初めての渓流釣り

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東京湾の電気ウキ釣り専門なのですが、生まれて初めて渓流釣りしました。

と言っても、ファミリー向けの管理釣り場です。
高林養魚場>http://www.iweb.ne.jp/takabayashi/

長野での生活が多くなり、家の周りは渓流だらけ。20年以上前から通ってる別荘ですが、いまだ釣りをしたことはない。もったいないのでこの夏は渓流釣りを覚えようと思ってます。で、「渓流釣りとはなんぞや」と、手始めに車で20分ほどの管理釣り場で体験してみたわけです。

1500円で1時間(道具一式とエサ込み・持ち込み禁止)。放流してるんだから簡単に釣れるだろうと思っていたら、30分経過。初めてとはいえボウズは恥ずかしいと、頑張ったら小さめのニジマスゲット。やはり糸をたらしてじっと待つだけではダメで、「底をゆっくり流す感じ」というコツをつかんだらアタリが出てきました。イクラエサは2個付けで針の頭ちょっと出てるくらいにした。

結局、1匹目のあと、すぐにヒットしたけどバラシ。食料確保のためにも最低2匹はと頑張り、終了間際にやっと2匹目釣れました。次回は5,6匹釣りたいなあ。いや、いきなり本物のフィールドに出るか?なんにしても、管理釣り場とはいえボウズ逃れの場所があるのはいいことだ。受付の兄ちゃんに「休みはいつ?」って聞いたら「休みません」と言ってたしね。

by hoq2 | 2011-07-31 21:06 | 日記 | Trackback | Comments(0)

【ストリート・スナップ】江東区大島ー森下

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江東区森下 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

前回の長野版に続いて東京のストリート・スナップです。高校生の頃から東京の街頭を撮ってます。2007年に、東京とベルリンの写真を合わせた写真集『Berlin+Tokyo』をドイツの出版社から出しています。
http://www.amazon.co.jp/Berlin-Tokyo-Kosuke-Uchimura/dp/3939633054/ref=sr_1_8?s=english-books&ie=UTF8&qid=1311791817&sr=1-8

さて、今回は7月から事務所を構えている江東区の大島駅前から、森下まで歩きました。都営新宿線に沿って4駅分です。

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江東区大島 EOS5D MK2 EF135mm/2.8

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江東区大島 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

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江東区西大島 NEX3 16mm/2.8

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江東区西大島 EOS5D MK2 EF135mm/2.8

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江東区西大島 NEX3 16mm/2.8

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江東区西大島 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

下町は大好きでかなり撮ってますが、隅田川と荒川に挟まれた江東区と墨田区はあまり撮ったことがない。今回、縁ができたのでこれからたくさん撮ることになるでしょう。ちょうどいい塩梅に都会だし、渋い。スナップポイントとしてかなり好きです。釣りでよく行く湾岸の感じもとても良いですね。夢の島などは学生の頃よく撮ったものです。

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江東区西大島 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

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江東区西大島 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

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江東区住吉 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

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江東区住吉 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

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江東区住吉 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

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江東区住吉 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

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江東区住吉 EOS5D MK2 EF135mm/2.8

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江東区菊川  EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

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江東区森下 EOS5D MK2 Planar50mm/1.4ZE

by hoq2 | 2011-07-28 04:21 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

街頭じゃないスナップ

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長野県・車山高原 NEX3 18-55

7月から長野と東京の二重生活をしています。ライフワークにしているストリートスナップ(街頭スナップ)も、長野版を少し撮ってみました。街頭ではなく、舞台は大自然、あるいは田舎なのですが、撮る時の出合い頭なスタンスは一緒なのでこのカテゴリに載せます。
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長野県・車山高原 NEX3 18-55

花や自然そのものは好きですが、写真に撮るということは最近まであまりしていませんでした。しかし、数年前にある小さな湖の自然を記録する機会があって、それ以来、少しずつこういう写真の面白さが分かってきたような気がします。珍しい動植物を「ゲット」するような撮り方ではなく、珍しかろうがなかろうが、花だろうが雑草だろうが、心を動かされたらシャッターを切る。そういう意味では今までのストリート・スナップとアプローチは一緒です。

