【渓流】 蓼科・某枝沢

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Canon EOS 5D Mark III EF24-70 2.8L 1/3 F16 ISO100 ND8


山の奥深くで渓流釣りをしていると、ちゃんとしたカメラを持っていないことを後悔するような風景によく出会います。記録用にはiphoneのカメラで問題ないのですが、「苦労してここまで来ていながらもったいない」という思いはやはりあるのです。

そこで、機能的なカメラリュックを買って、撮影機材と釣具をまとめて「釣りながら撮る」というスタイルに挑戦してみました。まず、ポイント近くの安全な場所に機材を置き、周辺でひと通り釣ってから撮るという形です。


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今回持っていったものは、

・EOS5DMK3(バッテリーグリップなし)
・EF16-35 2.8L
・EF24-70 2.8L
・EF70-200 2.8L
・EF300mm 4 L IS
・シグマ 105mm 2.8 マクロ
・ルビナー 500mm 8
・フィルター(ND4 ND8 C-PL Cokin Gradual ND)
・カーボン三脚(ベルボン Carmagne 530 + manfrotto 小型自由雲台)
・渓流竿2本
・ビク+タックルボックス

カメラリュックは、エツミのトゥルーリーフィールドザックにしました。Loweproなどのしっかりしたものも検討したのですが、耐久性は抜群な反面、収納方法が変化球だったりと外国製バッグにありがちな独自のアイデア満載なスペックは、足場の悪い所でサッサと出し入れするのにはどうかな、というのがあります。エツミのこのバッグはオーソドックスなシンプルなスタイルでありながら、収納力抜群なのでこの用途にはピッタリでした。それに、三脚と竿を両側に分けて挿せるリュックってカメラ用だと案外ないんです。国産バッグ特有の華奢な作りがどこまでこのハードな使い方に耐えるか心配ではありますが・・・

ボディは軽さよりも、やはりここは画質を重視してNEXではなくEOS5D3で。レンズは、立ち位置が制限されるのでズーム中心。問題は広角ズームで、僕は今回使った16-35の強い歪みが好きではなく、トキナーの16-28に換えたところなのですが、トキナーはフィルターが使えない。渓流ではNDとPLフィルターが必須なので、ピンチヒッターで16-35を使いました。ただし、同様のスペックのレンズを2本持つほどの経済的な余裕はないので、海外通販でトキナー16-28やニコン14-24などフィルターがつかないレンズ用のアタッチメントを注文済み。届いたら、16-35は売るつもりです。まあ、16-35は後玉にゼラチンフィルターホルダーがあったり(現行のII型は廃止)、ズーム域が広いなど、歪みがあまり気にならない渓流撮りに特化すれば便利なのですが。でも、画質は対II型でもトキナーが総合的に上だと僕は思っているので、売ってしまって良いでしょう。

三脚は、場合によっては急流の中に立てて長時間露光をするわけなので、重いものの方が良いです。が、さすがにそれを担いで沢登りはできないので、小型のカーボン。ストーンバッグで安定させます。幸い、沢には石がゴロゴロしているので、ウエイトには事欠きません。このベルボンの三脚は10年以上使っている安いものですが、雲台をマンフロットに替えているのでそこそこの安定感はあります。問題は、ローレベルには強いが上は身長170cmの自分の目線くらいにしか上がらないこと。長身の人には短かすぎるでしょう。それに、最大伸長ではさすがに安定感に欠けるので、余裕があれば良い軽い三脚が欲しいですね。


さて、初釣り撮影は「ホーム」の沢で。名もないような枝沢です。天然魚がいる貴重な環境で、キャパシティが少ない小さな沢です。釣り場を独占したいわけではないのですが、資源保護のため具体的な場所は明かせません。写真的には王道の渓流写真マニアが押し寄せるような、特段に美しい所ではないですが、水はきれいです。僕は人があまり気にしないようなそういうリアルな沢を撮りたい。多分、ここで本格的に写真撮影をしたのは僕が初めてです。


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Canon EOS 5D Mark III EF16-35 2.8L 1/2.5 F11 ISO100 ND8+ND4

