下町 Choco

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F4 ISO100


近所でチョコチョコ撮り。仕事場に篭りがちになると、小さいカメラを持ってフラッと出かけるのが気晴らしになる。写真を撮るというのは孤独な行為だと言うが、一人で過ごすのも犬かカメラがいれば特に問題ない。


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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F5 ISO400

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F4 ISO400

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F8 ISO400

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F4 ISO200

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F4 ISO200

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NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO200

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NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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         NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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         NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100 露出補正+0.7

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         NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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         NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F4.5 ISO100

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         NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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         NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100 露出補正+0.3

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         NEX-7 Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F8 ISO100



    

by hoq2 | 2013-06-28 20:31 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

THE BRIDGE


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船堀橋を渡った。NEX-7にロッコール35mm1.8の一本勝負。たまには一つの構造体を一本のレンズで追うのも良い。



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by hoq2 | 2013-06-26 04:11 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

照れの構造

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE


先日、学生時代の写真仲間と写真における「照れ」の話をした。自分もかなりのものだと思うが、彼はとっても恥ずかしがり屋さんである。普段からモジモジしているということではなく、写真になると急に照れるのである。望遠レンズが恥ずかしい、被写界深度が浅いのが恥ずかしい、デジカメ恥ずかしい、かと言っていまさら銀塩も恥ずかしい。そんな彼が今使っているのはGRDの古い型なのだが、もう壊れそうだという。だが、現行のどのカメラも恥ずかしくて買い替えたくても欲しいものがないと言うのである。ここまで来ると変態だ。

僕も彼の感覚はすごく良く分かる。しかし、さすがに大人になっているので、ちょっとした色合いや被写体の選び方などで、そういう照れはある程度乗り越えられると思っている。むしろ今はそういうナイーブな照れがあることに照れる。その男がどういう人間かと言うと、たまにギターを弾かされると恥ずかして何もできなくなってしまうベーシストだと言うと分かってもらえるだろうか。

そこで、彼をおおいに照れさせようと、いや、「照れ」への挑戦として、今回はかなり恥ずかしい方へ踏み込んだスナップを仕事場の近所で撮ってみた。もう薄皮一枚の所である。撮影地が江東区じゃなかったり、ちょとカラーバランスが違っていたら危ない。

公園や団地をポーンと撮ったり、傾きを気にしなかったり、被写界深度が浅かったりと、照れに対してかなりチャレンジングなことをしている。さらに追い打ちをかけて、フランス製のロマンチックなフィルターをバシバシ使った。↓ Photoshopの後処理よりもフィルターワークの方がデンジャラスだからだ。

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Cokin P121s Gradual Neutral Gray G2 Soft edge ND8相当のグラデーションフィルター。これは別に照れない。自分の定番フィルターである。画面全体または一部にゆるやかなグラデーションをかけ、空を落としたり、白く飛んでしまうのを防いだりする用途が一般的。

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Cokin P061 Center spot Incolor 2 センタースポットフィルター。中心部(移動可能)はクリアに、その他の部分は霞がかかったようになる。

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Cokin P145,143 Net Black 1 & 2 「パンスト被せ」をフィルター化したもの。これは黒の網タイツと言えよう。ピントの芯と黒の締りを維持したソフト効果が得られる。今回は効果の強弱が違う1と2の両方を使用。変態にうるさい昨今なので、パンストを自分で買ったり女の子に貰ったりするのはマズイ。さすがフランスのメーカー、ちゃんと写真用フィルターとして各色製品化されてます。ちなみに下の写真は、高校生当時、本物の青いストッキングを被せて撮ったもの。

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Cokin P083 Diffuser 1 ディフューザー。国産のソフトフィルターよりも上品なソフト効果。が、照れがあると使いドコロがない。

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Cokin P164 Circular Polarizer サーキュラーPL(円偏光)フィルター。青空を濃くしたり、反射を除去したりする。

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これらの角型フィルターを専用ホルダーで1枚もしくは2〜3枚重ねで使用した(もちろんノーフィルターもあり)。

ねじ込み式の円形フィルターを使わないのは、保護フィルターとフードをいちいち外してねじ込むのが面倒なのと、グラデーションフィルターなど位置を動かして使うフィルターがあり、重ねて使う場合も楽だから。僕はねじ込み式の保護フィルターの上からホルダーをつけてしまう。こうしたフィルターを使う際は保護フィルターは外すのがセオリーだが、画質の差は別にないと思う。「バンパー」として必ずホルダーにモジュラーフード(上の写真の正方形の枠)もつける。交換レンズが多い時はホルダー+フードが3セットくらいあると便利だ。

ただし、この手のフィルターホルダーをつけると、大口径レンズや24mm以下程度の広角レンズではケラれることもあるので注意。このコッキンPシリーズよりも大きい100mm枠以上(コッキンZ-Pro・LEEなど)のフィルターならばケラレの問題は概ね解決するが、価格も跳ね上がる。

さて、これから撮影画像を並べていくが、撮影データに引っ張られて不必要に照れないよう、あえて絞り値や使用フィルターは書かないでおく。

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor- HH 35mm 1.8

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor- HH 35mm 1.8

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8

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         NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

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         NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

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         NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE

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NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

これはやり過ぎた!  あわててこっちを撮る。↓

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE

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         NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

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         NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

ここまで来たら、だいぶ照れがなくなってきたぞ

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NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

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NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

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NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE

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NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8

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NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor- HH 35mm 1.8

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor- HH 35mm 1.8

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor- HH 35mm 1.8

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Jena Flektogon 20mm 2.8

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor- HH 35mm 1.8

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar G 90mm 2.8


自分としては結構頑張ったつもりだが、結局は伝わりにくい話なんだと思う。まったく照れずに写真を撮れる人が羨ましい・・・

・・・とは思わない。





     

