デジタルモノクロ写真の練習

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銀塩をやめて残念なことが一つあります。モノクロを撮らなくなった。かつては、写真で芸術をする=モノクロという観念があり、私もそれに乗っていました。撮らなくなったわけについては、こちらの記事を参照していただきたいと思います。→【Nagano Snapshot】 諏訪3  モノクロを撮らないわけ

でも最近、暗室作業の楽しさなどを思い出したり、街頭スナップで「この写真はモノクロの方が伝わるよなあ」というのが出て来ました。かといって、他にやりたいことがたくさんあり、銀塩カメラ・暗室に戻ることは不可能。そこでPhotoshopを使って銀塩のモノクロの味を再現する練習をしてみました。

とりあえず、【Nagano Snapshot】 佐久4 ぴんころ地蔵から、「モノクロの方が伝わるよなあ」という写真をピックアップして後処理をしてみました。


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デジタル写真でモノクロを作る方法はいくつもあります。今回は元画像がjpegのRGB画像。RGBのままPhotoshop(CS5・Mac版)で次のように処理しました。

・「色相・彩度」調整レイヤーを2つ作る。
・調整レイヤーの1つで彩度を完全に抜き、モノクロ化
・もう1つで「色相」を動かし、Y/G/R/B/Oのアナログのモノクロ用カラーフィルターと同様の効果を出す。
・「フィルタ」の「粒状フイルム」で粒子を乗せる。
・必要なら「グラデーションツール」(=アナログのGradual NDフィルター)、「覆い焼きツール」「焼きこみツール」などで味付け
・「レベル補正」「シャドウ・ハイライト」「明るさ・コントラスト」でトーンを調整
・「カンバスを拡大」で黒枠をつける

Photoshop CS5には、「色調補正」に「白黒」という項目があり、これでプリセットのレッドフィルターや赤外線フィルターが使えます。しかし、これを使うと元画像によってはかなりノイズが乗るのでイマイチ。上記の方法だと元画像を破綻させることなく、フレキシブルにアナログのモノクロ用フィルターの効果が出せると思います。

アナログに置き換えると、だいたい次のようになります。

・フィルムの選択・現像法による粒状性の調整→「粒状フイルム」フィルター
・カラーフィルターによるコントラスト・色ごとの濃度の調整→「色相・彩度」調整レイヤー
・フィルム現像液の希釈率や増・減感によるトーンの調整→「シャドウ・ハイライト」
・印画紙の号数→「明るさ・コントラスト」の「コントラスト」
・プリント時の露光時間→「明るさ・コントラスト」の「明るさ」
・覆い焼き・焼きこみ→「覆い焼きツール」「焼きこみツール」

そして、「レベル補正」がデジタルならでは全体のトーンの微調整を可能にするツールになります。

今回は印画紙と現像液の選択で変わる「温黒調」「冷黒調」などの表現は加えませんでした。RGB画像なので微妙に着色することでそれに似た効果は出ますが、それはちょっと違うかな、と。今回の狙いはあくまで「銀塩で行なっていたことをデジタルに置き換える」という作業です。「新たなアプローチでモノクロ調のデジタル画像を作る」ということではない。どちらも同じだと捉える向きもあると思いますし、逆に銀塩写真の方に分があると考える人もいいるでしょう。それはそれで尊重したい考え方です。

僕の立場は、銀塩もデジタルも知っていてややデジタルが優勢というところです。であるから、銀塩の技術を継承したデジタル写真を作って行きたいと思っています。僕より若い世代はデジタル寄りか完全なデジタル・ネイティブ、上は銀塩寄りな人が多いはず。結構貴重な世代なのです。だから、なおさら「銀塩を踏まえたデジタル写真」をやっていく意義を感じます。

自分の中では今回の作業によって、銀塩と同じ事ができているのではないかと思います。決して「擬似モノクロ」ではなく、ツールが違うだけで同等なのだと。それでもまあ、銀塩にこだわる理由はいくつもあると思います。「ぬくもり」、「手仕事感」とか、そういった厚みまでは表現できていませんよね(個人的には、銀塩写真も人類史の中では非常に新しいテクノロジーなので、それほど「ぬくもり」とかにこだわらない方がいいと思っている。機械の目を通って「冷たい」からいいのだと)。だから、銀塩ができる環境にある人には是非、その火を消さないように頑張っていただきたいです。

だいぶ脱線しましたが、Photoshop上での「着色」は「温黒調」「冷黒調」には当たらないような気がします。それをするなら、プリント出力時の調整が合っていると考えます。また、モニター環境によって色味が変わりますので、ブログやHPでモノクロ写真を発表する段階では下手に色をつけないほうがいい。モノクロの「色」は一色なので、カラー写真の場合は気にならないような微妙な変化でガラッと印象が変わってしまう恐れがあるからです。

それから、「黒枠」ですが、これは僕が学生の時に流行ったものです。完全ノートリで見せることと、画面を引き締める狙いがあります。イーゼルで画面より3~5mm大きくマスクしてフィルムの透明な部分を入れることで黒枠がつきます。外側の境界をボカすために引き伸ばし機のホルダーの枠を削る人もいました。僕はピシっとした細めの枠が好きなので、今回の「カンバスを拡大」のやり方で良いと判断しました。このブログのスキンが黒に近いので「黒枠」効果が分かりにくいと思います。ぜひ、「画像クリック拡大」で見てください。背景が白になって分かりやすくなります。

また、拡大画像の方が画像そのものがずっとシャープに表示されますし、粒子など細かい部分も見えると思います。(スマホ・ケータイでは表示のされかたが違いますので、前記は当てはまりません)。

今ちょうどモノクロで撮りたい町が川崎方面にあるので、機会をみて撮ってみようかな。


     

 

by hoq2 | 2013-05-28 22:17 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

【NEX-7】 最終評価 レンズ編 1  SIGMA 19mm 2.8 EX DN

NEX-7を導入してから半年余りが過ぎました。本ブログのおもな主旨は、「写真」という結果を紹介することにありますが、アクセス数が多いのは機材に関することをメインテーマにした記事です。ですが、ファーストインプレッション以降、まとまってボディやレンズを評価した記事を書いていませんでした。このままでは竜頭蛇尾になってしまうので、随時ファイナルインプレッションも書いていきたいと思います。

ボディ編に続き、各レンズについても不定期で上げて行きたいと思います。同時進行でEOS編もやっていきます。


NEXレンズ編の対象は2013年5月末時点で所有している以下のレンズです。

・Sony E 16mm 2.8 (ウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1)
・SIGMA 19mm 2.8 EX DN
Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8
・HOLGA HL(W)-SN 25mm 8
Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 H-H (ミノルタMC=MDマウント)
・Contax Tessar 45mm 2.8 (ヤシカ/コンタックスマウント)
Sony E 50mm 1.8 OSS
・Contax G Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8 (コンタックスGマウント)
・Canon FD 400mm 3.5 S.S.C (キャノンFDマウント)
・Sony E 18-55mm 3.5-5.6 OSS

