パンダ車検通過  ついに絶好調に!  2年間の歩み

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パンダが来てから丸2年が経ちました。
・パンダが来た
・パンダそれから

先日、最初の車検も通過し、現在、外観は少し衰えましたが、機関はこれまでで最高の状態になっております。しかし、やはりこれまで色々ありました。そして、いきなり結論です。

「パンダを養うにはある程度自分でいじれなければダメ!」

2年間の経験則です。

パンダには大きく分けて最初期のキャブ車と、ディストリビュータ(デスビ)によるポイント点火式のインジェクション車、デスビレス=ダイレクト・イグニッション方式のインジェクション車に分かれます。外観や内装はあまり変わっていませんが、これが1980年の発売から35年経った今、パンダの生存率に大きく関わってきているように思います。

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僕のパンダは90年式で、デスビ方式のインジェクション車です。キャブと現代的なインジェクションエンジンの過渡期的なエンジンと考えればいいでしょう。イグナイター/イグニッションコイル/ディストリビュータという3つ部品によって4つの気筒にタイミングよく点火する方式だと私は理解しております(ちなみに私は完全な文系脳であり、体系的に車の仕組みは理解できていません)。問題は、前後のキャブレター方式とダイレクトイグニッション方式に比べて、この方式は複雑でデリケート、平たく言えば壊れやすいということなのです。そのため、今、この時期のモデルがどんどんリタイアしていっているようです。

症状はさまざまですが、僕のパンダは一昨年の秋、暑い千葉の国道で渋滞を経験してから涼しい軽井沢の実家に帰ってきた際に、いきなりアイドリング回転が暴れだしました。(後付の)タコメーターの針が0回転から9000回転までグルングルンし始め、焦りました(実際は1気筒死んだりを繰り返しながら、エンストを避けるために500〜2000回転くらいで暴れる状態。タコメーターは4気筒用なので、3気筒状態になっておかしくなったと思われる)。走行中は収まるのでしばらく騙し騙し乗っていましたが、症状はどんどんひどくなり、信号待ちでエンストするまでになりました。

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で、放っておけなくなり、自分でできて「どっちみちそろそろやっておいた方がいい」ことから始めました。

・エアーフィルター交換
・アイドリングステッピングモーター交換
・ラムダセンサー交換
・プラグコード交換
・プラグ交換
・燃料フィルター交換
・バキューム進角ユニット交換
・「ボンネット浮かせ」「エキマニの上にレンジフードで即席カバーをつける」などでエンジンルーム内を冷やす

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いずれも効果なし。ついには結構お金をかけて専門店でエンジンのオーバーホールをしてもらい、さらにはebayでもしかして世界で最後のデッドストックかもしれない新品のインジェクターAssyをイタリアから取り寄せ、自分で交換しました。

ええ、これで走っている時の調子はめっちゃ良くなりましたよ。でも、アイドリングが暴れるのとエンスト病は治らず。症状は一般的にアイドリング不調がよく出る冷間時ではなく、温間時に出ます。やがて、エンジンルームに熱がこもっている時に発生することが判明。しばらくボンネットを開けて冷やすと戻る。

で、最終的にはイグナイターの熱暴走を疑ったのです。パンダのイグナイターはエンジンブロックにひっついております。エイヤとこれを引き剥がし、わずかに配線に遊びがあったので、エンジンから10センチほど離してみると・・・。ビンゴ!渋滞などでよほど熱がこもらない限り症状が出なくなりました。つまり、原因はイグナイターの劣化。新品に交換してついでに配線を伸ばしてエンジンルームの涼しい場所へ移設すれば問題解決と判断しました。幸い、すぐに国内通販で純正品のアフターパーツが入手でき、交換&スペアタイヤ下への移設を実行しました。