ここからは、山のふもとの田舎の風景。
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長野県茅野市 NEX3 16mm2.8
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長野県茅野市 EOS5DMK2 Planar50mm1.4ZE
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長野県茅野市 NEX3 16mm2.8
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長野県茅野市 EOS5DMK2 Planar50mm1.4ZE

転勤などでこれまでも地方に住んだことがありますし、旅先のスナップも撮ってますが、スナップ写真を撮るということについては田舎は苦手です。街頭じゃないスナップがうまくなること、これが今年の課題です。

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長野県茅野市 EOS5DMK2 Planar50mm1.4ZE
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長野県茅野市 EOS5DMK2 SIGMA DG Macro105mm/2.8
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長野県茅野市 EOS5DMK2 SIGMA DG Macro105mm/2.8
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長野県茅野市 EOS5DMK2 Planar50mm1.4ZE
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長野県茅野市 NEX3 16mm2.8
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長野県茅野市 EOS5DMK2 Planar50mm1.4ZE
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長野県茅野市 EOS5DMK2 Planar50mm1.4ZE
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長野県茅野市 NEX3 16mm2.8
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長野県茅野市 NEX3 16mm2.8

by hoq2 | 2011-07-24 01:23 | 写真(Street Snap) | Trackback | Comments(0)

NEX3コースケ的実写レポート

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2011/4月、東京・上野 SONY NEX3 16mm2.8 絞り優先オート・F5.6 ISO400

NEX3を買ってから、3カ月以上が過ぎてしまいました。ようやく、ですが実写レポートです。購入時の日記はこちら→http://hoq2.exblog.jp/16150730/

僕は、NEXを大きく分けて3つの使い方をしています。

(1)ストリート・スナップ
街を歩いて出会った一期一会の光景を撮る僕のライフワークです。「ちゃんと撮るぞ」という時は5DMK2とNEX3の2台体制。レンズの組み合わせはコンタックスRTS3とG2をおもに使っていたフィルム時代から色々なのですが、デジタル化・NEX導入後は5D+プラナー50mm/1.4ZE(コシナOEMツァイスのキャノンマウント)&NEX+16mm(24mm相当)が今のところ基本装備になってます。

フィルム時代には、これら標準とワイドのほかに中望遠と超広角(プラナー85mm/1.4orゾナー135mm2.8、Gビオゴン21mm/2.8)もカメラバッグに入れていたことが多かったですが、EOSマウントのまともな単焦点望遠レンズは持っていない(今日日の仕事は、ほとんど3本の2.8ズームで済んでしまうので)し、NEX用の20mmクラスがまだ出ていない。まあ、その辺は「あればいいな」というものですし、誰もが懐具合が寂しいこの時代です。僕は高い金を出してコシナツァイス等を買い揃えることはせず、仕事用に持っているシグマの105mmマクロ(これがコンパクトで一見ツァイスっぽいシャープネスのあるバカにできないレンズ)と、なぜか昔から持っているM42マウントのイエナ・ツァイス20mmをEOSマウント化して代用してます。

話が前後してしまいましたが、僕はストリート・スナップは基本、単焦点派です(状況によってズームも使いますが)。ズームレンズの強みはもちろん、レンズ交換をなるべく省いてシャッターチャンスに強くなるということです。僕の場合、その要素を重視していると同時に、数センチ・数ミリ単位のフレーミングができる点を重宝してます。今のアマチュア界ではズームが入門用、単焦点は玄人用と考える向きもあるようですが、僕に言わせればとんでもない。ズームを使いこなす方がよっぽどテクニックがいります。基本は単焦点と同じような使い方の中で、中間的な画角で微調整していく、というのがズームの真髄だと思います。

ストリート・スナップを撮るときは、そういうテクニカルな部分よりも「一押し入魂」みたいな精神面を重視したい。だから、ズームに対して一手間省けて、技術的にも精神的にも潔い単焦点の方が気分がノルのです。「仕事」であることよりも「作品」であることが大事な時は、このノリを何よりも大事にしています。