(以下EOSと共用 M42マウント)
・Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm 3.5
・Chinon 28mm 2.8 MC
・Auto Chinon 35mm 2.8
・Chinon 55mm 1.7 MC
・Auto Chinon 135mm 2.8
・РУБИHAP ( Rubinar / ルビナー )500mm 8


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さて、レンズ編第一弾はシグマの19mm。ソニーEマウント(NEX)専用レンズです(フォーサーズマウントもあり)。キットレンズ以外で最初に買ったレンズになります。その理由はまあ、安かったからです。広角28mm相当(35mm判換算)に近い単焦点はその当時、これしか選択肢がありませんでした。現在はソニー純正の20mmが比較対象になります。NEXシリーズ初期のキットレンズの16mmもあるじゃないか、とも思いますが、やはり24mmと28mmは世界が違う。僕の感覚では24mmは超広角の仲間なのです。

また、純正の16mmも20mmもパンケーキタイプのレンズです。これも個人的な見解ですが、パンケーキレンズというのは、「薄さ」を実現することが第一で描写性能を犠牲にしているように思います。もちろん、パンケーキレンズ=テッサータイプの固めの描写を個性と見て積極的に使う人もいます。かく言う私もY/CコンタックスのテッサーはNEX用に持っています。しかし、自分にとってはこれらはあくまで「戯れ」に使うレンズで、一軍で使う気はしません。そういう意味では、今もこのシグマが<純正対応広角28mm相当>の唯一の選択肢になります。

ちなみに、僕が使っているのは初代=前モデルになります。現在はモデルチェンジしていますが、デザインが変わっただけで光学的にまったく同じです。  現行品のメーカーサイトはこちら

それから、上の写真のように、フードは非純正の穴あきメタルフードに替えています。八仙堂さんのネットショップで買った安物ですが、造りは結構しっかりしています(しかし、金属の割に異常に軽い)。僕は趣味性の高いレンズにはやたらとメタルフードをつけたがります。まず、プラスチック鏡胴が嫌い(このレンズもそうです)。でも、フードだけでも金属にするとなんか昔の質感のいいレンズみたいな感じになるんですね。

穴あきフードだとなおさらです。レンジファインダー機じゃないので穴の意味がまったくないどころか遮光性も悪くなっているかもしれませんが、いいのです。今のレンズはコーティングがいいのでたいして変わりゃあしませんし、僕はフレアやゴーストは写真の一部と考える方です。でも、「バンパー」としてフードは必ずつけます。昔はそうでもなかったですが、今は保護フィルターもちゃんとつけます。カメラを大事にする余りシャッターチャンスを逃したりしたくないので、カメラをラフに扱う方ですが、その分対策はしっかりしているつもりです。


前置きが長くなりましたが、ここから★5つ採点をしていきましょう。MTF曲線とか周辺解像度の数値とか、そういう評価はしません。あくまで実写を重ねたうえでの私見です。


【描写】 ★★★☆☆ 

シグマらしい非常にシャープで気持ちの良い描写をします。ツァイスレンズほどではありませんが、ヌケも良いです。純正の16mmはなんか昔のネガカラーの写真のようなもっさり感があるのですが、立体感を感じることができる「本格的な」写りです。だから、根本的に良いレンズだと思います。

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ただ、元が19mmなので28mmに換算して捉えると「広角感」が強い。これはこのレンズの固有の問題ではなく、ボディがAPS-Cサイズだから当たり前の話です。19mmとして見れば歪みが極めてよく押さえられていて、光量落ちも開放からほとんど感じられません。だから欠点とは言えないのですが、ちゃんと28mmしたい時はこのレンズではなく、EOS5D3 + Zeiss Distagon 28mm ZEを持ち出します。なので酷な評価になってしまいますが、個人的にフルサイズの28mm要らずとまではいかないので、★一つ減。

それよりも気になるのが、NEX-7独特の「赤味」がこのレンズとの組み合わせで一番強調されてしまうことです。その赤味を感じなかったり、かえって良いと思う人もいる(むしろ多い?)と思うのですが、僕は条件によってはすごく気になります。例えば下の写真。

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左がjpeg・AWB・ピクチャースタイル「スタンダード」で撮ったまま、右がPhotoshopであれこれ調整した画像です。もう、空が紫色になっちゃってます。標識の白もピンク。太陽が画面に入っている酷な光線状態の極端な例ではありますが、コントラストやシャープネスが破綻することなく、非常によく絵を守っているのに対し、色が完璧にやられちゃってる。もちろん、これは根本的にはボディの問題だとは思いますが、他のレンズよりもこの「赤味」が強調される傾向にあるように感じます。NEX-7との相性の問題ですね。順光や曇天でも赤味が強く出る時があります。

後処理でたいていなんとかなるとはいえ、心配しながら使わないといけないので★一つ減。


【AF性能】★★★★★

純正と何ら変わらないと思います。静か、速い。NEX-7のボディのAF性能には一言二言ありますが、このレンズ固有の問題は感じないので減点なし。


【操作感・デザインなど】 ★★★★☆

デザインは、変な金のラインとか入っていなくてとてもいい。ソリッド感があって造りもしっかりしている。ピントリングもプラスチックのAFレンズとしてはトルク感もあって良い。また、リングが太くすべり止め処理がしてあるのは、現行型に対する実用上のアドバンテージではないでしょうか。金属フェチの僕は使ってませんが、付属のフードも一体感のあるデザインでなかなか良いです。僕はいかにもAFレンズな現行品よりもこっちが好きです。

また、振ると中のユニットがカタカタ言うという悪評を聞きますが、確かにいいます。が、普通に使っていて気になったことはありませんし、そういう書き込みなどを見て「そういえばそうだなあ。で、それが何か?」と思うのでこれに対して減点はなしです。

総じて良い感じですが、プラスチックはプラスチックなので★4つ。


【サイズ】 ★★★★★

小さい、軽い。言うことなし。ソニーはなんで20mmを薄型にしたんだろう。既に16mmの薄型があるのに。ともかく、私は本レンズをこれ以上小さくする必要性をまったく感じません。


【総評】★★★☆☆

やっぱり「赤味」が・・・。ボディが変われば★4つかもしれません。


【関連記事】

<ファイナルインプレッション>
【NEX-7】 最終評価 ボディ編
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 2  Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 ( SEL24F18Z )
【NEX-7】最終評価 レンズ編3  Sony E 50mm 1.8 OSS ( SEL50F18 )
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 4  Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8

