初春/浅間山・蓼科山・八ヶ岳・諏訪湖 【α7II 習作3】

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浅間山 α7II Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZE (C-PL使用)

蓼科に移ってから、40を過ぎて風景写真に初挑戦している。写真教室やコンテスト作品にあるようないわゆる「風景写真」ではなく、自分なりの風景を模索している。もちろん、基本を抑えないと我流も底が浅いものとなるのは当たり前の事であり、決してコンテスト系の写真を馬鹿にしているわけではなく、基本の修行もしつつの我流の模索である。

機材面では、α7IIを導入してから、もともとの仕事用の主力の5DMK3との組み合わせで、以下の写真のような「風景セット」を組んだ。

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経験上、風景は立ち位置の制約が多いことが分かったので、ズーム中心に組む。また、芸術写真では斜に構えて「かえって危うい描写の方が良い」とかで写りの悪いレンズを選ぶ輩もいるが(僕もたまにあえてチノンとか使いますが)、風景は普通の「良いレンズ」の方が良いでしょう。

αにソニー純正のZeiss 24-70、 EOSにキャノン純正の70-200 2.8L(ISII)。これに両端にもう一息足して、ヤシコンのDistagon 18mm と同じくTele-Tessar 300mm 4を加えるのがフルセット仕様である。なのでここには5DMK3の画像も含まれ、セット使用での整合性などのチェックも兼ねている。

車移動とか徒歩移動などの状況に合わせて変えると思うが、今回はこれで初春の蓼科、そして山を下りた両側から、浅間山と諏訪湖周辺を撮った。

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浅間山 α7II Contax Tele-Tessar 300mm F4 (PL使用)

テレテッサーにはサーキュラーではない普通のPLを使用している(たまたまジャンク箱の82mm径のPLがあったので)が、今のところ問題ない。偏光具合がなんというかクッキリしていて、僕はノーマルのPLの方が好きだ。C-PLでないとハーフミラー使用のAFカメラやローパスフィルター使用のデジタルカメラの動作・画質に悪影響を及ぼすとされている(僕の組み合わせでは後者のみ相当)が、今のところ問題は感じない。「画質チェックのために写真を撮る」類いの機材オタクでもない限り、PLで良いと僕は判断している。

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α7II Contax Tele-Tessar 300mm F4

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蓼科山 EOS5DMK3 EF70-200 2.8L ISII (C-PL使用)

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         蓼科山 α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4(C-PL使用)

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蓼科山 α7II Contax Tele-Tessar 300mm F4 (PL使用)

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         女神湖 α7II Carl Zeiss Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZA OSS (Gradual ND8使用)

今度は、女神湖ー白樺湖エリアの蓼科高原を過ぎて茅野市街を抜けて諏訪湖へ降りる。(撮影日はこれまでの写真の翌日)

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         八ヶ岳(赤岳)  α7II Contax Tele-Tessar 300mm F4 (PL使用)

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八ヶ岳 EOS5DMK3 EF70-200 2.8L ISII (C-PL使用)

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八ヶ岳 α7II Carl Zeiss Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZA OSS (C-PL使用)

それにしてもやはりPLの使い方は難しい。この中にも、使わない方が良かったんじゃないかというカットもある。しかし、やはり特に春〜夏のモヤっとした空気感の中では、遠景をくっきり写したい時などに使いたくなる。僕が銀塩ネイティブの古い世代だからかも知れないが、HDRには馴染めない。物理フィルターは取り返しがつかないだけに楽しい。

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         諏訪湖 EOS5DMK3 EF70-200 2.8L ISII

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諏訪湖 EOS5DMK3 EF70-200 2.8L ISII (C-PL使用)

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         EOS5DMK3 EF70-200 2.8L ISII (C-PL使用)

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         α7II Carl Zeiss Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZA OSS

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         α7II Carl Zeiss Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZA OSS

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諏訪湖 α7II Carl Zeiss Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZA OSS (Gradual ND8使用)

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諏訪湖 α7II Carl Zeiss Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZA OSS (Gradual ND8使用)

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諏訪湖 α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm F4(Gradual ND8使用)