一方で、50mm1本!みたいな潔良すぎる写真は僕のスタイルではない。また、動きのある光景を撮ることが多いのでレンズ交換でシャッターチャンスを逃したくない。だから、大きめの一眼とコンパクトの2台に焦点距離の違う単焦点レンズをつけて街を徘徊するのです。

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2011/4月、東京・上野 CANON EOS 5DMK2 Planar50mm/1.4 絞り優先オートF5.6 ISO400
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2011/4月、京浜東北線・SONY NEX3 16mm/2.8 絞り優先オートF5.6 ISO400

タイトル下含む上3枚の作例は、震災からまだ日が浅い、一種異様な雰囲気の中にある都内の日常を少しだけ切り取ってみました。テストショット的な意味合いがある中で、NEX3とMFのプラナー+5Dのストリート・スナップ機としての「ノリの良さ」を気にしながら撮りましたが、良いですね。NEXのシャキシャキと小気味よく切れていくシャッターは気持ちがいい。こうして並べた時の5DとNEXの画像の違和感もほとんどない。透明感と色乗りの良さが同居した一種ピ−キーなキャノンもしくはツァイス的な画像の捉え方とソニーのそれは同系統にあると思わせる。もちろん、カテゴリの違うカメラ・レンズだから「同じ」ではないですが、相性は良い。都会の街頭風景においては特に良いペアだと思います。

撮る「過程」の部分も、良いですね。コンパクトデジタルカメラ特有のレスポンスの遅さも許容範囲内。特に、現行のデジタル一眼の中ではレスポンスが悪い部類に入る5Dとの同時使用だから問題ありません。僕は日中のストリート・スナップでは随時露出補正をしながら絞り優先オートを使うことが多いのですが、5DもNEXも背面ダイヤルを回して露出補正をするので、ここの整合性もgood。NEXだけの性能面も特に大きな不満はなし。AFは中央重点で固定してますが十分早いですし、MFもG2よりは使えます。起動が遅いとか、そもそも液晶ディスプレイは光学ファインダーよりも見えにくいとか、このカメラのコンセプト自体から発生する問題は「慣れ」と「腕」で克服できるものだと思います。

訓練で補う部分を抜きにして最初から最高の条件が欲しければ、何十倍もの金を出してライカM9でも買えばいい。レンズ2本付で4万円弱というカメラにそれらに匹敵する120%の「過程」を求めるのは筋違いというものです。これだけ高水準のカメラであれば、最高水準のカメラとの結果の違いのほとんどは、カメラの「性能」ではなく、撮り手の「腕」とそのカメラを扱う「慣れ」の問題と思います。もっとも、これは「撮りっぱなし」ではなく、その先の画像調整(昔でいう暗室作業)込みの話ではあります。

ただ、スマイルモードとかそういう余計は機能は全部OFFです。こういう「カメラが写真を撮る」という発想のよく分からない機能は本当に意味がない。これらを省いて基本性能や基本的な造りをしっかりさせたこのカテゴリのカメラが本当は欲しいです。ライカとかブランドものじゃなくて、リーズナブルな実用機で。まだしばらく無理でしょうね。今の日本企業が最も出来ていない部分に関わる問題だから。

(2)自分の犬を撮る
NEXで一番枚数を取っているのがこれ。犬や猫を撮ることが僕の仕事の大きな部分を占めているのですが、自分の犬のふだんの姿を撮ったり、散歩に持っていくのはもっぱらNEXになりました。もちろん、犬そのものを撮るのに一番良いのは動体撮影に優れた一眼です。ここで言うのはあくまで自分のペットの「あっ、かわいい」というシーンをパッと撮るような、ごくプライベートな使い方です。いつでも気軽に持ち出せるコンパクトサイズでありながら、一眼並みの画質でペットの姿を残せるのでとても重宝してます。一眼しかない時代よりもたくさん撮ってます。それだけでもNEXを買ってよかったと思います。
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NEX3 18-55/3.5-5.6 絞り優先オート・F8 ISO200
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NEX3 Gビオゴン28mm/2.8 絞り優先オートF5.6 ISO200
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NEX3 16mm/2.8 絞り優先オートF4・-0.3 ISO400