<ファーストインプレッション>
NEX-7 買った!【街頭スナップ実践編】 
 NEX 16mm用 ウルトラワイドコンバーター
【NEX-7】 SEL50-F18は「神レンズ」か!?
【NEX-7】真打ち登場 Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 & Jena Sonnar 135 3.5
【NEX-7】 標準レンズの選択  スカイツリー・押上〜京島 実写編
発掘テッサーで一本勝負
РУБИHAP ( Rubinar / ルビナー )500mmF8 ミラーレンズ
【NEX】 HOLGAをデジタル化
【Nagano Snapshot】 蓼科1 白樺湖 (NEX-7のホワイトバランスに物申す)

おもな作例
写真(Naganao snapshot)  
写真(Street Snap)




 

高級広角レンズ用フード ねじ込み式 Φ46mm

高級広角レンズ用フード ねじ込み式 Φ46mm



【比較対象品】

  

by hoq2 | 2013-05-27 03:45 | カメラ | Trackback | Comments(0)

薪割り

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今年は冬に向けての薪づくりに力を入れています。昨冬は薪が足りず石油ストーブに頼りがちだった。それだとやはり寒いし、燃料代もかかってしまいます。薪のほうが安いかと言うと微妙ではありますが・・・。薪の値段というのはピンきりなので今年は100%原木から自分たちで割るという大変だが安い方法を取っています。その課程を楽しむことを込みにすればかなりお得と言えるでしょう。

原木とは、こういう状態の「丸太」のことです。業者さんに持ってきてもらったり、自分でトラックを借りて運んできたりします。

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まず、チェーンソーで「玉切り」をします。5、60cmくらいの長さに輪切りにしていく作業です。うちでは電動を使っていますが、この作業には少しパワー不足かもしれません。パワーのあるエンジン式が欲しくなりますが、女性でも太い原木もなんとか切れます。不器用な私は苦手な作業なのですが、パワーよりもテクニックかもしれませんね。

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出来上がった「玉」は、さらして乾燥させます。今回は既に概ね乾燥している原木なので、すぐに次の「割り」に入っても大丈夫です。

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そして、割ります。「薪割り」というと斧でパコーンというのを想像しますが、実務的薪割りは油圧式の専用の機械でやります。だいたい、「玉」を四分割。割れやすい部分を見つけないときれいに割れなかったり、簡単なようで奥の深い作業です。まだ売っている薪のようにはきれいに割れません。

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最後に積む。専用の薪ラックや軒下の雨のかからない場所へテトリスのように積み上げます。一夏過ぎればよく乾くでしょう。

一般的には薪ストーブにはブナやナラなどの広葉樹がいいと言われています。針葉樹は燃え尽きるのが早く、燃焼温度が高すぎてストーブを痛めたり事故の危険があるからだそうです。しかし、特に長野県はカラマツ材が余っていて、針葉樹の薪利用を進めるために専用のカラマツストーブというものも開発されています。うちのストーブは外国製ですが、古い型の単純なストーブなので、それほど神経質になる必要はないだろうと、焚きつけ的に針葉樹を燃やしてから広葉樹を投入する方式をとっています。また、広葉樹も薪に最適と言われるブナやナラにこだわらず、サクラ、シラカバ、キハダなどなんでもありのミックス材です。

広葉樹のコーナー↓

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針葉樹のコーナー↓

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今度の冬は暖かく過ごせるでしょう。

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山に住んでいると家の周りのそこかしこに倒木もあって木だらけ。それなのにわざわざ遠くから原木を運んでくるというのは不思議な感じがします。もちろん、薪を使うことが環境破壊にならないためには、それをしなければならない。

僕は、特に薪ストーブが石油ストーブや電気ストーブよりもエコだと思っているから使っているわけではありません。角度を変えれば、原発が一番エコだという考え方だって合理的に説明できてしまいます。自分はそういう方面の教養がないので、何が正解か分からないというのが正直なところです。しかし、薪ストーブが「温かさ」という点でベストなのは、蓼科の厳しい冬の実体験に照らして間違いありません。だからということもないのでしょうが、親の仇のように敷地いっぱいに薪を積み上げている家もよく見ます。僕はそれを、薪が切れると発狂してしまう「薪精神病」と呼んでいますが、本当に簡単に凍死できる土地なので、寒さを憎む余り薪に異常な愛情を注ぐ気持ちが分からなくもないのです。

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by hoq2 | 2013-05-26 02:06 | 日記 | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】 佐久4 ぴんころ地蔵

 2011年夏より、長野県・蓼科の別荘地に定住している。1年余りが過ぎ、土地への理解がゆっくりと深まるにつれ、愛着も湧いてきた。そして、いつしかカメラを手に町に出て、写真を撮るようになった。長年撮っている東京とはずいぶん勝手が違うようにも感じられ、しかし、同時に集中的に通ったベルリンとすら、同じような写真を撮っているようにも思う。
  「そこも、ここも、そことここの間も皆同じ」ーーー。そういう信念があるから、これは長野の町のガイドブック的な紹介ではない。どこにでもあるような物体、通り、風景は、どこにいても気になる。だが、写真というものは撮り手の意志とは関係なく、「記録」し続ける側面もある。だから、いつかこれらの写真がたまったら、何かしらの形でまとめて発表したいと願っている。それがもしかして、50年、100年経って、21世紀初めの「地方」というものの、異端の記録になるかもしれないと夢想する。


このシリーズを、以前HP上で公開した【Tokyo Snapshot】、そして、それをベルリンの写真と合わせて発表した写真集『Berlin+Tokyo』の続編的な位置づけで、【Nagano Snapshot】と名付けました。本ブログでは、内容を絞ってまとめる前段階として、撮影日順にあまり点数を絞らずにアップしていきます。将来のための私的な忘備録代わりという側面もあります。

初めての町を歩くことも、何度も同じ町を歩くこともあります。



※ 各画像はクリックで拡大します

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F11 露出補正+0.3 ISO400


今回は、佐久・野沢ぴんころ地蔵に行って来ました。以前通りがかったことがあったのですが、写真は撮らなかったので再訪。「ぴんぴんころっ」と死ねるというご利益があるお地蔵さんです。死ぬことは避けられないという認識のうえで、健康長寿を祈るというなんとも日本人的な死生観に基づいた信仰だと思います。永遠の命とか来世とか言わないところが、実はリアリストで潔いこの国の宗教観を象徴しているのではないでしょうか。

ぴんころさんは、成田山薬師寺という古いお寺の参道にあります。が、実はお地蔵さん自体は10年前にできたばかりの新しいものなのです。最初のリンク先に書いてあるように、長野県は日本一の長寿県で、佐久市はその中でも長寿率が高いそうです。そのあたりにあやかった町おこし的なお地蔵さんということでなのすが、隣の軽井沢に比べて静かな佐久にあって、結構観光客の姿を見かけます。巣鴨のとげ抜き地蔵もそうですが、シニア世代を呼べるこうしたコンテンツがこれからの観光や町おこしのキーワードになるのではないでしょうか。