    

by hoq2 | 2013-06-23 04:12 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

雨の早稲田とイカのスキー帽

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「大学の国際化」という教育雑誌記事の取材で久しぶりに母校に行った。出身大学や帰国子女であることを言うと、どういう言い回しでも自慢に取られてしまうことが多く、困る。ほら、この時点で自慢になっちゃう(←この文章も自慢っぽい)。もうどうしようもない。だから、はい、自慢です。帰国子女で早稲田卒です!(←これも自慢っぽい)

駅から本部キャンパスに向かう間に何人もの学生や教員らしい外国人とすれ違った。早稲田は今、文科省のグローバル人材育成推進事業に全学的に進めているプログラムが採択されるなど、国が進める「教育のグローバル化」のお手本のような存在の一つになっているらしい。昔ながらのバンカラなイメージからは想像しにくいが、バンカラ=自由・自主独立であるとすれば、違いや多様性を認める設立当初から続く校風とグロバール対応というのは案外結びつきやすいものなのであろう。

グローバルな視点とは、自分をしっかり持ちつつ、違いを認めて異文化ともフラットに接することだと僕は思う。日本ー外国という視点では、英語ペラペラでほぼアメリカ人みたいな日本人よりも、日本文化をしっかり背負ったうえで外国人と対等に付き合える人が国際的なのだ。つまり、英語ができるとかできないとかいう以前に、独立した自由人でなければいけない。だから、僕は内心、早稲田的=自由人であることを、(偏差値だなんだというくだらないこととは別の次元で)自慢してもいい時代がやっと来たのではと思い始めている。「早稲田はもともとグローバル志向が強い大学である」と、この日取材した大学の人も断言していた。

こんなことを書いたけれども、少なくとも僕の周りの早稲田出身者は照れ屋さんが多いので、会ってもあまり大学の話はしない。まして肯定的に思い出を語ることはほとんどない。誰かが「わ」と言おうものなら急に覚めた表情になったり、眉間にシワを寄せたりする始末だ。出身じゃない人に話を振られたら「ああ、いやあ、はあ・・・」みたいに曖昧な返事でやり過ごす。一方で、文字通り色んな奴がいるのも事実だ。偏差値教育時代の「早稲田」のブランドを、恥じらうことなく今だに後生大事に抱え込んでいる奴も約一名知っている。また、自由を履き違えて調子に乗って事件を起こすようなスーフリのようなバカが絶えないのは、この大学が本質的なレベルの低さも抱えていることを示しているとしか言いようがない。

政治的には左翼色が強いイメージがあるかもしれないが、実際は保守中道革新左右まんべんなくいた。極左のI君と極右のK君が「戦争は絶対ダメだ」「だからなんでダメなんだ?」「ダメに決まってるじゃん」「ダメなのはお前の頭だ!」なんて顔を合わせてはやりあっていたのを思い出す。僕は中国や日本、インドなどの哲学を学んでいたが、同じ中国哲学の先生でも、台湾のことを言うと怒り出す日本人なのに人民服みたいな格好をした赤い人もいれば、「中国では」なんて言おうものなら、「お前が言う中国は人民共和国の方か!あれは中国じゃない!ちゃんと中共と言いなさい」なんてウォンバットのような顔で怒り出す先生もいた。

ちなみに僕はイデオロギーそのものを否定する俺流派だが、今の学生もそんな感じなのかなと思う。あれだけあった共産主義アジテーション的な左翼学生の立看板が(既に全国的には絶滅の危機にあった時代です)今回は全然見当たらなかった。やっと、前世紀の古臭い世界観から皆が完全に卒業できたのだとすれば、めでたいことですね。


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当時は早稲田通りの反対側のキャンパスに通っていたので、大隈講堂とかがあるこの本部キャンパスにはそれほど馴染みがない。そのせいかも知れないが、特に懐かしいとも「変わったなあ」とも思わなかった。普通に「ああ、早稲田だなあ」という感じ。学生の雰囲気も、もちろん体型・ファッションは現代っ子そのものなんだけど、不思議と違和感はなかった。

早い晩飯を食べに入った早稲田通りの盛りの良い揚げ物定食屋で、サークル仲間っぽい男女学生の集団が明るいうちからビールを飲んでいた。それは昔と変わらない光景なんだけど、この会話にはちょっと「おっ」と思った。「私、飲めないんだあ」「いや、別に強制じゃないから」ー。僕の時代は強制でした!羨ましいなあ。マイペースで飲むことが許されるようになった今は飲みの誘いは断らないけど、本当は体質的にほとんど飲めない。酒がおいしいとも思わない。学生時代からサラリーマン時代にかけては酒の強要が本当に辛かった。

食堂、喫茶店、飲み屋などが集まる学生街が周りにあるのは、街なかの大学ならではだろう。これが、今は結構貴重。郊外の広くて設備の整った大学もいいけれど、僕はやっぱり早稲田のような環境が性に合う。


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今回は傘片手のNEX-7 + CZ Sonnar 24mmの一本勝負・適当撮り。来週また同じ取材の続きで来るので、雨降りじゃなかったら、久しぶりに高田馬場から撮り歩こうかな。


関係ないけど、↓ のような帽子は何て呼べばいいんですか?子供の頃から「イカのスキー帽」って言ってるけど、通じない。

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by hoq2 | 2013-06-21 21:55 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【『WAN』連載】 「絆」 第8回/イタリアン・グレーハウンド「喜びと楽しみを共有するふたりの世界」

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以前、このブログで犬雑誌の『WAN』(隔月刊)で新連載を始めると告知させていただきました(『WAN』 新連載「絆」)。その号の特集犬種と飼い主さんの絆の物語です。同誌では3本目の連載になります。第1回が2012年5月号。最新号の2013年7月号は8回目で、イタリアン・グレーハウンドの特集です。

今回ご登場いただいたのは、第1回の川原志津香さんと同じく国際経験豊富な女性。今年3歳になったロンくん(オス)と暮らす小林恵さんは、アメリカやヨーロッパに留学した後、マーシャル諸島共和国に長年暮らし、現在は東京のEU代表部で働く国際派のキャリアウーマンです。