自分の犬を撮る場合、たいていは日常生活の中での撮影になるので、レンズ交換なしでコンパクトカメラ的使い方になります。今NEXに使える3本でそれぞれ撮ったのが上の作例。結論から言えば、犬にはズームが楽!なるべく動きの中での自然な姿を撮りたいので、ズームレンズの速写性の部分が威力を発揮します。純正キットについているこの18-55(概ね28-85相当)の写りは、いわゆるコンシューマー向けの「安モノ」だと思っていたので写りに不安がありましたが、なかなかどうして。レンズメーカー製の高倍率ズームのような抜けの悪さを覚悟していたのですが、16mmの描写とほとんど変わらない。草の緑や半逆光くらいの微妙な光線状態での青空の色合いがやや昔のデジカメのような「デジッとした」不自然さがあるものの(これは16mmも一緒)、Photoshopの調整である程度は補える。それ以外の描写はEOSレンズのF4ズームに迫るくらい。十分及第点です。

16mmは室内で重宝する一方、屋外で小型犬を撮るには単体ではちょっとワイドすぎるかも。マウントアダプターを介してコンタックスG用のビオゴン28mmも使ってます。写りはフィルム時代から全幅の信頼を寄せているレンズなのでもちろん文句なし。画角も42mm相当になり、単体で使い良い。ただ、はっきり言って光学ファインダーなしでマウントアダプターを介して無理やりMFで撮るのはキツイ。街頭スナップのような撮り方の場合はまだしも、動きまわる犬をある程度浅い被写界深度で撮るのは難しい。結論:マウントアダプター遊びは犬以外でやったほうがいい。純正のズームが良いだけに。

(3)釣り
いや、まあ釣りに限らないのですが、純粋な記録とか記念写真も専らNEXになりました。僕の釣りはほとんど夜釣りなのですが、付属の小さな外付けストロボでバシッとやります。ちょっと雰囲気を出したい時はISO800〜3200まで上げて環境光で撮るのも一興。大きくプリントアウトすることは絶対にないので、モニターできれいに見えればOK。そのレベルでは1600、あるいは3200も実用感度です。
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左)ISO800 1/20 F2.8 右)ISO800 1/40 F8 ストロボ同調

by hoq2 | 2011-07-18 02:58 | カメラ | Trackback | Comments(0)

【バンガードフリーペーパー】vol.10できました

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私が制作や撮影・執筆に関わる『バンガードインターナショナルフーズ・フリーペーパー』のVol.10が先日できあがりました。A2・8ツ折のパンフレット形式のフリーペーパーで、「バンガードインターナショナルフーズ」が販売するドッグフード『ナチュラルハーベスト』とキャットフード『カントリー・ロード」の販売店やネット購入時に配布しています。

また、PDF版を「バンガードインターナショナルフーズ」(ナチュラルハーベスト/カントリー・ロード)のHPで公開しています。
http://www.natural-harvest.co.jp/fp_index.html


宣伝パンフではなく、フリーペーパーですので、フードの話題というよりは、動物・ペット、モノづくりに関わる読み物やエッセイが中心です。今回は、東日本大震災を受けて、猫島で知られる宮城県三陸沖の田代島のルポと宮城県石巻市の被災地のエッセイ、そして宮城県気仙沼市の船大工のお話を掲載しています。

興味のある方は是非、取り扱い販売店に足を運ぶか、上記URLよりPDF版を御覧ください。以下に、ダイジェストで内容を紹介します。

まず、田代島の特集は見開きでこんな誌面になっています
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本ブログでも田代島の猫たちの写真を掲載していますので、現状が気になる方も多いと思います。写真は、本ブログでも紹介した今年1月12日と5月3日(震災前・震災後)の猫たちの様子。島の人々の暮らしの変化にも少し触れています。また、溝井祐樹氏による『猫島起源考』もあります。TVなどでは紹介されない猫島の歴史に触れています。

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田代島の猫たちは、一括りに言えば無事でしたが、1月に見かけて5月に見かけなかった猫もいました。安否を詳細に調べている方々の情報によれば、どうも津波に流されてしまった子も数匹いるようです。しかし、猫たちが織り成す情景は愛に満ちていて、それは1月も5月も変わりませんでした。個人的には、ますます、ライフワークとして田代島を静かに見つめていきたいという気持ちが強くなりました。

