繭は美しい。そして、富岡は製糸場も良いが町がいい

ニュースサイトTHE PAGEに取材記事と写真を寄稿しています。このカテゴリでは、掲載しきれなかった写真や、周辺のこぼれ話を不定期で載せていきたいとおもいます。

今回は、初仕事となったこちらの記事から。THE PAGEとYahooニュースに掲載されました(2014 5/22)。THE PAGE版の方が写真が大きく、Yahoo版の方が文字が読みやすいレイアウトです。

富岡の影で「産業として最終段階」 日本の製糸業の現状は? (THE PAGE版)
富岡の影で「産業として最終段階」 日本の製糸業の現状は? (Yahooニュース版)

旧富岡製糸場の世界遺産登録と絡み、現在の日本の絹産業の実態を取材しました。それについて興味がある方は、上の記事に目を通していただければ幸いです。このブログでは、本題を省いていきなり周辺的な話題に入ります。

今も昔ながらの方法で生糸を作っている長野県岡谷市の『宮坂製糸所』。実は、この取材をするまで製糸業のことをほとんど知りませんでした。当然、糸取りの様子を見たのも初めてです。カメラのファインダー越しに、湯気の中に浮かび上がる真っ白な繭が非常に美しかったです。

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ただし、虫がダメな人の見方はまったく違うようです。うちの母は特に蛾と蝶が全然ダメ。鱗粉が嫌だというのです。だから、そのサナギの繭もダメというわけです。写真を見せて「気持ち悪い」という感想しかありませんでした。

そして、繭から糸を取り、撚り合わせて一本の長い生糸として巻き取っていくのが、「繰糸機」です。『宮坂製糸所』では、全国で唯一、今も手作業で糸取りをする「諏訪式」と「上州式」の繰糸機を使っています。下の写真の1枚目、2枚目が「諏訪式」。繊細な質感の機械ですね。Made in Japan マシーンの元祖です。

一番下は旧富岡製糸場の「自動繰糸機」です。日産自動車(プリンス)が作っていたそうです。トヨタ製もあったそうですが、今回の取材でそれを知って、「ああ、そういうことか」と思いました。明治の近代化の黎明期から軍需産業の時代、そして戦後の高度成長期から現代まで、日本の屋台骨を担ってきた機械工業は、一本の糸でつながっていたわけです。

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さて、取材に不可欠ではなかったのですが、趣味半分で富岡製糸場にも行きました。こちらは取材というより、普通に見学です。

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後半は煙突フェチです。

さて、富岡は製糸場だけではもったいないですよ。町がすごくいい。趣がある。製糸場内のレンガとペンキ塗りの板の質感が、そのまま町にも広がっています。ただ、ご多分に漏れず地方都市の中心部は軒並みゴーストタウン化しています。世界遺産よりも、こういう「なんでもない町」の遺産の方が、はっきりとした存在でないだけに、論理的に価値を説明するのは難しい。いや、そういう感性を共有出来る人は少数派なので、無理だと言っていいでしょう。そこがなんとも、歯がゆい。

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今回は車で行きましたが、製糸場まで徒歩20分くらいの駅裏の無料駐車場に停めて歩くコースがオススメです。歩く価値のある町です。また、ローカル線(上信電鉄)で行くのも旅情がありそうです。今回はスケジュールの関係で駆け足でした。またゆっくり来ると思います。

【今回使用機材】

    
 
 

by hoq2 | 2014-05-23 00:43 | 取材こぼれ話 | Trackback | Comments(0)

【サブトートバッグ】 愛子さまもお買い求めになった人気グッズに新色追加

アイメイト後援会が運営する『アイメイト・サポートグッズ オンラインショップ』の公式ブログ『EYEMATE support goods SIDE STORY』が同じexciteブログ内で展開中です。同ブログの運営と記事執筆を担当しています。こちらの個人ブログにも随時記事を転載しています。

アイメイトとは、アイメイト協会が育成している盲導犬のことです。一般名詞の「盲導犬」が「パソコン」ならば、アイメイトは「Mac」のようなものになります。日本の盲導犬の歴史を作った故・塩屋賢一氏直系の最も歴史と実績のある正統派の育成団体です。

アイメイトの育成には多くのボランティアの方々が関わっており、アイメイト後援会はその中心となるボランティア団体です。チャリティグッズの販売はその活動の一つで、収益はアイメイト協会に寄付されます。『EYEMATE support goods SIDE STORY』では、グッズにまつわるサイドストーリーや制作秘話などを不定期で掲載します。商業目的のグッズではありませんので、商品の宣伝よりも、アイメイトのことをより深く知っていただくための読み物として展開していく所存です。どうぞよろしくお願い致します。


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一時品切れになっていたサブトートバッグ(緑)が再入荷致しました。さらに、新色のサブトートバッグ(茶)が新たにラインナップに加わりました!犬の散歩用にもぴったりと評判で、品切れとなるほどの人気商品です。

このサブトートバッグ、実はアイメイト支援のためにと、愛子さまにもお買い求めいただいております。

アイメイト後援会では、皇族方が通う学習院の文化祭、『オール学習院の集い』に毎年サポートグッズ販売等のブースを出させていただいております。今年も4月13日に行われ、愛子さまがブースにお越しになりました。そこでアイメイトの「体験歩行」のコーナーに参加していた広報犬の『スイミー』と交流されました。

スイミーはもともと東日本大震災の被災地で活躍していたアイメイトで、震災の時には使用者を高台に誘導し津波から守りました。しかし、使用者の方とスイミーはその後避難所を点々とせざるを得なかったという事情などから、現在は協会に戻ってこうした広報活動をしています。

こうしたスイミーの物語は、協会スタッフから愛子さまへも伝えられました。愛子さまは大変熱心に耳を傾けられていたそうです。

その時の様子を報じた『女性自身』5月6日号の記事から引用させていただきます。

スイミーをいたわるようになでておられた愛子さまは、“盲導犬たちの役に立ちたい”と、考えられたようだ。

愛用の赤いお財布に入っていた小銭を募金されると、サポートグッズの販売コーナーへ。グッズの売上げは協会に寄付されるという。

愛子さまは、まずボトルを手に取られ、次にトートバッグをご覧になったのだが・・・、

「ボトルは800円、バッグは1千900円でしたが、愛子さまのお財布の中には2千円。財布とグッズを見比べながら、少し困ったように考え込まれていました。どうやら小銭を募金してしまったこともあり、お小遣いが足りなくなってしまわれたようです」(前出・学習院関係者)

(中略)

この日お持ちだったのは愛子さまが中学生になられての“初“お小遣いだったのだ。

ご夫妻は少し離れたところから様子をご覧になっていたが、愛子さまが困惑されているのに気付かれたようで、「皇太子さまが、足りない分を補てんされていました」(前出・学習院関係者)
 キャンパス内にはさまざまな模擬店も並んでいたが、愛子さまは、盲導犬のためにお小遣いを全額はたかれたのだったー。

 (『女性自身』5月6日号より)



記事中の『トートバッグ』がサブトートバッグ(緑)、そして『ボトル』は真空ステンレスボトルです。

真の「ボランティア精神」とは何か。私はハッとさせられました。皆さまはこの愛子さまのエピソードから、どのようなことを感じられたでしょうか?

by hoq2 | 2014-05-12 01:43 | アイメイト | Trackback | Comments(0)