小林さんはロンとオビディエンス、ディスク、コーシングの大会に積極的に参加しています。実を言うと、僕はこうした競技やドッグショーに参加する一部の人たちにはあまりいい印象を持っていません。「勝つために犬を替えた」「すぐ骨折する。ありゃ駄目だ」というような言葉を面と向かって聞いたことが少なからずあります。犬を自分の名誉のための道具にしているような人も中にはいるのだと私は感じています。もちろん、こうした競技は犬も人一倍楽しんでいることが多いので、それ自体は素晴らしいものだと思います。しかし、人間の欲が上回ってしまうのは悲劇です。

その点、小林さんの場合は目的がしっかりしています。ロンが楽しめることを探した結果行き着いたのがディスクでした。その後、絆をより深めればロンはもっと楽しくなり、自分もそれを共有できるとオビディエンスを始めたのです。そして、コーシング大会に参加するようになった理由が特に素晴らしい。

「サイトハウンドの本能を発揮して思い切り走ることのできる機会を作ってあげたい」

小林さんは、常に犬の目線に立ってふたりの人生を考えています。「ベタベタしているから信頼関係があるということではないと思います。なついてくれるのは嬉しいですが、自分に何かあって人に貰われたとしても、誰にでも好かれる犬になってほしい。そして、走ったり遊んだり、色々なものの臭いをかいだり、犬として楽しんで生きてほしい。その中で一緒にできることを見つけながら、喜びを共有したいと思っています」。僕はこの言葉にすごく共感し、感銘を受けました。


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小林さんのこの視点は、人と犬が対等であるという認識が前提になっていると思います。生物としての力関係で言えば人間は地球上で最も強い存在ですから、平等ではないかもしれません。しかし、強い者であろうと弱い者であろうと、万物は対等である。私はそう思います。海外経験が豊富な小林さんのことですから、そういうことが意識せずとも自然に身についているのではないでしょうか。僕も15歳まで日本と海外を行ったり来たりしていましたから、差別を受けたり差別をしてしまったりという経験があります。その悲しみや後悔の念などから学ぶことは多く、違いを超えた対等な関係というものを理解しているつもりです。

「犬が好きな人には悪い人はいない」と言いますが、小林さんとロンくんのような関係が築けているのならば、その通りだと思います。だって、人と犬、「種」が違う者同士が対等なんですよ。同じ人間同士でさえ、やれ差別だ、やれ平等だとギクシャクした社会です。対等であることと平等であることは違います。そこを消化しきれないまま突き進んでしまうと、差別や逆差別が生まれるのだと私は思います。

男と女、日本人と外国人、健常者と障害者(あえて障碍者・障がい者とは書きません)、人と動物、雇用主と雇われ人、金持ちと貧乏人。違うのが当たり前です。そして、自然の摂理や人類史の積み重ねの中で各々の力関係には差があります。宇宙は平等ではないということを淡々とした事実として受け入れなければいけません。平等が実現するのは、自分が神になった時のみです。それを踏まえたうえで、万物は対等であるとせめて過半数の人が実感できていれば、色々な悲しみや怒りがなくなっていくのではないでしょうか。


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『WAN』7月号は好評発売中です。イタグレ好きな人、小林さんとロンくんのことをもっと知りたい人は是非、手にとってみてください。




       

by hoq2 | 2013-06-17 01:43 | 写真(Dog Snapshot) | Trackback | Comments(0)

【NEX-7】 最終評価 レンズ編 4  Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8

NEX-7を導入してから半年余りが過ぎました。本ブログのおもな主旨は、「写真」という結果を紹介することにありますが、アクセス数が多いのは機材に関することをメインテーマにした記事です。ですが、ファーストインプレッション以降、まとまってボディやレンズを評価した記事を書いていませんでした。このままでは竜頭蛇尾になってしまうので、随時ファイナルインプレッションも書いていきたいと思います。

ボディ編に続き、各レンズについても不定期で上げて行きたいと思います。同時進行でEOS編もやっていきます。


NEXレンズ編の対象は2013年5月末時点で所有している以下のレンズです。

・Sony E 16mm 2.8 (ウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1)
SIGMA 19mm 2.8 EX DN
Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8
・HOLGA HL(W)-SN 25mm 8
・Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 H-H (ミノルタMC=MDマウント)
・Contax Tessar 45mm 2.8 (ヤシカ/コンタックスマウント)
Sony E 50mm 1.8 OSS
・Contax G Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8 (コンタックスGマウント)
・Canon FD 400mm 3.5 S.S.C (キャノンFDマウント)
・Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS

(以下EOSと共用 M42マウント)
・Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm 3.5
・Chinon 28mm 2.8 MC
・Auto Chinon 35mm 2.8
・Chinon 55mm 1.7 MC
・Auto Chinon 135mm 2.8
・РУБИHAP ( Rubinar / ルビナー )500mm 8


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これもお気に入りレンズの一つです。ミノルタMFカメラは使ったことがありません。NEX-7の標準レンズとしてこのレンズを選び、初めてロッコールを手にしました。マウントアダプター「遊び」用ではなく、大真面目にNEX-7の標準レンズを検討し、ロッコール35mm1.8に行き着いたのです。

これを手にする前に純正のE50mm1.8は持っていましたが、やっぱりフルサイズに換算した50mm相当(35mm前後)の標準レンズは確保しておきたかった。入手を検討した時には純正のE35mm1.8(SEL35F18) が発売されたばかりでしたが、あんまり食指が動かなかったんですね。Eマウントの純正レンズとNEX-7の組み合わせで「赤味」が強く出ることに辟易していたのと、当時のSEL35の実売価格が4万円くらいと、ソニーEマウントの標準レンズとしてはやや割高感があった。それに、EOS用でコシナツァイスのPlanar 50mm1.4 を持っているので、NEXの標準には金をかけたくなかったという個人的事情があります。僕はAFレンズをマウントアダプターで使う気はしないので、必然的にMFレンズを中古で探すことになりました。

