。観光地のアピールの仕方にその差が出ていて、信州は、都会の登山家やメディアが勝手に宣伝してくれる北アルプスや上高地などの山の自然は別として、町並みや山里の押し出しが弱いのではないかと思う。

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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7II FE 28mm F2


飛騨高山は、ミシュラン・ガイドで3つ星の世界的な観光地だ。白川郷が世界遺産登録された時に現地で記者をやっていたから分かるが、高山や白川郷は決して黙っているだけで観光客が自然と集まってきたわけでも、観光行政に特段強力な牽引力があったわけではない。市井に行動力に満ち、かつ国際的な人材が多くいて、都会や海外からUターン・Iターンしてきた人と伝統的な地元民が同じ方向を向いて外向きのアピールをしてきた積み重ねが今日の地位を築いてきた。

もちろん、信州にもそういう人たちが大勢いてさまざまな努力をしているとは思うが、真面目で奥ゆかしい人が多い分、良く言えば押しの強さ、悪く言えばハッタリに欠ける面があるのではないかと思う。また、東京から近い分、移住者が東京に片足を突っ込んだまま地域社会に溶け込まずに暮らせてしまう点も、地元の人が気づかない魅力を引き出せない要因かもしれない(自分がまさにそういう層である)。信州人のハッタリのない誠実さはとても素敵だと思うし心から共感もするのだが、人通りのない寂しい町並みを歩いていると、少子高齢化社会の中でこのままひっそりと貴重な風景が朽ちていってしまうのではないかと本気で心配になってくる。

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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7II FE 28mm F2


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α7II FE 28mm F2


ただ、個人的な都合で言えば、信州の街角はこのままひっそりとしていてくれた方が嬉しい。このNagano Snapshotのカテゴリの一連の投稿や、それをまとめた写真集『ナガノスナップショット』を見ていただければ分かると思うが、観光地や名所をそれらしく撮った写真はほとんどない。もちろん、御柱祭などの一大イベントを全く無視しているわけではないが、僕のライフワークの一つである街頭スナップの主眼は、特別な場所や特別な瞬間ではなく、いつもそこにひっそりと存在する日常の奥にある普遍的な真実である。前回の日記にも書いたが、僕にとって写真は真実の追求=哲学にほかならない。

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α7RIII FE 85mm F1.4 GM (APS-C Crop)


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α7RIII FE Sonnar 55mm F1.8 ZA


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α7II FE 28mm F2


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α7II FE 28mm F2


今回は、 ソニーα7系ボディ2台(7RIII&7II)に分けて、所有するソニーFEマウントの単焦点4本を全て使用。僕は「複眼の視点」をモットーにしているので、50mm一本勝負のようなことはあまりしない。そのためどうしても持ち歩くレンズの数が多くなってしまうのだが、その点で比較的コンパクトにまとまるフルサイズミラーレス一眼と純正・専用レンズはありがたい。APS-Cやフォーサーズならもっと軽量化できるのだが、フィルム時代から35mm判に慣れてしまっているので、選択の余地がある限りはフルサイズにこだわりたい。

持ち出したのは、85mm/1.4GM、55mm/1.8ZA、28mm/2、FiRIN20mm/2の4本だが、今回は特に85mmを多用した。最近は85mm・90mmの中望遠の画角が心地よい。ポートレート撮影でよく言う85mmの被写体との絶妙な距離感は、スナップでも的を射ていると思う。混み合った都会では中望遠は長すぎる嫌いがあるが、空間が広い田舎では、標準レンズ感覚となるのだ。そして、この85mm/1.4GMは、伝説の名玉コンタックス・プラナー85mm/1.4の現代版とも言うべき、シャープかつボケ味の美しい究極の85mmだと思う。

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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7RIII FE Sonnar 55mm F1.8 ZA


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α7RIII FE Sonnar 55mm F1.8 ZA


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α7RIII FE Sonnar 55mm F1.8 ZA