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α7II Carl Zeiss Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZA OSS (Gradual ND8使用)

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α7II Carl Zeiss Vario-Tessar FE 24-70 F4 ZA OSS (Gradual ND8使用)

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         EOS5DMK3 EF70-200 2.8L ISII (C-PL使用)

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α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm F4(C-PL使用)

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α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm F4

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α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm F4 (C-PL使用)

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α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm F4 (C-PL使用)

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α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm F4 (C-PL使用)

【今回使用機材】

   

・Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4
・Contax Carl Zeiss Tele-Tessar 300mm F4

     

by hoq2 | 2015-03-30 17:10 | 写真(風景) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】 塩尻・洗馬宿 (α7Ⅱ習作2)

 2011年夏より、長野県・蓼科の別荘地に定住している。土地への理解がゆっくりと深まるにつれ、愛着も湧いてきた。そして、いつしかカメラを手に町に出て、写真を撮るようになった。長年撮っている東京とはずいぶん勝手が違うようにも感じられ、しかし、同時に集中的に通ったベルリンとすら、同じような写真を撮っているようにも思う。
  「そこも、ここも、そことここの間も皆同じ」ーーー。そういう信念があるから、これは長野の町のガイドブック的な紹介ではない。どこにでもあるような物体、通り、風景は、どこにいても気になる。だが、写真というものは撮り手の意志とは関係なく、「記録」し続ける側面もある。だから、いつかこれらの写真がたまったら、何かしらの形でまとめて発表したいと願っている。それがもしかして、50年、100年経って、21世紀初めの「地方」というものの、異端の記録になるかもしれないと夢想する。


このシリーズを、以前HP上で公開した【Tokyo Snapshot】、そして、それをベルリンの写真と合わせて発表した写真集『Berlin+Tokyo』の続編的な位置づけで、【Nagano Snapshot】と名付けました。本ブログでは、内容を絞ってまとめる前段階として、撮影日順にあまり点数を絞らずにアップしていきます。将来のための私的な忘備録代わりという側面もあります。

初めての町を歩くことも、何度も同じ町を歩くこともあります。


※ 各画像はクリックで拡大します( Mac・PC )

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α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

約1年ぶりのNagano Snapshotである。長い冬が明けたのが一つ。そして、僕は決して機材オタクではないのだが、やはり新しいカメラを手にすると写欲が湧く。満を持してα7Ⅱ を導入してから初めての街頭スナップに出た。これを書いている3月19日時点で信州もだいぶ春めいてきたが、5日前のこの日は前夜に積雪があった。それでも、昼前にはだいぶ空気も緩んで春到来の予感である。

歩いたのは、最近ローカル駅周辺が気になるということで、塩尻市の外れにある中央本線・洗馬駅周辺である。中山道沿いのこのあたりに多い宿場町の一つだが、観光地というには程遠い静かな村だ。詳しくは下の看板を見て欲しい。

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ところで、ほとんどの人が「洗馬」を「せんば」と読んだのではないだろうか。少なくとも僕は、駅の看板を見てたまげた。

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長野県の地名の読みは、本当によく訛っている。読みが訛っているというのも変だが、絶対に東京人が一発目に読む読み方とは微妙に違っている。例えば「岩村田」は「いわむらだ」だし、じゃあ濁点がつく傾向にあるのかと思えば「柏原」が「かしわはら」だったりする。「新井上」が「しんいのうえ」じゃなくて「あらいうえ」ってなこともある。

ただし、本当は訛っているというよりも、わざとではないかと僕は疑っている。忍者の符丁ではないが、地元の人間しか知り得ないトリッキーな読みにして、よそ者を見分ける材料にしているのではないか。そういう八つ墓村的恐ろしさを感じるのである。その証拠にトリックを仕掛けてきているのは、集落単位の地名など超ローカルな地名が多く、「松本」「長野」「軽井沢」などの全国区の知名度がある土地は普通の読みである。