だから、SEL35F18よりも高いレンズはNG、3万円台もNG(それなら値下がりを待ってSEL35F18に行く)。開放値はF1.4かF2。この条件に合う中で最も実用性が高そうだったのがこのレンズでした。問題は実用品として状態がいい個体がどうやら少なそうだということ。コレクション品級は3万超えてしまいますし、そもそも実用上影響がある部分しか私は気にしません。そして折よくヤフオクでマウント指標の赤ポッチが欠けているということ以外は、状態が極めてよさそうなものがリーズナブルな価格で出ていました。私の場合は、赤ポッチなんて全く必要ありません。他にMC/MDマウントを使うことはまずなく、一度マウントアダプターをつけたらそのままなので。

この選択が正しかったことは初回の使用で確信しました。その時の日記はこちらです。レンズそのものの描写は予想以上で、シャープネスや逆光性能などはオールドレンズであることを感じさせない。一方で、開放付近のボケは今のAFレンズにはない文字通り「ほやけている」という味のあるボケ。最近のいいレンズはこのボケがシャープさを秘めた「トロ味」のような感じがするのですが、せっかくなのでやっぱりオールドレンズの味があった方がいいですよね。現代レベルで遜色がないことと、古き良き味のバランスが3:1くらいで前者寄りな所が、自分的にはストライクです。

また、例の「赤味」は予想通りまったくなし。旧ミノルタレンズはクールトーン寄りというイメージを持っていたのですが、このレンズはまさにそうだったようです。NEX-7ボディの暖色寄りの色出しと相殺されて気持ちのいいニュートラルな結果が得られます。「α」つながりは偶然でしょうが、相性はバッチリです。


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上の3枚のように普通に撮って普通に後処理してもいい感じの絵が得られるのですが、下の写真のようにオールドレンズであることを生かして、あえて銀塩的なあいまいさを出す後処理(この場合は彩度調整やモノクロ化、粒子の追加など)をする時にも非常に重宝しそうです。こういう時、現代のレンズだと「後処理しましたよー」みたいな嫌らしさがにじみ出てしまいがちだと思うのです。その部分では、今後このレンズにも仕事での出番があるのではと思います。

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【描写】 ★★★★★ 線のしっかり感なんかは結構ニコンっぽいのかなあと思いますが、繊細なボケ方などキャノンぽさもあって、色乗りなんかはライカっぽい。それがロッコールなのでしょうが、プロパーなミノルタユーザーではない自分が迂闊なことは言えないですね。ツァイスとキャノンEFを好んで使っている自分にも気持ちよく受け入れられる素晴らしい描写だと思います。古いレンズの場合心配される逆光性能や開放付近の描写も、最新レンズには及びませんが、十分現代レベルで通用します。先に書いたクールトーン寄りの色味など、NEX-7の標準レンズとしての相性も抜群。満点!

※このレンズには後期型のMDマウントタイプもあります。小型軽量化などの変化があるようですが、描写の差は分かりません。

【マウントアダプター関連】 ★★★★☆ 八仙堂のマウントアダプターをつけています。安いので恐らく中国製ですが、作りはしっかりしています。買った状態でそのまま装着して固すぎず緩すぎず。無限遠もしっかり出ます。一度ガードレールにぶつけてレンズとアダプターの接続にガタが出たのですが、説明書にガタがある場合やキツすぎる場合の調整法が書いてあり、その通りにしたら直りました(私はつけっぱなのでその時にキツ目にしました)。

ミラーレス一眼のフランジバックは短いので、厚みのあるマウントアダプターがほとんどです。このMC/MD用も例外ではありません。中空の単なる「筒」なので重さはたいして変わりませんが、全長は1.5倍くらいになってしまいます。仕方ないことですが、小さくまとめたい人にとっては、ここがマウントアダプターを使う際のネックの一つになります。個人的にもアダプターのせいで標準レンズとしては大振りになってしまっている点で★一つ減としておきます(実はそんなに気にしてませんが)。

【操作感・デザインなど】 ★★★★☆ プラスチック鏡胴などなかった時代のレンズなので、当然オール金属です。日本の工業力が最も高かった時代のものでもあるので、非常に工作精度が高い。間違いのない素晴らしい造りです。「本物の」MFレンズなのでヘリコイドの操作感は抜群。私はこの点ではAi-sニッコールが最高だと思っていますが、匹敵します。中古でしか手に入らないレンズなのでこのあたりは個体差があるでしょうが、私のレンズはアタリのようです。オーソドックスなデザインなので、NEX-7につけても違和感なくかっこいい。フードはこのレンズ専用の純正品を本体と別に入手しました。内側に起毛のあるラッパ型のメタルフードです。minoltaの旧ロゴもかわいい。やっぱりいいよなあ、MF時代のものは。

唯一引っかかる点は絞り環の開放F1.8の次が2ではなく2.8なことです。もちろん手動で機械的に絞りを動かす昔のレンズですから無断階で絞りを設定でき、F2がないわけではありません。が、1.8と2.8の間のみ中間絞りのクリックストップがないので、実写で間を使うことは事実上ありません。開放1.8という中途半端なスペックですが、F1.4ではなくF2感覚で使うこととなります。

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【サイズ】 ★★★☆☆ マウントアダプター抜きでは一般的なMF35mmF2の大きさ・重さです。だから何の違和感も問題もないのですが、純正のSEL35F18を基準にすればでかすぎるということになります。実際に使っていて大きさ・重さに辟易したことはないですが、もちろん「わあかる~い」とも思いません。★3つくらいにしておきましょうか。

【総評】★★★★★ 
客観的に評価すれば、マウントアダプターを使うことやMFだということなど「そもそも論」で引っかかってしまいます。ここはそういう評価をするブログではありませんので、個人的評価で満点です。予算を度外視すればZeiss Touitの32mmをはじめ、もっといい選択肢はいくつかあるでしょう。でも、ツァイス信者の私ですが、Touit32mmに置き換えたり買い足す気にまったくならないほどこのレンズが気に入っています。