しかし、リンク先に「PPKの里」って書いてありますが、無駄にかっこいい。


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さて、今回は実家のマリーと一緒に街頭スナップをしました。まだ4歳なのでPPKを祈るには少々早いかもしれませんが・・・

うちのゴースケやマメとは以前からこのように一緒に撮影をしているのですが、マリーとは初めて。大型犬なので本当は肩掛けリードで両手を空けつつしっかり繋ぎたかったのですが、この街では手に入らなかったので、元からあった短いリードをズボンのベルトに通して歩きました。思ったよりも引っ張られたりすることもなく、僕がしゃがんでカメラを構えれば横に座って待っていたりと、まあまあ成立しました。ただ、人間+ゴールデンレトリーバーはスペースを取るので、東京みたいに混雑するところでは厳しいでしょうね。あと、マメが持っているようなバッグも背負わせたいところ。今回はウンコはしませんでしたが、やはり撮影機材があるので、水やら犬用品は本人に持ってもらうとだいぶ楽になります。


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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8G 絞り優先オート 露出補正-0.7 ISO200

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F2.8 露出補正-0.7 ISO200

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F8 露出補正+0.3 ISO400

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F4.5 露出補正+1.7 ISO320

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F10 露出補正+1.7 ISO320

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8G 絞り優先オート 露出補正+1.7 ISO200

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F5.6 露出補正+0.3 ISO400

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         EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F5.6 ISO400

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8G 絞り優先オート 露出補正+0.3 ISO200

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         EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F11 ISO400 C-PL

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 HH 絞り優先オート 露出補正+0.3 ISO400

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         EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F10 ISO400

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F11 露出補正-1.0 ISO400

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F6.3 露出補正-0.3 ISO100

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F8 露出補正+0.7 ISO400 C-PL

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NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS 絞り優先オート F8 ISO100

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F8 露出補正+0.3 ISO100

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F8 露出補正+0.7 ISO400 C-PL

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F8 露出補正-0.7 ISO100

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 HH 絞り優先オート ISO100

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 HH 絞り優先オート 露出補正+0.7 ISO100

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 HH 絞り優先オート 露出補正-0.3 ISO100

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 HH 絞り優先オート 露出補正-1.0 ISO100

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 HH 絞り優先オート 露出補正-0.7 ISO100

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8G 絞り優先オート 露出補正-0.3 ISO200

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         NEX-7 Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm 2.8G 絞り優先オート 露出補正+0.3 ISO200

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor 35mm 1.8 HH 絞り優先オート ISO100

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F5.6 露出補正+1.0 ISO400

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         EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F7.1 ISO400

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F4 露出補正-0.3 ISO200

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         EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F8 露出補正-0.7 ISO200

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E 24mm 1.8 絞り優先オート F5.6 ISO200

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F8 露出補正+1.3 ISO200

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NEX-7 Sony E 50mm 1.8 OSS 絞り優先オート F1.8 露出補正-0.3 ISO200



    



<おもな使用機材>

    

    


 

by hoq2 | 2013-05-25 04:04 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【NEX-7】 最終評価 ボディ編

NEX-7を導入してから半年余りが過ぎました。本ブログのおもな主旨は、「写真」という結果を紹介することにありますが、アクセス数が多いのは機材に関することをメインテーマにした記事です。ですが、ファーストインプレッション以降、まとまってボディやレンズを評価した記事を書いていませんでした。このままでは竜頭蛇尾になってしまうので、随時ファイナルインプレッションも書いていきたいと思います。

今回のボディ編に続き、各レンズについても不定期で上げて行きたいと思います。同時進行でEOS編もやっていきます。



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1)フルサイズEOS(5D系)のサブ機として・・・★★★☆☆

仕事の撮影においては、EOSとの同時使用は今のところほとんどしていません。ネックになっているのはAF性能。一方、街頭スナップなどプライベートな作品ではEOSとの同時使用でガンガン使えています。

(マイナスポイント1 = 事実上親指AFが使えない)

EOSでは、いわゆる親指AF(シャッター半押しではAFを駆動させず、背面のAFボタンで駆動させる)の設定を使っていますが、NEX-7ではそれと同じようにはいかない。

親指AFの利点は、特にフルタイムMFのレンズの場合はAFとMFをシームレスに使い分けることができること。また、AFモードを常に「AI-SERVO」(NEXではAF-C・連続してピントを追い続ける)にしておくことで、親指(AFボタン)を押したり離したりすることで、微妙なピントの追尾・停止を繰り返すことができます。

「AI-SERVO」には、合焦していようがいまいがシャッターが切れるためシャッターチャンスを逃しにくいというメリットもあります。しかし、シャッター半押しで「AI-SERVO」を使うとピントを固定した状態でシャッターを切るという使い方はできない。そういう「ONE SHOT」(NEXではAF-S)的な使い方も兼ねられるようにシャッターとピントの駆動ボタンを分離させる必要があるのです。言い換えれば一般的なAFの使い方=「シャッター半押しでAFで合焦させてから全押しでシャッタ−を切る」のではなく、「シャッターが常に切れる状態で自分の目で合焦を確認しながら任意のタイミングでシャッターを切る」というスタイルになります。

NEX-7ではこのようなEOSと同じようなことができません。一応、フォーカスモードを「MF」にして「AF/MFボタン」を押している間だけAFを駆動させるという親指AFに準じたことはできます。しかし、その設定では、EOSのようにAFのフォーカスエリアを動かすことができないのです。親指AFのメリットを最大限に使いこなすにはAFエリアの任意選択が不可欠です。そのために、AFエリアを「フレキシブル・スポット」にして任意に選びたいのですが、NEX-7は元のモードが「MF」だとAFエリアの選択ができない仕様になっているのです。

この時点で親指AFはしない方がいいと判断し、NEX-7ではAF-S(シングル)モードで「シャッター半押しでAFで合焦させてから全押しでシャッタ−を切る(AFエリアモードはフレキシブルスポット)」というごく普通の使い方をしています。

(マイナスポイント2 = AF-Cの追尾性能がお粗末)

上記とも関連しますが、親指AFとセットのAF-Cが実用性能まで行っていません。追尾速度がとても走る犬などの高速移動にはついていけない。動きが遅いものに対してもピントの「迷い」が多く、追尾速度そのものも遅い。AF-Sで合わせては撮り、の方が早いというレベル。なので、普通の「シャッター半押しのAF-C」もほとんど使いません。

この2つのAF絡みのマイナス点において、確実にシャッターチャンスをものにしたい場面、つまり仕事ではちょっと使えない。ただ、後継機では既にNEX-6や5Rで導入されている像面位相差AFが採用されるでしょうから、2)の追尾速度の点はクリアされるかもしれません。

(プラスポイント1 = フルサイズと同時使用で遜色ない画質)