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はい。これで1年間悩みぬいた症状が万事解決しました。エンジンオーバーホールとかインジェクター全交換などは、直接アイドリング不調とは関係なかったけど、怪我の功名というか、新車のように調子がよくなったので結果オーライとしましょう。現在13万8000キロ。他に試した部品交換も、いずれは個別にやっておくべきことではあったので、OKとしましょう。もう一台のジムニーでもそうでしたが、やはり10万キロは鬼門です。何かしら故障未満の不調が出てきて、各種消耗品交換が必須になってきます。これは国産車でも変わらないと思います。

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実は、僕は結構初期の段階からイグナイターを疑っていました。でも、電気部品を自分で交換する勇気もなく、複数のプロの整備士さんにも「イグナイターではないだろう」と否定されていたのです。パンダ1は、1999年の生産中止から15年以上が過ぎ、未知の領域に入ろうとしています。前例が少ないので專門の整備士さんでも判断が難しい故障が増えているようです。なので、プロが否定しても、素人判断で自分でやってみたら治ったという僕のケースのようなことが起こる可能性はあります。冒頭で「パンダを養うにはある程度自分でいじれなければダメ!」と書いたのはそういうことです。

ちなみに、主治医の東京・国立AUTO PANDAさんには、僕と同じ症状に有効と思われる対策品の国産のイグナイターがあります。僕はたまたま純正品のアフターパーツを安く入手しましたが、同じ悩みを抱えている方は相談されると良いと思います。

何はともあれ、自動車の専門知識がない僕でも、試行錯誤でなんとかなりました。今の車では到底ムリでしょうが、パンダはそれができます。うちのもう一台の買い物車は今、ジムニーのJA11ですが、こちらも近い時代の車です。どうも僕は、20年以上前の車じゃないとダメな体になってしまったようです。

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その他にもマイナーなトラブル・修理がいくつもありました。

◎ワイパーがポロリ・・・ワイパーブレードを取り付ける車体側のリンケージの溝が摩耗することによって起きます。これも最近、パンダで多く出ているようです。今、AUTO PANDAさんに有効な対策を考えてもらっています。今はとりあえずJBウエルド(アメリカ製強力接着剤)で固定してます。これで3ヶ月くらいは持ちます・・・。応急用にスプレー式のガラコと速乾性のJBクイックを常備。

◎ドライブシャフトブーツ破れ・・・パンダの場合、ブーツのゴムが劣化して破れるとミッションオイルがそこから漏れてきます。スッカラカンになる前にAUTO PANDAさんに駆け込み、即日交換してもらいました。

◎ブレキーキャリバー固着・・・これもなんとか止まれるうちにAUTO PANDAさんに駆け込み、リビルド品と交換

◎ナンバー灯切れ・・・球だけ交換しようとしたらプラスチック製のステイが崩壊。仕方ないので配線し直してエーモン製のLEDに交換

◎前輪ボールジョイント・ナックル劣化・・・ゆるゆるになってました。停止、発進がガタガタミシミシ。今回の車検まで粘り、車検時に部品供給があるうちにAUTO PANDA さんで交換してもらいました。走りが見違えるように安定。

◎ステアリングラックカラー崩壊・・・小さなリング状のパーツですが、バラバラになってました。新品交換でステアリングの安定性が向上。ハンドル操作が楽しい。これぞイタ車!に復活(パンダは重ステです)。

◎ボンネットに傷・・・不注意で天井のラックにくくりつけていた撮影用の脚立がボンネットに落下し、凹んでしまいました。僕はパンダを撮影・取材用の実用で使ってます。だから見た目は仕方なし。タッチペンでサビないように補修。

◎クラッチワイヤー切断・・・パンダリーノの帰りに切れました。これが唯一のドナドナ(レッカー移動)。浜松のガレージ・トポリーノさんで、前オーナーさんにもらっていた新品に交換してもらいました。