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Canon EOS 5D Mark III EF16-35 2.8L 1/8 F11 ISO100 C-PL + ND4 + Gradual G2

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Canon EOS 5D Mark III EF24-70 2.8L 1.3秒 F16 ISO100 C-PL + ND8 + Gradual G2

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        Canon EOS 5D Mark III EF70-200 2.8L 1/20 F5.6 ISO50 ND8

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         Canon EOS 5D Mark III EF70-200 2.8L 1/6 F2.8 ISO50 ND8 + ND4

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Canon EOS 5D Mark III EF16-35 2.8L 1秒 F11 ISO100 ND8 + ND4 + PS GRD


300mmは大きく重い割にいらないかなあ。あってもテレコンでいいかも。何にしろ、写真撮影を通じて一つのポイントにしばらくいられるのは良い。写真を撮る行為自体と合わせ、場所との一体感が高まります。釣りの方は、最後の魚止めの滝で20cm級のイワナを一匹。釣り専門よりも、竿を出している時間が1/3くらいだけど、こうやってじっくり釣り上がるのも悪くない。

魚の写真は塩焼き後になってしまった。


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<おもな使用機材>




 

by hoq2 | 2013-03-24 21:33 | 写真(風景) | Trackback | Comments(0)

【八ヶ岳】 自分のトーンを探す

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EOS5D MK3 EF24-70mm 2.8L 1/80 F11 ISO100


蓼科もようやく「積雪」が「残雪」になりました。このあたりのタイミングで、「山」=風景写真に自分なりの手応えをつかんでおかないといけない。街頭スナップや報道から入った自分としては、いわゆる風景写真の王道を謙虚に学びつつも、一歩踏み込んでいきたい。

はっきり言えば、王道の風景写真は予定調和的なつまらないものが多い。それを追いかけることほど馬鹿馬鹿しいことはないのである。もちろん、頭の悪そうな自己流はダメだが、自分自身の哲学を持つことが最も大切だ。また、表面的な写真の「トーン」も独自のものを持っておきたい。

今回は、自宅のある別荘地から望む八ヶ岳を撮った。短い時間だったが、一箇所に三脚を据えて自分なりのトーンを探ってみた。空の表現、山肌の表現、前景の表現、そういったあたりの個別のトーンと組み合わせ方。何パターンか試した中で、今日の所はこんな感じにまとめた。


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EOS5D MK3 EF24-70mm 2.8L 1/60 F11 ISO100

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NEX-7 Canon FD400mm 4.5 S.S.C 1/500 F8 ISO100


構図的には3枚は単なる画角違い。トーンも同じような感じだが、ブルーグレイ調に落とした空の作り方が違う。

(1枚目) アナログな方法。Graduated ND フィルター(日本では「ハーフND」と呼ばれることが多いが、しっくりこない。半分を暗くしたい時に使いたいわけではなく、明暗のグラデーションをかけるためのツールだと自分は捉えている)を使った。一時期よく使っていたCokinA121sを久しぶりに引っ張り出してきた。

この手のフィルターは日本では比較的なじみが薄いが、欧米ではポピュラーだ。日本ではフィルターワークによる演出が「不自然」だと捉えられる傾向にあるからであろう。言葉通り、「写真」は現実を写しとったものという考え方から、フィルターなどで手を加えることを邪道扱いする人が多い。一方、英語では"picture"という言葉が使われるし、"Draw a picture by camera"というフレーズもよく聞く。写真は絵画の延長線上にあるグラフィックアートの一つだと捉えられているのだ。

レンズは真実を写し撮る「神の目」ではない。神に近づこうとあがく「人間の目」を表現するツールである。僕はそう思うから、「写真」派ではなく「Photograph」派である。


(2枚目) Graduated NDと同じ事を、Photoshopのグラデーションツールで表現。グラデーションのかかり方はアナログフィルターとほぼ変わらないが、色調に関してはアナログフィルターの方があまりいじらず狙い通りになった。また、AWB・jpegで撮ったせいだとは思うが、1枚目と2枚目を同じ色調に合わせることはできなかった。そうする必要がある場合は、アナログかデジタルに統一するか、混在させる場合はRAWを使った方がいいだろう。