解像度的な意味での画質は申し分ない。APS-C サイズであっても、5D3のフルサイズ画像と混ぜて明確な差は感じません。なので、特に親指AFやAF-Cを必要としない街頭スナップなどプライベートな用途では積極的に同時使用(5Dとの2台持ち)ができます。同等の結果が出ることにより、どっちがメイン・サブということなく使えるのがとても良いです。

(プラスポイント2 = サブ機として申し分のない「小ささ」)

私は報道カメラマン出身なので、ニコンのF5やD1の2台持ちを普通にしていました。その基準で言えば、今の5D系とNEX-7の2台持ちは楽ちん。レンズも軽くて小さいので単焦点を沢山持ち歩ける。銀塩時代に趣味のサブ機として使っていたコンタックスG2よりも一回り小さい。そもそも、銀塩をやめてG2の代わりをどうしようかという中からNEX-7にたどり着いたので、補って余りある「小ささ」です。


2)単独使用のメイン機として・・・★★★★☆

前項で仕事では使えないと書きましたが、それは撮影専門の仕事の話になります。私は、ライターとしても仕事をしていますので、記事取材がメインで撮影はオマケのような仕事もあります。そういう時は、NEX-7で十二分です。今まではそういう時もEOSを持っていったのですが、取材の荷物が一回り小さく軽くなった。そのおかげで、行き帰りに散歩写真を撮る余裕ができたのは大きいです。難点は記事取材でほぼ必ず使うクリップオンストロボをつけるとバランスが悪くなることか。

街頭スナップでは、散歩を楽しむことを主目的にしている時は、やはりEOSとの2台持ちは肉体的にも精神的にも負担になります。そういう時はNEX-7一台にレンズ数本というのがちょうど良い。本当に写真がどうでもいい時はiphoneのカメラで十分ですが、EOSとの間にオプションができたことで、撮影の幅が広がったし、好きに写真を撮る回数もだいぶ増えました。これが何よりもNEX-7を買って良かったことですね。

そういうわけで、銀塩時代にこのサイズ・スペックに近いカメラ、たとえばライカをメインに仕事や趣味をしていた人はNEX-7をメインにしても違和感は少ないのではないでしょうか?


3)マウントアダプター遊びの母艦として・・・★★★☆☆

ミラーレス一眼が、この用途に適しているのは言うまでもありません。フランジバックの制約が少ないのでほぼ全てのマウントで無限遠が出るからです。その中でもNEXにアドバンテージを感じるのは3/4に対してAPS-Cは元レンズの画角の変化が少ないこと(1.5倍=50mmが75mm相当に)と、光学ファインダーでは「露出値に関わらず絞った分暗くなる」のが有機ELファインダー及び背面液晶パネルでは「露出通りの明るさ」で見えることです。

前者に関しては、マイクロフォーサーズ(OLYMPUS PENなど)では、35mm換算で2倍になってしまうので、私はこの用途で使う気にはまったくなれません。望遠になるというよりは、「半分にトリミングされてしまう」ことが受け入れがたい。1.5倍ならば、許容範囲なので積極的にオールドレンズを使っています。フルサイズなら言うことなしなので、★一つ減。

また、私の場合は「マウントアダプター遊び」というよりは、オールドレンズを実戦的に使用するための手段としてマウントアダプターを使っています。「昔のレンズの味を楽しむ」のが主目的ではなく、「結果」を求めての選択。純正のラインナップに加えて、マウントを問わないMFレンズ群が、レンズ選びの選択肢になっているという感覚です。

最近のミラー有り一眼も背面パネルでライブビュー撮影ができます。ですので、「絞った分暗くならない」というのはミラーレス一眼だけのメリットではありませんが、NEX-7には有機ELファインダーがついているので、マウントアダプターを介していてもほとんど不便なく「覗いて撮る」ことができる。これはとてつもなく大きいと思います。

しかし、NEX-7が母艦として最適かというとそうではありません。ライカレンズなどのレンジファインダー用広角レンズを装着した場合、四隅がケラれるような形でマゼンダ被りします(後述のカラーバランスが「赤っぽい」こととは別の現象)。これは、NEX-5シリーズや3シリーズでは出にくいのですが、7では後処理の補正込みでも実用レベルではないほど、35mm以下のほぼ全てのレンジファインダー用広角レンズで被るようです。一眼用の広角レンズは問題ありませんので、「広角が使えない」のではなく、選択肢が減るということになります。ですので、母艦として使うことに特化したい方には、7はオススメしません。5か3が良いでしょう(6は調査不足で分かりません)。

メーカーがサポートしない使い方での問題なので、これに関しては後継機で改善してほしいとは言えませんけどね。でも、これで★一つ減。

私が使っているマウントは、M42、ミノルタMC(MD)、キャノンFD、Y/Cコンタックス、コンタックスG。ほかにニコンFやオリンパスOM、ペンタックスK、トプコン(エギザクタ)、広角以外でライカM(L)などが実用的に使えるはず。純正アダプター使用でソニーA、キャノンEF(EOS)も絞り環付きの特殊なアダプターをつければ使えそうですが、私はAFレンズをこの用途で使う気はないです。


4) その他機能別評価

ファインダー・・・★★★★☆ 有機ELファインダーがこんなに見やすいものだとは思いませんでした。光学ファインダーにこだわる人も食わず嫌いはやめて目を向けて欲しい。まあ、文学的な「覗いた時の気持ちよさ」では、光学ファインダーにはかないません。しかし、「構図を決めてピントを合わせる」という実用上において、光学ファインダーじゃないからダメだと感じたシーンはほぼありません。多少ノイジーになっても夜間やNDフィルターをつけても明るく見えるというのは画期的なことですよ。

背面液晶パネルも見やすいです。ただ、3系や5系のようにフードがつけられないのはマイナス。晴天屋外ではあまり使い物になりません。また、5Rのように、タッチパネル式でフォーカスエリアの選択・ピント合わせまでできれば最強ですね。どちらも有機ELファインダーがあるから必要ないという判断なのでしょうが・・・

コマ速・・・★★★☆☆ 私の使い方では十分です。しかし、3コマ/秒では足らないシーンも多いと思います。ピント固定が条件となる速度優先モード(10コマ/秒)は、自分の場合はほとんど使い道はありません。高速連射って、望遠の浅いピントで動体を追いながらする場合がほとんどじゃないですかね?