【関連記事】

<ファイナルインプレッション>
【NEX-7】 最終評価 ボディ編
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 1  SIGMA 19mm 2.8 EX DN
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 2  Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 ( SEL24F18Z )
【NEX-7】最終評価 レンズ編3  Sony E 50mm 1.8 OSS ( SEL50F18 )

<ファーストインプレッション>
【NEX-7】真打ち登場 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 & Jena Sonnar 135 3.5
NEX-7 買った!【街頭スナップ実践編】 
 NEX 16mm用 ウルトラワイドコンバーター
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РУБИHAP ( Rubinar / ルビナー )500mmF8 ミラーレンズ
【NEX】 HOLGAをデジタル化
【Nagano Snapshot】 蓼科1 白樺湖 (NEX-7のホワイトバランスに物申す)

おもな作例
写真(Naganao snapshot)  
写真(Street Snap)





Minolta MC、MDレンズ→SONY NEX Eマウント用 マウントアダプター

Minolta MC、MDレンズ→SONY NEX Eマウント用 マウントアダプター


   

by hoq2 | 2013-06-15 06:22 | カメラ | Trackback | Comments(1)

【NEX-7】最終評価 レンズ編3  Sony E 50mm 1.8 OSS ( SEL50F18 )

NEX-7を導入してから半年余りが過ぎました。本ブログのおもな主旨は、「写真」という結果を紹介することにありますが、アクセス数が多いのは機材に関することをメインテーマにした記事です。ですが、ファーストインプレッション以降、まとまってボディやレンズを評価した記事を書いていませんでした。このままでは竜頭蛇尾になってしまうので、随時ファイナルインプレッションも書いていきたいと思います。

ボディ編に続き、各レンズについても不定期で上げて行きたいと思います。同時進行でEOS編もやっていきます。


NEXレンズ編の対象は2013年5月末時点で所有している以下のレンズです。

・Sony E 16mm 2.8 (ウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1)
SIGMA 19mm 2.8 EX DN
Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8
・HOLGA HL(W)-SN 25mm 8
Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 H-H (ミノルタMC=MDマウント)
・Contax Tessar 45mm 2.8 (ヤシカ/コンタックスマウント)
・Sony E 50mm 1.8 OSS
・Contax G Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8 (コンタックスGマウント)
・Canon FD 400mm 3.5 S.S.C (キャノンFDマウント)
・Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS

(以下EOSと共用 M42マウント)
・Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm 3.5
・Chinon 28mm 2.8 MC
・Auto Chinon 35mm 2.8
・Chinon 55mm 1.7 MC
・Auto Chinon 135mm 2.8
・РУБИHAP ( Rubinar / ルビナー )500mm 8


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NEXレンズ編第三弾はお待ちかね(?)の純正50mmです。NEXシリーズ開始初期からあったレンズで、NEX-7購入後2本目に買い足したのがこれです。標準50mmですが、APS-CのNEXボディ専用ということで、メーカー的には「中望遠のポートレートレンズ」という扱いですね。長めの外観も中望遠的です。私はNEXでは人物ポートレートはまず撮らないのですが、主用途の街頭スナップでも70〜85mmという画角は外せないものです。特に空間が広い田舎や海外では東京などの狭い都会と距離感が変わるので、中望遠が標準レンズ的になる場合も多いのです。

その観点から、NEXの50mmが画角的に使いやすいかというと、使いやすいです。画角的には75mm相当ですが、50mmなので「広めの空間での標準レンズ」としてピッタリなわけです。逆にフルサイズの85mmみたいな感覚では望遠っぽい遠近感や被写界深度の面で物足りなさを感じます。そういうわけで、EOSとの2台持ちでNEX-7を使うことが多い私は、「広めの空間での標準レンズ」が欲しい時はこのレンズ、「中望遠単焦点」が欲しい時はキャノンEFの85mm1.8を使います(同時に持ち出すことはなく、撮影に出かける前にどちらかに決める)。

そしてこれは、非常によく写るレンズです。ゾナー的なシャープさとヌケの良さが特徴で、もしツァイスがゾナーでNEX用の50mmを出しても決定的な差は出ないのではないでしょうか。開放ではややグルグボケが出ますが、僕は好きなので気になりませんし、多くの大口径標準〜中望遠のオールドレンズほど強いものではありません。ピントその他どの絞りでも不満がないどころか要求以上の描写をします。とにかくシャープで色乗りもよく、国産レンズ離れした好みの描写です。それが実売2万円台前半ですよ!恐ろしくコストパフォーマンスが高い。間違いなくこれは「買い」でしょう。

欠点は既に最終レビューをしているシグマの19mmと同じ。NEX-7独特の赤味が強く出るレンズの一つです。というか、私が持っているEマウントレンズは、ツァイス24mm 1.8を除いて皆そうです。純正レンズ全体の傾向であるということは、ソニーはこの赤味を積極的に肯定しているということなので、NEX-7のシステム全体に対する不満と言った方が正確でしょう。「赤味」についてはそれがかえって好きだという人もいると思います。ですが、これは「好み」を超えた客観的に偏った色カブリだと個人的には評価せざるを得ません。ですので、素晴らしいレンズなだけにその点が非常に残念です。


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このブログで載せている写真はすべてPhotoshopで調整済みなので、私がことあるごとに言う「NEX-7の赤味」には気づきにくいかもしれません。なので、今回はNEX-7+SEL50で「撮ったまま」だとこんな感じというのをお見せしたいと思います。曇天の空という特にAWBが赤を強く出そうとし、また赤味が目立ち気になりやすい条件です。上がAWB・jpegで撮ったまま、下がPhotoshopで調整後です。