(3枚目)  PLフィルターで適度にコントラストを上げ、2枚目と同じデジタル処理を実施。また、空の露出はレベル補正を使って落としてもいる。


要はうまく使い分けて自分のトーンを出せばいい。アナログが上とかデジタルが邪道とかはないから。ただ、自分の場合、アナログの手法からあまり逸脱したくないというのはある。「Photographics」と、写真をベースにした「Computergraphics=CG」はやはり違うと思うので。一方で、フィルターワークや暗室テクニックをPhotoshop上に置き換えた作業にはまったく抵抗がない。多くの人はこのあたりの違いをはっきり意識していないから、アナログ VS デシタルという不毛な論争になるのではないかなあ。

少なくとも僕の場合はやっていることは一緒だ。PLやフルのNDなどデジタルに置き換えられないフィルターワークもあるが、Graduated NDは、どっちでもいいだろう。余裕がある時はアナログのフィルターを使いたいが、シャッターチャンスがシビアな時やフィルターが使えない・使いにくいレンズにはPhotoshop上の処理の方が良いだろう。

そこに至るまでの方法はともあれ、今回の習作を通じて、自分のトーンが少し見えてきたような気がする。



  

by hoq2 | 2013-03-23 02:07 | 写真(風景) | Trackback | Comments(0)

РУБИHAP ( Rubinar / ルビナー )500mmF8 ミラーレンズ

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NEX-7 РУБИHAP 500mmF8 絞り優先オート ISO400 露出補正-0.7


AF化と共に失われたものに、ミラーレンズがある。レフレックスレンズとも言うが、ドーナツ型の鏡で写像を反射させる仕組みの超望遠レンズだ。超望遠でありながら大幅に小型化でき、価格も一般に手が届くものとなるので、昔は500mmや1000mmといったミラーレンズが各メーカーから出ていた。欠点は絞りがF8などの固定なこと、鏡像を介しているのでやや滲んだような写りになることであろう。

最大の特徴は、光の反射部分のボケがドーナツ状になる「リングボケ」である。僕は初めてミラーレンズを手にしたのだが、これを生かした絵作りが実に楽しい。ボケそのものもスムースなトロ味があってとても良い。

ミラーレンズは構造上、AF化できないので現行のカメラメーカーの純正品は存在しない。仕事で安価な超望遠がどうしても必要になってミラーレンズについても調べたのだが、サードパーティ製ならば、日本ではケンコーブランドで出ている韓国製のこれらが現行品として手に入る。2万円前後と安いのはいいのだが、作例を見ると「オモチャ」の域を超えていないようだ。

「本物」ならば、やはりMF時代の中古品。Zeiss製の超高級品から定評のあるタムロンやニコンなど色々選択肢があるが、海外サイトを含めた画像検索の結果、僕にはロシア(旧ソ連)製のルビナーの絵が最も魅力的に見えた。ボケ味が魅力なミラーレンズと、Heliosの「グルグルボケ」に代表されるサイケデリックなボケに定評があるロシアンレンズの相性は抜群だ。

結局、仕事用には別のレンズを入手することにしたのだが、それを求めて中古屋を巡っていた時にルビナーの実物に出会った。6000円という価格もあって、天体観測が好きな妻にあげるという前提で買ってしまった(月を撮るにはもってこいの焦点距離なので)。「РУБИHAP」というキリル文字の刻印が最高にかっこいいですね。アルファベット表記で「Rubinar」、カタカナでは「ルビナー」か「ルビナール」。


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とりあえず蓼科の家の周りでテスト撮影。三脚必須なのは分かっているけど、レンズに慣れる意味でまずは全部手持ち。ボディはM42マウントなのでNEX、EOSどちらもいけるけど、今回はNEX-7です。


まずは近所の窓辺にいつもいる猫。

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ちなみにNEX-7+ルビナーは750mm相当。下の写真は、別の日に同じような場所から55mm(82.5mm相当)。

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八ヶ岳のピークもご覧の通りアップで写ります。三脚でしっかり撮ればもう少しシャープになるか。