ホワイトバランス・・・★★☆☆☆ 最も評価が低い所です。どのWB設定・ピクチャースタイルでもマゼンダかぶりがひどい。ブルーが強すぎて赤っぽく見えるケースもたまにあって、要は「赤っぽい」のです。マニュアルで調整しても解決できない根本的なバランスの悪さがあります。さらには、RAW現像でも解決できない場合が多いです。たいていは、Photoshopのカラーバランス調整でなんとかなるのでWBというよりはカラーバランスの問題なのかも知れません。「撮って出し」の人は要注意。

要は入門機的な「人肌をきれいに」というセッティングが極端なのですね。赤っぽく振ると、ぱっと見血色のいい「人肌」になるのですが、これはあくまで見かけの美しさで、人肌の美しさはカラーバランスだけで表現するものではないのですが・・・。NEXの中では上位機種なのだから、せめて「スタンダード」だけでもニュートラルなバランスにしてほしかった。なんのためのポートレートモードなのかと思います。

ただ、EOS的な黄色っぽさはなく、決まる時は決まります。人工光下ではEOSよりも「撮ったまま」が良い感じの時が多いかもしれません。また、旧ミノルタレンズなどクールトーン寄りのレンズと組み合わせるとバッチリニュートラルになります。逆に純正レンズであればあるほど赤いのですが・・・。まあ、プラス面も少しはあるので☆2つです。

<関連記事>【Nagano Snapshot】 蓼科1 白樺湖 (NEX-7のホワイトバランスに物申す)

ISO感度関連・・・★★★☆☆ ISO100〜16000まであります。私の基準では安心して使えるという意味での実用感度は800まで。1600からはっきりとノイズが分かりますし、全体の画質も低下します。おおざっぱに言って2世代前のミラー有り一眼のハイエンド機並みと言っていいでしょう。さらに低感度側でISO50が使えないのは痛い。ISO100でF1.4〜2では、晴天屋外で1~2段分足りません(最速シャター−1/4000は「止める」には十分以上なのでそちらに文句はない)。私はこのためにNDフィルターを持ち歩いています。高感度側・低感度側ともあと一歩。★1つ減。

それから、手動設定では1EVステップでしか感度が変えられません。EOSの1/3ステップに慣れていると、これはとても不便。ストロボ撮影などではISO感度による露出の微調整が大変有効なのですが、1EVステップではそういう使い方が制限されます。ISOAUTOでは中間ISOが設定されるようですが、私はAUTOは使いませんし、そもそも中間ISOは意図して使ってこそなので、なんで手動設定できないのか謎。技術的にも営業的にも必然性はないはず。まったくおかしな仕様です。★1つ減。

バッテリー・・・★★★☆☆ 持ちません。予備バッテリー必携です。小さいのでたいした荷物にはなりません。

MF補助機能・・・★★★☆☆ ファインダー・モニターの拡大機能とNEX独自のピーキング機能があります。拡大はシャッターボタンその他半押しですぐに等倍に復帰できるので非常に便利です。ただし、純正対応のレンズではピントリングを回した時点で<自動的>に拡大されてしまいます。マウントアダプター使用時は電気的接触がないので、右下のボタンを押した時だけ拡大できます。私としてはむしろ後者がありがたいのですが、純正レンズではどう設定を変えてもできません。まあ、ギリギリ目をつぶれますが、非純正の方が使いやすい状況を生んでいるこのあたりがソニーのカメラ慣れしていない部分かなあと思います。

ピーキングは私はまず使いません。ファインダー画像に余計な情報が入るのは作画プロセス上非常に邪魔。これが気にならない人はピント合わせの新機軸として大いに活用できるのでは?

操作性・・・★★★☆☆ ソニーなので、伝統的なカメラっぽくはありません。が、ソニーにしてはカメラっぽい。「カメラっぽさ」にこだわる人はやめたほうがいいが、新機軸好きな人は好感が持てるはず。ただ、操作ボタンのカスタマイズがこなれていない。カメラメーカーでないだけに、カメラマンが何を要求しているのか完璧には把握していないのだと思います。「帯に短しタスキに長し」。

質感・外観など・・・★★★★☆ モノとしての魅力に関しては、5系・3系とは別物と言っていいほど良いです。5・3が「家電」なのに対し、7はちゃんと「カメラ」です。ただ、防塵・防滴性はいわゆる「デジ一」の上位機種と比べてはダメ。雨の中で使えばファインダー内に水滴が入るし、砂をかぶれば、マウントとレンズの間から忍び込んでセンサーに付着します。ラフには使えません。

内蔵ストロボ、クリエイティブスタイル、スマイルシャッター、スイングパノラマ、オートHDRなどの付加機能及び動画機能・・・評価なし
  私はこういうの、カメラに必要ないと思ってます。パス。ただし、クリップオンストロボが使えるのは◎。


総評・・・★★★★☆

ソニーです。αだけどミノルタではありません。もっと言えばニコン・キャノンの上位機種ではないのです。だから、カメラとして未熟な部分、個別の欠点は多々あります。しかし、それを補って余りあるプラスポイントがあり、APS-Cミラーレスという新機軸のパイオニアなのは間違いありません。特にこのデジタル時代、オンリーワンの魅力に溢れたカメラは他にそうはないでしょう。ザクよりもグフな人なら満足度は高いと思います。良いカメラだけどクセが強い。後処理を必須としていてカラーバランス・WB調整のコツさえつかめば、「結果」として出て来る写真は素晴らしいです。そろそろ出そうな後継機種にも大いに期待したいところです。


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おもな作例
写真(Naganao snapshot)  
写真(Street Snap)



         

by hoq2 | 2013-05-23 04:49 | カメラ | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】 蓼科4  山桜と謎の神社

 2011年夏より、長野県・蓼科の別荘地に定住している。1年余りが過ぎ、土地への理解がゆっくりと深まるにつれ、愛着も湧いてきた。そして、いつしかカメラを手に町に出て、写真を撮るようになった。長年撮っている東京とはずいぶん勝手が違うようにも感じられ、しかし、同時に集中的に通ったベルリンとすら、同じような写真を撮っているようにも思う。
  「そこも、ここも、そことここの間も皆同じ」ーーー。そういう信念があるから、これは長野の町のガイドブック的な紹介ではない。どこにでもあるような物体、通り、風景は、どこにいても気になる。だが、写真というものは撮り手の意志とは関係なく、「記録」し続ける側面もある。だから、いつかこれらの写真がたまったら、何かしらの形でまとめて発表したいと願っている。それがもしかして、50年、100年経って、21世紀初めの「地方」というものの、異端の記録になるかもしれないと夢想する。


このシリーズを、以前HP上で公開した【Tokyo Snapshot】、そして、それをベルリンの写真と合わせて発表した写真集『Berlin+Tokyo』の続編的な位置づけで、【Nagano Snapshot】と名付けました。本ブログでは、内容を絞ってまとめる前段階として、撮影日順にあまり点数を絞らずにアップしていきます。将来のための私的な忘備録代わりという側面もあります。

初めての町を歩くことも、何度も同じ町を歩くこともあります。



※ 各画像はクリックで拡大します

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EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F8 露出補正-0.7 ISO200 C-PL