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【描写】 ★★★★☆ 

赤味は大きな欠点ですが、本質的にはNEX-7のボディあるいはソニーの写真に対する考え方のの問題であること、今までPhotoshop調整で許容範囲に収めることができていることを考慮して★一つ減に止めます。それ以外は満点。このレンズをゾナーのつもりで使っているほど、シャープでヌケの良い描写は自分の好みにもピッタリ合ってます。特にシャープさや滑らかなボケが演出する立体感が素晴らしい。開放での描写も申し分ない。開放F2だと物足りなさを感じるかもしれませんが、逆にF1.4じゃなくて残念とも感じません。

【AF性能】★★★★★

自分はNEXでは動体をAF-Cで追うという使い方をしませんので、その限りではなんのストレスも感じません。

【OSS】★★★★★

あまり意味がないと思うので、検証実験みたいなことはしていません。ですので、実際にどのカットでどの程度効いているのかあまり実感できないでいますが、撮影結果を見ればブレ補正はよく効いていると思います。手ブレでスポイルされたカットはほとんどない。OSSであることを忘れさせるくらい撮影中の作動感がないのは高性能な証拠と思います。また、OSSがついていることによって画質が低下しているという感じもしません。私にとってブレ補正機能の有無はレンズ選びの条件として優先度は低いですが、このレンズのOSSは歓迎すべきものと思います。

【操作感・デザインなど】 ★★★★★

描写はゾナー級ですが、ツァイスのSEL24F18と違ってこちらはプラスチック製。しかし、シルバーの仕上げが大変によく、それを感じさせない。モノとしての魅力も十分と思います。ピントリングのトルク感もしっかりあります。NEX-7のブラックボディとの組み合わせもかなりかっこいいと思います。フードはLIM'S製の専用メタルフードに交換しています。メタルフードにこだわる個人的な趣味なので、ほとんど形状が同じな付属のプラスチックフードでも十分良いと思います。

ちなみにLIM'Sの各種メタルフードは非常に出来が良く、各レンズとのマッチングもよく考えられていてお気に入りです(EF85mm用も使っています)。韓国メーカーなので、国内では入手経路に限りがあります。私はebayで買いました。今日び、ネットで韓国のものを褒めると叱られそうですが、相手が誰であろうと間違いや非道を批判する勇気と同時に、良い物は良いと認める勇気、良くも悪くもないことには普通に接する度量がなければいけないと私は思っています。公平なスタンスに立って初めて、理不尽に対して毅然とした態度を取れるのです。

【サイズ】 ★★★★★

ミラーレス一眼の標準レンズとして見ればやや大ぶりかもしれませんが、中望遠として見ればコンパクト。NEX-7にコンパクトカメラ級の手軽さを求める人はいないでしょうから、満点。

【コストパフォーマンス】 ★★★★★

★10個あげたいくらいです。これまでに新品2万円ちょっとでこんなに良く写るレンズがあったでしょうか?しかも最新技術が詰め込まれた純正の現行型。こういうレンズが存在し得るのがミラーレス一眼の強みかもしれませんね。



【総評】★★★★☆

満点をあげたいところですが、NEX-7で使っているクールトーン好きの自分としては赤味はどうしても見過ごせません。ボディが変わって赤味が抜ければ満点です。



【関連記事】

<ファイナルインプレッション>
【NEX-7】 最終評価 ボディ編
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【Nagano Snapshot】 蓼科1 白樺湖 (NEX-7のホワイトバランスに物申す)

おもな作例
写真(Naganao snapshot)  
写真(Street Snap)



  

by hoq2 | 2013-06-13 04:29 | カメラ | Trackback | Comments(2)

【Nagano Snapshot】 原村2( 後篇 )

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NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F4 ISO400 Gradual ND



【Nagano Snapshot】 原村2( 前編 )  魔がさすことも・・・ の続きです。

トイレ&財布騒動の後、「晩飯は食ってこい」ということだったので、わざとゆっくり暗くなるまで歩く。暑くもなく寒くもなく、これぞ適温。気持ちのいい散歩となった。振り返ると、びっくりするようなピンク色の夕焼けだった。


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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.7 ISO400

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F4 露出補正-0.7 ISO200

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F1.8 ISO100

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NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F5.6 露出補正-1.0 ISO100

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         EOS 5D Mark III Canon EF 85mm 1.8 絞り優先オート F4 露出補正-1.3 ISO200

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         EOS 5D Mark III Canon EF 85mm 1.8 絞り優先オート F4 ISO200

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         EOS 5D Mark III Canon EF 85mm 1.8 絞り優先オート F5.6 ISO200

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         NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F2.8 ISO100

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         EOS 5D Mark III Canon EF 85mm 1.8 絞り優先オート F2.8 露出補正-0.7 ISO200

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         NEX-7 Sony E 16mm 2.8 + ウルトラワイドコンバーター VCL-ECU1 絞り優先オート F8 ISO200

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F5 露出補正-0.7 ISO100

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         EOS 5D Mark III Canon EF 85mm 1.8 絞り優先オート F5.6 ISO100

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F8 露出補正-0.7 ISO200

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F10 露出補正-0.7 ISO200 Gradual ND

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F8 露出補正-0.3 ISO200 Gradual ND

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NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F4 露出補正-0.3 ISO200

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         NEX-7 Sony E 16mm 2.8 + ウルトラワイドコンバーター VCL-ECU1 絞り優先オート F5.6 ISO200

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F4 露出補正-1.0 ISO400

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.7 ISO400

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F2.8 ISO400

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F4 露出補正-0.7 ISO400

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NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F7.1 ISO200 Gradual ND

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm 3.5絞り優先オート 露出補正-1.0 ISO800

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NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F2.8 露出補正-0.3 ISO400

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NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F2.8 露出補正-0.3 ISO400 Gradual ND

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F2.8 露出補正-1.0 ISO400

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F4 ISO800

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.3 ISO800

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F2.5 ISO800

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.3 ISO800

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F4 露出補正-1.0 ISO800

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F8 露出補正-0.7 ISO400

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.3 ISO800



<使用機材>

    

    

  


by hoq2 | 2013-06-10 04:26 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】 原村2( 前編 )  魔がさすことも・・・