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肉眼ではハッキリ見えない富士山も。

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しかし、自分的には遠くのものをアップで写すというよりも、大きなボケやリングボケを生かして「林間の空気感を抽象的に切り取る」という使い方に魅力を感じました。ポストカードなんかにこういう写真はいいんじゃないでしょうか。そういう写真なら、170万のレンズでくっきりしっかり撮るよりも、こっちの6000円レンズの方がいいでしょう?もちろん、ここにある写真はすべてphotoshop調整込みの仕上がりです。イメージ通りに持っていくまでの調整幅は普通の現代の国産レンズよりもずっと大きいので、「撮ったまま」な主義の人には向いていないレンズと思います。


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ここからは、リングボケを強調したり、ボケのみで構成した写真。特殊レンズを使う時に気をつけたいのは、その特殊な描写に溺れないようにすることだ。職業カメラマンの作品でも魚眼レンズを使った広告や結婚式の写真が溢れているが、必然性のない特殊レンズの使用は、そういう写真を見慣れていない「素人騙し」に過ぎない。ミラーレンズにおいても、そこのところのセンスが問われるだろう。


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山の中に住んでいると鳥なんか撮ってみたいと思うこともあるのだけど、鳥・鉄道・飛行機など超望遠が必要なそういう被写体別の「ジャンルもの」は、ヨンニッパとかロクヨンは買えないにしても、レンズメーカー製の5.6級などAF時代のリーズナブルな「普通のレンズ」の方ががいいでしょうね。特殊な表現をするだけに、単純に「望遠」が欲しい人向けではないし、「どういうふうに」ではなく「何を」撮りたいという場合は、AFやブレ補正などの先進技術や現代レベルの解像度の高い描写をあえて避ける理由はないでしょう。もちろん、携帯性や価格の面で積極的にミラーを選ぶ手もありますが。

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今回はゴースケと一緒に撮り歩きました。

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【ファイナルインプレッション】  

【NEX-7】 最終評価 ボディ編
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 1  SIGMA 19mm 2.8 EX DN
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 2  Carl Zeiss Sonnar 24mm 1.8 ( SEL24F18Z )
【NEX-7】最終評価 レンズ編3  Sony E 50mm 1.8 OSS ( SEL50F18 )
【NEX-7】 最終評価 レンズ編 4  Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8


【関連記事】

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【NEX-7】 標準レンズの選択  スカイツリー・押上〜京島 実写編
発掘テッサーで一本勝負
【NEX】 HOLGAをデジタル化
【Nagano Snapshot】 蓼科1 白樺湖 (NEX-7のホワイトバランスに物申す)

おもな作例
写真(Naganao snapshot)  
写真(Street Snap)



 

M42マウントレンズ→SONY NEX Eマウント用 マウントアダプター

M42マウントレンズ→SONY NEX Eマウント用 マウントアダプター


 

by hoq2 | 2013-03-16 02:42 | カメラ | Trackback | Comments(0)

井の頭公園〜吉祥寺

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 NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400


2013年初の街頭スナップは、吉祥寺周辺。取材の帰りに井の頭公園を抜けて吉祥寺駅までの20分ほどの道程を撮った。最近は撮影がメインではない仕事にはNEXを使っている。身軽になった分、このように仕事帰りに「ちょっとついでに」とスナップを撮ることができるようになったのが嬉しい。

吉祥寺と言えば、今「住みたい街No.1」だそうだ。アイメイト(盲導犬)の歩行指導がこの街で行われていることもあって、その撮影などでちょくちょく行く機会がある。


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吉祥寺は「頑張ってる感じ」の若者が多くて疲れるのでプライベートではあまり行かないが、成人するまでの本籍地はこの町だったりする。犬雑誌『WAN』の「特定の町で特定の犬種を撮る」という連載で、ヨークシャー・テリアを吉祥寺で撮ったことがある(2011年3月号)。印刷メディア向けのかしこまったスタンスの文章だが、誌面のレイアウトと記事を転載して、この町への僕の思いとしておきたい。


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「住みたい町No.1」なんだそうである。そういうランキングの類いには全く関心がないが、改めて行ってみて分かったのは、吉祥寺という町があらゆる面で「程よく満たされている」ということだ。