大門街道白樺湖下付近では、5月中旬時点で山桜が満開でした。新緑に混じって山肌にチョボチョボと咲いている様子は、繊細な日本の春の風景そのものです。すべて品種的なヤマザクラかどうかは分かりませんので、山に生えている桜という意味で「山桜」です。この日記(高遠の桜)この日記(聖光寺の桜)で撮った花見をするような植樹した群生する桜よりも、こちらの方が好きです。

それにしても、今年は桜をよく撮った。東京、神奈川で3月下旬に、その後もこの時期まで長野県各地で。気候が違う所を行き来してくると、約3ヶ月間に渡ってずっと桜がついて回る。実は特に好きでもないのですが、咲いているとやっぱり撮ってしまいますね。日本人とはそういうものなのでしょう。


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EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F11 ISO200 C-PL

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EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F8 ISO200 C-PL

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         EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F8 露出補正+0.3 ISO200 C-PL

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EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F8 ISO200 C-PL

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         EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX Pro 絞り優先オート F11 露出補正-0.3 ISO100 ND1.2 + Gradual ND

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EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F8 露出補正-1.0 ISO200 C-PL + Gradual ND


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そして、大門街道を少し上がると、こんな看板が・・・修験道絡みの神社のようだ。修験道については大学で少しかじったが、ひっそりとあるもんですねえ。寂れた林道から入っていくのだが、ちょっと八つ墓村的で怖い。B級ホラーでよくある、僻地の村に迷い込んだティーンエージャーのグループが、謎の村人たちに襲われるというやつを想像してしまう。「虫」というのがまた、山奥の因習とかありそうじゃないか。

後で調べたら、「虫倉七社」というのがあって、どうもその一つらしい。七社のうちの総社が長野市の虫倉山にあって、そこにはヤマンバ伝説があるらしい(やっぱり!)。もっともそのヤマンバは子育ての神として慕われているいいヤマンバらしいのですが・・・。

それにしても、長野県は伊達に「山奥」じゃないですね。蓼科のような一見洋風なイメージの観光地にも、ちゃんと古い因習風の文化の痕跡がそこかしこにある。ちゃんと歩いてみると、スケキヨみたいなのが本当にいそうな感じが今もあるのですよ。


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ともかくその参道を進んでみる。と言っても、ちょっと不気味な単なる山道だ。まず、村人が納めたと思われる石がある。谷底には沢があったが、水量が少ないので釣れないだろう。林道は奥まで続いているが、「神社」は一向に現れない。ここにも山桜が咲いていた。


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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX Pro 絞り優先オート F11 ISO100 C-PL

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E24mm 1.8 絞り優先オート F8 露出補正-0.3 ISO100 C-PL

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE 絞り優先オート F8 露出補正-0.3 ISO100 C-PL

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         EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F2.8 露出補正-1.0 ISO100 C-PL

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         EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F2.8 露出補正-1.0 ISO100 C-PL

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         EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 絞り優先オート F11 露出補正-0.3 ISO100 C-PL

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE 絞り優先オート F2 露出補正-0.7 ISO100

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         EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 2 ZE 絞り優先オート F2 ISO100


で、結局「神社」はありませんでした。最初の石がそうだったのだろうか。下のカラマツの伐採地の先は、道は続いているようないないような、倒木が多くて通れない感じ。それを乗り越えて進むとティーンエージャーが迷い込む恐怖の村があるのかも知れません。それ以上進むのは怖いので、コゴミとゼンマイを少し採って帰ってきました。


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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX Pro 絞り優先オート F22 露出補正-0.7 ISO100 C-PL


   


<おもな使用機材>

    

    

    

by hoq2 | 2013-05-20 02:51 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【山】 ビーナスライン展望台


※ 各画像はクリックで拡大します

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX PRO 1/15 F11 ISO100 C-PL + Gradual ND 0.9s


アメリカのように広くて絶景がいくらでもある土地とは違って、日本は狭くて険しい。その中で自分だけのとっておきの風景を見つけるのは至難の業だ。いい所はほとんど手垢がついていると言っていいだろう。蓼科に定住してから風景写真を始めたが、そのことを痛感する。

たとえば、富士山を撮ると言っても、見たこともないようなアングルの写真はそうそうあるものではない。藤原新也の『俗界富士』のような、頭で考えたような変化球は別にして(もちろん、そのアイデアと結果に対しては、おおいにリスペクトする)。

確かにこういう手垢が薄い場所はあるし、名もない山に分け入れば可能性は無限大だ。だが、その道程が非常に険しい。だから、オフロード車やバイクでバオーンと自分だけの撮影スポットに車を横付けできるアメリカ人がうらやましい。日本で横付けできる景色のいい所には、みんなが来る。撮り尽くされている。

が、しかし。今回は、あえてそういう場所に車を横付けして撮ってみた。白樺湖を過ぎてビーナスラインで車山に向かう途中の最初の展望スペース。駐車場から下の草原に降りて視界が開けた場所を探すと、どこも人が来た形跡がある。まあ、たいがいカメラマンだろう。

今回はあえてそういう定番の場所で普通に撮りました。「どうやって変化球を投げようか」ということは絶対に考えない。結果的にどこかで見たことあるような写真になってもいい。みんなが撮る場所で、自分なりに普通に直球を投げるとどうなるか。それが具体的な形となれば自分の風景写真も一歩前進するはずだ。というのも、今後観光写真のコンペのようなものに参加する機会ができそうなので、そういう修行が必要なのだ。

それから、前々回前回の日記から頭を悩ませているこのブログの「写真の拡大率」を、今回もまた変えてみた(前回は当面これでいくと書いたにも関わらず)。前回落とし所とした長辺900pixelを基本に、トップ、縦位置、画角(パノラマ風など)違いなどで大きさに変化をつけた。これもまた試行錯誤がしばらく続くやもしれませんが・・・。


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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX PRO 1/60 F11 ISO100 C-PL

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX PRO 1/125 F11 ISO100 Gradual ND 0.9s

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX PRO 1/100 F11 ISO100 C-PL

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NEX-7 Canon FD 400mm 3.5 S.S.C 1/640 F8 ISO100

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EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8 ISⅡ 1/125 F11 ISO160 Gradual ND 0.9s

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         EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8 ISⅡ 絞り優先オート F4 ISO100 Cokin Sunset2

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E24mm 1.8 絞り優先オート F8 ISO200 Gradual ND0.9s

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E24mm 1.8 絞り優先オート F8 ISO200 Cokin Sunset2

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX PRO 1/20 F11 ISO100 C-PL + Gradual ND 0.9s

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar E24mm 1.8 絞り優先オート F13 露出補正-1.7 ISO100 Cokin Sunset2

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EOS 5D Mark III Carl Zeiss Distagon 28mm 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.3 ISO400 Cokin Sunset2



 



<おもな使用機材>

   

   

    

by hoq2 | 2013-05-18 04:16 | 写真(風景) | Trackback | Comments(0)

【渓流】 蓼科・某枝沢6

※ 各写真をクリックすると拡大します


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         EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 1/4000 F5.6 ISO400