 2011年夏より、長野県・蓼科の別荘地に定住している。1年余りが過ぎ、土地への理解がゆっくりと深まるにつれ、愛着も湧いてきた。そして、いつしかカメラを手に町に出て、写真を撮るようになった。長年撮っている東京とはずいぶん勝手が違うようにも感じられ、しかし、同時に集中的に通ったベルリンとすら、同じような写真を撮っているようにも思う。
  「そこも、ここも、そことここの間も皆同じ」ーーー。そういう信念があるから、これは長野の町のガイドブック的な紹介ではない。どこにでもあるような物体、通り、風景は、どこにいても気になる。だが、写真というものは撮り手の意志とは関係なく、「記録」し続ける側面もある。だから、いつかこれらの写真がたまったら、何かしらの形でまとめて発表したいと願っている。それがもしかして、50年、100年経って、21世紀初めの「地方」というものの、異端の記録になるかもしれないと夢想する。


このシリーズを、以前HP上で公開した【Tokyo Snapshot】、そして、それをベルリンの写真と合わせて発表した写真集『Berlin+Tokyo』の続編的な位置づけで、【Nagano Snapshot】と名付けました。本ブログでは、内容を絞ってまとめる前段階として、撮影日順にあまり点数を絞らずにアップしていきます。将来のための私的な忘備録代わりという側面もあります。

初めての町を歩くことも、何度も同じ町を歩くこともあります。



※ 各画像はクリックで拡大します( Mac・PC )


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NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F8 ISO100 Gradual ND


農業が盛んな村というのはやはり活気がある。人が溢れる都会の活気とは違う。静かに元気があると言ったらいいだろうか。不況下の大都市のような白っちゃけた空疎感がない。前回この村を歩いたのは冬だったが、緑があるとやはりいい。気候がいいので、非常にゆっくりとしたスピードで歩いた。この日は薄曇りだったが、自分のトーンを出すのには多分、快晴より良かっただろう。元気な村そのままの「明るい農村」みたいな写真は嫌だ。


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NEX-7 SIGMA 19mm 2.8 EX DN 絞り優先オート F11 露出補正+0.3 ISO100

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F2 露出補正-0.7 ISO100

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F2 ISO100

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F3.2 ISO100

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F8 ISO100

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F4 露出補正-0.3 ISO100

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EOS 5D Mark III Canon EF 85mm 1.8 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.3 ISO100

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F11 露出補正+0.3 ISO100

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm 3.5 絞り優先オート 露出補正-0.7 ISO100

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm 3.5 絞り優先オート 露出補正-0.7 ISO200

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.7 ISO100

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Planar 50mm 1.4 ZE 絞り優先オート F8 ISO100


さて、ここまで歩いた時点で便意が我慢できなくなり、早足で村で唯一のスーパーに向かう。「もうだめだ」と脂汗を拭っていると、前方からゴースケ(うちの犬)似のかわいい奴が!


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戯れているうちに便意が引っ込む。まさに救いの神だ。2歳のオトコのコ。顔は若いころのゴースケに似ているが、体は倍くらいでかい。飼い主さんは「いや、小さいよ。獣医さんはフレンチにしては小さいと言ってたよ」と言うけれど、でかいです。10年くらい前から日本のフレンチ・ブルドッグは他の犬種同様、どんどん小さくなっている。だから、彼くらいのサイズが本来のスタンダードだと言える。まあ、個体差の大きい犬種だから言い切れない部分はあるけれど、久しぶりにいいフレンチを見せてもらいました。

彼と別れた後、スーパーのトイレへ。用を済ませて洗面台に立つと、立派に膨らんだ財布があるではないですか!手にとって2秒くらい考えましたね。「開けてみて大金が入っていたら持って行っちゃおうか」と。いえ、もちろん中を見ずに店長さんに届けましたけど。夜、持ち主からお礼の電話があり、「助りました」という声を聞いて魔が差さなくて良かったと・・・。竹やぶで一億円拾ったら、どうする???


後篇に続く >>



    

by hoq2 | 2013-06-10 03:36 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【NEX-7】 最終評価 レンズ編 2  Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 ( SEL24F18Z )

NEX-7を導入してから半年余りが過ぎました。本ブログのおもな主旨は、「写真」という結果を紹介することにありますが、アクセス数が多いのは機材に関することをメインテーマにした記事です。ですが、ファーストインプレッション以降、まとまってボディやレンズを評価した記事を書いていませんでした。このままでは竜頭蛇尾になってしまうので、随時ファイナルインプレッションも書いていきたいと思います。

ボディ編に続き、各レンズについても不定期で上げて行きたいと思います。同時進行でEOS編もやっていきます。


NEXレンズ編の対象は2013年5月末時点で所有している以下のレンズです。

・Sony E 16mm 2.8 (ウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1)
SIGMA 19mm 2.8 EX DN
・Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8
・HOLGA HL(W)-SN 25mm 8
Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 H-H (ミノルタMC=MDマウント)
・Contax Tessar 45mm 2.8 (ヤシカ/コンタックスマウント)
Sony E 50mm 1.8 OSS
・Contax G Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8 (コンタックスGマウント)
・Canon FD 400mm 3.5 S.S.C (キャノンFDマウント)
・Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS

(以下EOSと共用 M42マウント)
・Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm 3.5
・Chinon 28mm 2.8 MC
・Auto Chinon 35mm 2.8
・Chinon 55mm 1.7 MC
・Auto Chinon 135mm 2.8
・РУБИHAP ( Rubinar / ルビナー )500mm 8


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このレンズとNEX-7の組み合わせは、私の主戦力の1つです。このレンズがあるからNEX-7を使っていると言ってもいいくらいです。私は根っからのツァイス信者なので、過大評価しているかもしれませんが・・・。ともかく、ソニーの最大のアドバンテージは「純正のツァイスレンズがあるから」と言い切ってしまいましょう。