都会的でおしゃれで賑やか、程よい。都心への交通の便、程よい。風情・情緒、程よい。静かな住環境、程よい。若者が多くてデパートもあれば、サンロードという商店街やファッション系のストリートもある。中央線で新宿・東京へ、井の頭線で渋谷へ一本。井の頭公園という緑があり、住宅地に入れば小ぎれいで閑静だ。現実的な選択と憧れの両方を満足させてくれる町だから、No.1もさもありなん。

告白しなければいけないことが一つ。東京育ちの僕にとっては、申し訳ないけど吉祥寺に「憧れ」はない。実は、親元を離れるまで、両親が若い頃に住んでいた関係で本籍地が「東京都武蔵野市吉祥寺南町」だった。「区」じゃなくて「市」の時点で、「本籍地が『市』なんて恥ずかしい」という、今思えばなんと視野の狭い恥じらいを持っていたことか。「23区内」から戸籍謄本を武蔵野市役所に取りに行くたび、住んだこともない町だし、そんなこんなで変な気持ちで吉祥寺の町を歩いたものだ。もちろん、今は人、それも若者が多くてむしろその活気に圧倒されている。

ヨーキーを撮るのにこの町を選んだのも、この犬種に対して「程よさ」に似た安心感のような好意を抱いているから。小ささについては程良くないのだが、ちょこまかと元気に走りまわるという超小型犬のステレオタイプな印象に対して落ち着きを感じるし、トリミング犬種なことから少女趣味な感じをさせておいて、案外男性好みの野性的な面もある。小さい犬を飼うのならヨーキーがいいなあ、と思っている。
 割に極端な印象を与えるモノが好きではないので、「程よさ」という再発見で吉祥寺とヨーキーへの好感度は上昇中だ。



それから、高校時代の思い出が一つ。同級生3人と三鷹にウッディ・アレンの映画(確か『ブロードウェイのダニー・ローズ』)を見に行った帰り、電車賃がなくて歩いてたどり着いたのが井の頭公園駅。一人が子供料金で乗ればなんとかなるというわけで、マイケル・J・フォックス似の童顔の男に白羽の矢が立った。一番金を持っていたのも彼だったのだが、強引にいいくるめて子供になってもらった。そんな彼も今は立派な開業医である。

なんとそれ以来の井の頭公園駅だったのだが、やはりずいぶん様子は変わってしまっていた。


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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO200

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NEX-7 SIGMA 19mm2.8 絞り優先オート F8 ISO400

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NEX-7 SIGMA 19mm2.8 絞り優先オート F8 ISO400

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F2 ISO100 露出補正+0.3

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F8 ISO100 露出補正-0.7

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F8 ISO400

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F3.5 ISO100

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F2 ISO100

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NEX-7 SIGMA 19mm2.8 絞り優先オート F5.6 ISO200

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         NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F2.8 ISO100

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         NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F8 ISO100 露出補正+0.7

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F8 ISO400 露出補正-0.7

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO400 露出補正-1.0

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         NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F2 ISO100 露出補正-1.7

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NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO100 露出補正-0.7

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO200 露出補正+1.0

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO200 露出補正-0.7

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO200 露出補正-0.7

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO200 露出補正-0.7

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO200 露出補正-0.7

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO200 露出補正-0.7

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         NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO400 露出補正-1.0

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NEX-7 Minolta MC W.Rokkor-HH 35mm1.8 絞り優先オート ISO400

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         NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F1.8 ISO100 露出補正-0.7

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NEX-7 Sony SEL50mm1.8 絞り優先オート F1.8 ISO100 露出補正-0.7

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400

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         NEX-7 Carl Zeiss Sonnar24mm1.8 絞り優先オート F5.6 ISO400

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         NEX-7 SIGMA 19mm2.8 絞り優先オート F5.6 ISO400 

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NEX-7 SIGMA 19mm2.8 絞り優先オート F5.6 ISO800

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NEX-7 SIGMA 19mm2.8 絞り優先オート F5.6 ISO800

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NEX-7 SIGMA 19mm2.8 絞り優先オート F5.6 ISO800

by hoq2 | 2013-03-14 18:07 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)