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


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α7II Tokina FiRIN 20mm F2


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7RIII FE 85mm F1.4 GM


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α7RIII FE Sonnar 55mm F1.8 ZA


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α7II FE 28mm F2



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# by hoq2 | 2018-04-12 00:07 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【21st Century snapshot man】広尾 アトムレンズと抽象化する思考 2018 1/4


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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


2018年最初の街頭スナップは、たまたま所用で訪れた東京の広尾あたり。もともと都心部のスナップは得意としているが、高級住宅でもあるこういう街は案外人通りが少なく、古くも新しくもなく撮りにくいかもしれない。

ただ、今回の撮影では、「どこを(何を)」撮るかよりも「何で」撮るかが重要だった。近く「アトムレンズ」による作例を集めたグループ展に参加することになっていて、出品作の候補を少し足したかったからだ。写真家としては当然のことだが、「展示のための展示」や「機材に撮らされている写真」はつまらない。だからふだんはあまりこういう撮り方はしないのだが、今回は無機質な都心の住宅地と「アトムレンズ」という響きに繋がりを感じた。

アトムレンズとは、1970年代前半ごろまで作られていた“放射能レンズ”である。画質向上のため放射性物質を含むトリウムガラスを使っており、ガイガーカウンターを近づけると反応する。今生き残っているアトムレンズは、トリウムガラスの特性でほとんどが経年変化により黄変している。カラーだとそのままイエローかぶりするが、白黒では影響がない(あるいはイエローフィルター的な効果がある)。今回は手持ちのアトムレンズ、オリンパスOMのズイコー50mmとキャノンFD35mmF2S.S.C(初期型凹レンズバージョン)の2本で撮った。

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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


淡々とした街を35mm・50mmという限られた焦点距離で見つめていると、思考がだんだんと無機的になっていく。今、時間を空けてこの時の写真を見ていると、街を歩いていた時のリアルタイムよりも、イメージが抽象的に見えてくる。リアルな街角を抽象的に切り取るのは自分の作風の一つなのだが、久しぶりに自分のこの側面を出せたような気がする。これとは正反対の荒木的な「撮影者と被写体の魂と魂がぶつかるような写真」が当然受けが良いのだが、僕は良くも悪くも日本的で業の深い写真には、嫌なベタつきを感じてしまう。自分に完全に欠如している才能を心からリスペクトするし、すごいと思うが生理的に好きではない。

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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


写真には無限の表現があるので、どのような表現が正解か、より優れているかということはない。とはいえ、表現者は誰しも自分にとっての正解を秘めているべきで、「見る人に判断を委ねる」というような無責任な態度ではいけない。ただ、自分の志向と違うからといって、それだけで否定したり貶したりしてはならない。

その前提に立って言わせてもらえば、せっかくカメラ(レンズ)という機械の目を通しているのだから、写真家は人間の生々しさよりも、淡々として厳かな神の目に寄り添うべきだ。だから僕は、カメラを手に世俗に飛び込んで行くようなことには気が進まない。もちろん、私も人間くささが臭い立つような作家の作品には、いち観客として魂を揺さぶられる。でも、撮り手の立場からの素直な気持ちとしては、写真よりも絵画や音楽の方が人間臭さを発揮するのに合っていると思う。

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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


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Canon A-1 FD 35mm F2 S.S.C Ilford FP4 Plus


今回は、撮った写真がいい意味で独り歩きしてくれたと思う。撮った時の手応えと、3ヶ月ほど寝かせた今の印象が全く違う。でも、「アトム展」には結局、この中からは出品しなかった。観客を意識してしまうと、ポリシーに忠実になれない甘さがあるのかもしれない。

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Olympus OM-4 G.Zuiko 50mm F1.4 Ilford FP4 Plus


本ブログカテゴリ「Nagano Snapshot」をまとめた写真集をKindle(電子書籍)と紙のフォトブックで出しました

 

   

# by hoq2 | 2018-04-09 21:31 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)