◎冷却水漏れ・・・アッパーホースに亀裂。モノタロウで適当なのを買って自分でつけかえました。

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部品交換、修理以外で行ったのは、

◎ホイールを純正化・・・入手時には一回り太いフィアット・ウーノ用純正アルミホイールがついていまいた(夏冬用で色違い)。これをパンダ純正のスチールホイールに交換。4x4用のシルバーのホイールを前オーナーさんから2本、通販で2本入手しました。これは本来、チューブタイヤ用なのですが、地元で趣味でタイヤ交換をしてくれている方にお願いして丁寧に組み付けてもらった結果、空気漏れなく絶好調です。タイヤはパンダ定番のミシュランのEnergy3(145/80 R13)、欧州向けの安手のタイヤです。パンダにはぴったりですね。ウーノ用アルミも見た目は良かったですが、走りは圧倒的に細身の純正のほうがいいです。発進がきびきびとしていてコーナリングも粘ります。冬用に、FFパンダ純正の黒い鉄チンも用意しています。

◎後付のタコメーターをスピードメーター横に移動・・・納車整備の際に、以前乗っていたスバル・サンバーにつけていた安物のタコメーター(Sunpro Tachというもの)をつけてもらったのですが、取り付け位置が低くてほとんど走行中に見ることができませんでした。これを自分でスピードメーター横に移設。ずっと気になっていたが、やってみたら簡単だった。もっと早くやれば良かった。古い車は状況把握が大事。僕のパンダはMTでジムニーはATですが、MTだろうがATだろうが、このくらいの年式の車には、好不調の判断のためにもタコメーターは必須です。

◎ヘッドライトをイエローバルブに・・・今の車は「白」しかダメですが、年式の古い車にはイエローも許されいます。日本では数少ない古いがゆえの法律上の特権ですね。霧や雪(我が蓼科高原ではどっちも多い)では黄色が見やすいといいますが、イエローライトの本場、フランスでは「プラシーボ効果である」と、禁止されています。実際は・・・やっぱり暗いです、黄色。でも、今回の車検でカバーガラスの内側を磨いてもらったら見違えるように明るくなりました。これならイエローでまったく問題なし。だいたい、ぼくはHIDなどのクソ明るいライトは大嫌いです。ヤンキー臭い=ダサい。ぼんやりとした提灯くらいの古い欧州車のライトが上品で良い。最近は国内の街灯もオレンジが多くなってきたし、夜道のムードを壊さないためにも僕は黄色派です。

◎オイルキャッチタンク設置・・・寒冷地なので冬場の排気ガスの水分がすごいです。2000円とかの超安物ですが、つけてみました。中のパイプの長さを改造して取り付けていますが、けっこうブローバイガスをキャッチしてくれます。冬場はキャッチした水分が凍ってガスの出口を塞がないよう、マメに手入れが必要ですが、高回転域の吹けは良くなった・・・かな?効果には満足なので、もう少しいいのに変えようかなー?

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積み残しているのは、先述のワイパーの完全固定と、前輪ブレーキーローター・パッドの交換(来年くらいかなあ)、長距離走行後のオイル漏れ修理の3つ。ここまで来たらそれらも楽しみの一つになっている・・・。ともあれ、今はかつてないほど好調で走っていて本当に楽しい。MTというだけで楽しいのですが、ここまで苦労していい状態に持っていった結果、この車本来のハンドリングの良さや加速が最高に気持ちいいことに気づき、ますます愛着がわいています。

パンダの最大の魅力は、何かすると良い方にも悪い方にもはっきりと違いがでるということです。そして、機械オンチの僕に、車いじりの基礎を教えてくれたことに感謝。この2年で結構車に強いオトコになってしまった。

デリケートなパンダは、女性を扱うようにやさしくやさしく操作しなければなりません。それでもダダをこねる所がかわいいのではないでしょうか。イタ車好きはやっぱり女好き?本当に愛しいヤツです。それから、長くパンダに乗るのに欠かせないのが、HaynesのService and Repair Manual(洋書)。僕は部品交換や悩み解消にこの本にずいぶんお世話になりました。最低限の英語が読めることも、これからのパンダ維持の条件かもしれません。

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by hoq2 | 2015-08-20 19:42 | パンダ(FIAT PANDA) | Trackback | Comments(0)