いつもの沢です。今回は、上流部に差し掛かるこのあたりで撮り漏らしたポイントを撮りました。蓼科も連日20℃を超える日が続くようになり、標高1400mのうちの前の山桜も満開です。水温も上がってきていますが、まだアタリは少ないです。渓流釣りのベテランが言っていた「梅雨が明けると釣れる川」なのでしょう。

前回の日記から「写真をクリックすると拡大」を始めましたが、今回は拡大率を一回り下げてみました。私のimacで縦位置の写真をかろうじてスクロールせずに表示できるサイズということで、長辺を前回の1200pixelから900pixelに。非拡大の表示サイズが長辺700pixelですので、これ以上小さくすると拡大感が薄まるし、大きくすると縦位置が収まらない。また、縦横でサイズが変わるのは嫌なので、これを当面の落とし所としました。

写真は2Lサイズ(127x178mm)以上で見ないとダメ、というのが僕の感覚なのですが、それより一回り大きく表示されるので良しとしましょう。合わせて「無断使用禁止」の注意書きも入れましたのでよろしくお願いします。また、これに合わせてブログの環境設定を変えていますので、何度かリロードしないと正しく表示されない場合があります。

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↑これが正しい拡大表示



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         EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX PRO 1/40 F16 ISO100 Gradual ND

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         EOS 5D Mark III EF 24-70mm 2.8L 1/3 F18 ISO200 C-PL + ND0.9

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         EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8L ISⅡ 1/20 F11 ISO200 ND0.9

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EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 FX PRO 1/5 F11 ISO100 ND0.9


釣果は20cmくらいのが2匹。大物ポイントではアタリがありませんでした。


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       iphone 4S

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       iphone 4S

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EOS 5D Mark III EF 24-70mm 2.8L 絞り優先オート F11 ISO100 Cokin Sunset2



<おもな使用機材>




 

by hoq2 | 2013-05-15 15:10 | 写真(風景) | Trackback | Comments(0)

【林間】 Rubinarで森を切る 1

※ 各画像をクリックすると拡大します


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僕が住む別荘地は、渓流と林間の風景に囲まれています。渓流はこの春から撮っているのですが、林間の写真はまだでした。新宿の中古屋で見つけたルビナー(ルビナール)という旧ソ連製の500mmミラーレンズ(レフレックスレンズ)がこの用途にぴったりと思い、今回初めてルビナー一本で別荘地散歩撮影をしてみました。ボディは、下の記事のテスト撮影時はNEX-7でしたが、今回はEOS5DMK3を使いました。

レンズの説明とテスト撮影の記事はこちら

500mmで散歩写真?キトクなことですが、これが森の中ではなかなか良いのです。小型軽量のミラーレンズの使い方として、一つの提案になれば。また、マウントアダプターのおかげで最新のデジタルボディでリマスターできるからこそ、可能なことなのかもしれません。ルビナーは、シャープネスやボケ味など基本的な素性は抜群のレンズなのですが、カラーバランスやコントラストは無茶苦茶。後処理必須なのです。今回は調整作業の利便性を考えてRAW撮影をしました。

撮影方法は、「犬の散歩のついで」。犬(ゴースケ/フレンチ・ブルドッグ)のリードをベルトに固定、両手をフリーにしてカメラには常時一脚をつけています。ミラーレンズとはいえ、500mmともなると手ブレのリスクもそうですが、手持ちだとピント合わせもままならないのです。一脚でもそれなりにハードですが、そこは1カット6コマ/秒の3~5連射でカバーします。ここでもまた、現代のボディとの組み合わせが撮影の幅を広げてくれるのです。

それから、今回から画像クリックでポップアップして拡大表示できるようにしました。

拡大サイズは横写真・縦写真ともに長辺が1200pixelにしてあります。とりあえずは、横位置の写真を僕の環境(imac 20インチ)に合わせたサイズです。環境によっては大きすぎるかもしれませんし、縦位置の写真はスクロールしないと見れません。また、例によってスマホやケータイのことは考えていません。それも含めてトライ&エラーをしながら詰めて行きたいと思っています。

やっぱり写真は大きく見せたいですよね。


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by hoq2 | 2013-05-15 02:37 | 写真(風景) | Trackback | Comments(0)

【渓流】 蓼科・某枝沢5

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Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F8 露出補正-1.0 ISO100 C-PL

約1週間ぶりに蓼科に戻ると、だいぶ春らしくなっていました。最高気温が20度台に上がり、木々に若葉がついています。渓流釣りだけでも季節の変化は感じることができますが、写真撮影と組み合わせるとそれがより細やかに、印象的に実感できます。

今回はホームの沢の下流域の中流寄り。このあたりから中流にかけては、両岸に人家が見えます。といっても、森の中の別荘建築なので良い意味で風景のアクセントになる場合が多いです。

釣りの方はさっぱりでした。雨後=アマゴで良い条件と思ったんだけどなあ。早春はそこそこ釣れるが、今は梅雨明けまでの休眠タイムなのかもしれません。撮影と組み合わせると竿を出している時間がかなり短くなるのでだいたい釣果は悪いのですが・・・


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Canon EOS 5D Mark III EF 24-70mm 2.8 L F8 ISO100 C-PL

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         Canon EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8 L ISⅡ 1/3 F16 ISO100 C-PL

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         Canon EOS 5D Mark III SIGMA 105mm 2.8 DG Macro 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.7 ISO400

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         Canon EOS 5D Mark III EF 24-70 2.8 L 絞り優先オート F8 ISO200

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         Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 1/15 F11 ISO100 C-PL

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Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F11 露出補正-1.0 ISO200 C-PL

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         Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F5.6 露出補正-0.7 ISO200 C-PL

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Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 絞り優先オート F4 露出補正-0.7 ISO200 Gradual ND

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Canon EOS 5D Mark III SIGMA 105mm 2.8 DG Macro 絞り優先オート F8 ISO200

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         Canon EOS 5D Mark III EF 24-70 2.8 L 絞り優先オート F4 露出補正-0.3 ISO400

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Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 1/2 F22 ISO100 C-PL + Gradual ND

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         Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 1/8 F16 ISO100 C-PL + ND1.2     

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         Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 1/4 F11 ISO100 ND1.2 + Gradual ND 

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Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 1/8 F11 ISO100 C-PL + Gradual ND 

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Canon EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8 L ISⅡ 1/3 F6.3 ISO100 ND0.9

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Canon EOS 5D Mark III EF 70-200mm 2.8 L ISⅡ 1/8 F22 ISO100

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Canon EOS 5D Mark III Tokina AT-X 16-28mm 2.8 PRO FX 1/20 F4 ISO100 ND1.2 + Gradual ND 



<おもな使用機材>





by hoq2 | 2013-05-14 03:49 | 写真(風景) | Trackback | Comments(0)