先ごろ発売になったTouitの2本(12mm&32mm)は、ソニーEマウントとフジXマウントの2種類で出している「ツァイスの」レンズです。この24mmのように「ソニーの」ツァイスレンズというわけではないので、Touitはソニーのカタログには載っていません( もちろん、そこはこだわるポイントではなく、特に12mmはいつかは欲しい! )。つまり、この24mmはNEXのためだけに作られた唯一の純正Zeissというスペシャルなレンズなのです。

ツァイスに特に思い入れがない人にとっても、純正対応の35mm相当のレンズはこれ以外に選択肢はありません。実売8万円弱(新品)というのは高いですが、写真を真剣にやっている者には出せない額ではない。しかも、NEXをライカ的な使い方をするのであれば、一番使い勝手のいい画角ですから、ここに(ツァイスレンズとしては)リーズナブルな価格で一切妥協のないレンズが鎮座しているというのは絶妙だと思います。僕はこれを買うのに全く迷わなかったです。だだ、3、5、6シリーズにはオーバースペックな嫌いはありますね。逆に7ユーザーならば多少無理してでも欲しいレンズです。

肝心な写りは、文句のつけようがないものです。開放からどの絞りでもシャープ。深みのある色合い。立体感を感じる素晴らしい抜けの良さ。ブレ補正機能を画質低下を招くとしてあえて入れなかったのも、「さすが分かっている」。現代的な写りとはこういうものだ!という、光学的に最先端をいく前衛的なレンズです。

もし、文句をつけるとすれば、欠点がなさすぎることでしょう。ライカ信者ほどではないにしろ、ツァイスにもクラシックな「味」を期待する人もいます。コシナのツァイスはそういったニーズを見越して現代的な描写よりも、伝統的な「味」を優先している嫌いがあります。要は、オリジナルの「プラナー」であったり「ゾナー」の忠実リメイクというやつですね。たとえば、プラナーの50mmはヤシコンの50mmと瓜二つの開放付近のグルグルボケと開放でのピントの甘さがそのまま残っているし、ディスタゴンの28mmはアンバー寄りの独特の色味こそ今っぽくなっているが、ド級の周辺光量落ちはヤシコン28mm/2そのままです。それはそれで良いと思いますし、僕もその欠点を味と見て積極的に使っています。

一方、この24mmはこうした「先例」がないスペックのレンズということもあって、リメイクではなく、まったく新しいレンズです。それを嫌うというのであれば、マウントアダプターを用意して他を当った方が良いでしょう。私の場合はなぜ、ライカよりもツァイスかと言うと、堅実路線で最高の結果を出すライカに対し、常に前衛であろうとして妥協をしないツァイスの方が性に合っているから。画像の見た目としても、同じように深みのある画像ではあるけれど、何か人間的な「ぬくもり」を感じさせるライカに対し、ツァイスは「神の目」に挑戦しているようないい意味での冷たさを感じます。その悪魔的危うさが僕は好きですね。


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【描写】 ★★★★★ 

先に書いた通りです。文句のつけようがありません。広角でゾナーというのはおそらくこのレンズだけだと思いますが、コクがあるディスタゴンよりもビオゴン系のカミソリのような描写に近いかもしれません。つまりはゾナーそのものです。コクのある色味ながら極端な押し出しの強さはなく、「ツァイス」=「個性」と思う人にはやや物足りないかもしれませんが、優等生的かと言うとそうではない。僕的にはすごく良い落とし所で品よく押し出してきている絵だと思います。NEX-7特有の「赤味」はこのレンズでも出ますが、他の純正系レンズと比べると弱く、好みの範囲に収まる程度です。

【AF性能】★★★★★

純Sonyのレンズとなんら変わりません。静かで速い。

【操作感・デザインなど】 ★★★★☆

まず、このレンズにブレ補正はあってはいけません。どんなに便利であっても、光学性能を落とす選択肢をしないのがツァイスの思想なはず(そっち方面の技術は日本メーカーにしかないという真実も)。便利機能優先な人にとっては、割高なレンズかもしれませんね。しかし、僕はこれに関しては減点なし、むしろ加点対象です。

造りも完璧。しっかりと金属です。デザインもZeissのロゴが目立ちますがそれほど嫌らしくなく、全体にシックで良いのではないでしょうか。

付属のフードはプラスチックの大型の花型フードです。内側に植毛された高級感のあるもので、機能的には完璧なのでしょう。「小ささ」を一切考慮しないのがツァイスらしいですが、これに関しては常用するにはやはり大きいことと、SIGMA 19mm 2.8 EX DN の記事で書きましたが、僕は金属フードフェチなので、安物ながら写真の穴あき金属フードに替えています。コシナのように最初から金属フードが付属していれば言うことなしなので、ここはすごく主観的な判断ですが★1つ減。

【サイズ】 ★★★★★

ソニーやシグマのプラスチックレンズほどではないですが、NEX専用なのでツァイスにしては全然軽いし小さいです。個人的にはこれくらいがちょうどいい。

【総評】★★★★★

これはNEX界の「神の目」でいいと思います。あいまいさから来る「ぬくもり」が欲しい人は、やめた方がいいです。それくらい Close to the edge に立つレンズです。


【関連記事】

<ファイナルインプレッション>
【NEX-7】 最終評価 ボディ編
【NEX-7】最終評価 レンズ編2 SIGMA 19mm 2.8 EX DN
【NEX-7】最終評価 レンズ編3  Sony E 50mm 1.8 OSS ( SEL50F18 )
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 4  Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8

<ファーストインプレッション>
【NEX-7】真打ち登場 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 & Jena Sonnar 135 3.5
NEX-7 買った!【街頭スナップ実践編】 
 NEX 16mm用 ウルトラワイドコンバーター
【NEX-7】 SEL50-F18は「神レンズ」か!?
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【Nagano Snapshot】 蓼科1 白樺湖 (NEX-7のホワイトバランスに物申す)

おもな作例
写真(Naganao snapshot)  
写真(Street Snap)



    

by hoq2 | 2013-06-09 04:39 | カメラ | Trackback | Comments(0)