さて、今回のお供のメインは、α7購入を機会に物置から発掘したMFのタムロン名玉、90mm2.5(52BB)である。この時点で唯一装着できた単焦点標準レンズとしてチノンの55mm1.7、そして念のため135mm(Carl Zeiss Jena)も持参した(僕は街頭スナップはMF派である)。サブボディはこれまで愛用してきたNEX-7、レンズは純正Zeissの24mmシグマの19mm(共にAPS-C)で、広角はNEX-7に任せる形だ。

そして、ガイド役として、フレンチ・ブルドッグのマメに同行してもらった。

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では、ぼちぼちこの日切り取った獲物をお見せしましょう。それにしても、α7Ⅱはこれらジャンク系のレンズをつけても色転びなどの破綻のない、名母艦である。対してNEX-7は良いカメラなのだが、純正レンズでもマゼンタ被りがひどく、後処理でのカラーバランス調整が必須である。α7Ⅱでは、このあたりは見事に改善されている。聞く所によると、ソニーのカメラ部門はユーザーの苦情に積極的に反応して改善しているようだ。そのあたりは既存カメラメーカーのC社やN社よりも現代的な姿勢と言え、非常に好感が持てる。もしかして、このブログのこういう記事こういう記事も見ているかも、と思わせてくれるものが最近のαにはある。

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         NEX-7 SIGMA19mm F2.8

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 NEX-7 SIGMA19mm F2.8

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α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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         α7Ⅱ Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm F3.5

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

オヤ?激渋の神社を発見。何やら“業”がありそうな湿った雰囲気が漂う。

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          α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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          α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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          α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

神社を出て村に戻る。冬の凍てつきが微妙に溶け始めてきた。

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar 24mm F1.8

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         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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         α7Ⅱ Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm F3.5

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         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

85mmや90mmの中望遠レンズは、よくポートレートレンズなどと言われるが、街頭スナップでも使いやすい画角だ。特に「的が遠い」田舎では、標準レンズ的に使える。さらにマクロであれば、物体のディティールや花なんかも撮れて、とてもいいのである。

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         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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         α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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         α7Ⅱ Auto Chinon 55mm F1.7

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 α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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 α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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 α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

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 α7Ⅱ TAMRON SP 90mm F2.5 Macro (52BB)

そして、我がフィアット・パンダが待つ「せば」駅に帰還

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帰路の車でさすがのマメも熟睡であった。

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【今回使用機材】

    

・AUTO CHINON 55mm F1.7 (M42マウント)
・TAMRON SP 90mm F2.5 (アダプトール2/オリンパスOM)
・Carl Zeiss Jena 135mm F3.5 (M42マウント)

 

by hoq2 | 2015-03-19 12:17 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

春は遠けり (α7Ⅱ習作)

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α7Ⅱを新たに導入したので、習熟訓練とマメの散歩を兼ねて近所を歩いた。

今まではEOS5DMK3をメインに、5DMK2をサブにしていたが、さすがにMK2の画像が見劣りしてきたのと、自分が歳をとったせいか、大型の一眼の2台持ちが面倒になってきた。最近はもともとはプライベート用のNEX-7を仕事で使うことも多くなり、ならば仕事機の1台は正式にソニーのミラーレスにと、α7Ⅱを買ってしまった。

仕事での使い方としては、標準域をコイツに任せることを考えているので、ここはしっかりと純正Zeiss24-70(Vario Tessar)を新品で買いました。このレンズをデフォルト的に使い倒すつもり。趣味的な方では、しばらくはNEX-7で使っていたミノルタとかJenaツァイスを組むことになるでしょう。

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まずは設定を自分の使いやすいようにカスタマイズして・・・カシャカシャ・・・。いいですね~。操作性等はもう少し慣れてから語るとして、撮影結果には今のところかなり満足。NEX-7でひどかったマゼンタ系のカブリ(実際はレッドとブルーカブリの混合)もないし、ちゃんとツァイスな見慣れたトロミのあるボケがいい。フルサイズらしい立体感も良いですね。

というわけで習作のフォトポエム【春は遠けり】(日本語合ってる?)。

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そして、これが昨日の東京の様子。別世界であります。(こっちはEOSで撮影)

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【今回使用機材】

   

by hoq2 | 2015-03-12 17:14 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)