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島の人たちにも話を聞きました。津波で4人が流され、そのうち1人が亡くなったそうです。3人は運良く隣の島に流れ着き、3日後に戻ってきたとのこと。港の漁業関係の施設や定置網は壊滅的被害を受け、5月時点では島の人たちの生業である漁がまったくできない状況でした。その後の報道によれば、漁は部分的に再開し、猫たちも震災前のように余り物の魚が少しずつ食べられるようになったそうです。

グラビア面は石巻のエッセイです。
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津波に襲われた沿岸部ははっきり言って地獄です。10年前に行ったアフガニスタンの戦場と変わりません。私にできることは写真を撮るくらいしかありません。以下にメインのエッセイを転載します。この他に、ぎりぎりの所で難を逃れた犬と飼い主さんの物語が誌面に載っています。

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瓦礫の街を歩く
 2001年の冬、9.11テロから3カ月後、僕は米軍のタリバン掃討作戦が続くアフガニスタンにいた。その時はまだ、犬の写真を撮っていなかったが、ある犬雑誌の編集者から「戦場の犬の写真はないか」とオファーを受けた。自動小銃やRPG(携帯型対戦車グレネード)を手にした男たちがウロウロしている廃墟の国である。焼けただれた畑には作物も育たない。野良犬ですら、この国で生き抜くのは難しそうだった。
 いや、しかし、いたのである。出身地のカブール郊外の村に帰ってきた北部同盟軍の部隊には、マスコット犬的な仔犬が同行していたし、再建中の空港の近くにはドイツのNGOが連れてきた地雷探知犬がいた。人が生きて生活してさえいれば、どんな環境にでも犬はいるものだ。
 2011年の3.11、東日本大震災から約2カ月。僕はまた瓦礫の中を歩いていた。津波が全てを破壊してしまった宮城県石巻市の沿岸部。アフガニスタンと同じ、嫌に真っ青な空が広がっていた。僕は、それでも犬はいるという確信を持っていた。「鯉のぼりが立っている所まで行ってみよう」。1時間ほど歩いて目的の場所が見えてくると、犬を連れた男性が瓦礫に囲まれた一本道の彼方からやってきた。それまで人とすれ違うことすらほとんどなかったのに。
 あえて言う。これは偶然ではない。鯉のぼり所に行かなければと、僕はその朝に高台から瓦礫の街を見下ろした時から思っていた。眼下に見えた鯉のぼりはまだ新しく、明らかに震災の後に立てられたものだった。瓦礫の中のかすかな人の営み。今を生きる人間がいる所には、必ず犬がいる。
(内村コースケ・写真家)


最後に、ドキュメンタリスト・瀬戸山玄さんの連載『HANDMADE』です。
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瀬戸山さんは、10年以上にわたり、今回被災してしまった三陸で里山ならぬ「里海」で暮らす人々と関わり、取材して単行本などにまとめています。それだけに、被災地の人々への思いは人一倍強いのです。ぜひ、PDF版などで文章も読んでください。


バンガード・フリーペーパーPDF版
http://www.natural-harvest.co.jp/fp_index.html

by hoq2 | 2011-07-08 15:11 | Vanguard FP | Trackback | Comments(0)

【Dogsnapshot】尻

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2011・6月、長野県茅野市 Sony NEX3

このDogsnapshotシリーズでは、過去に月刊『WAN』で発表した作品をアップしてきましたが、今回は久々の新作です。



思えば「尻」というものを意識したのは小学校4年くらいの頃だろうか。「女は尻がでかい」ということに、ある日突然気がついた。尻というと下品なものだと思っていたので、清潔できれいで美しく、しとやかであるはずの女子のその尻がでかいということが、違和感満載であった。

ともかく、女子の体のバランスの中心は、尻である。医学的・物理学的にそうであるか否かは関係ない。そう見えるからそうなのだ。犬だって同じだ。少なくともうちのフレンチ・ブルドッグのマメ(メス・8歳)は、あらゆる動きが尻中心だ。伸びをする時、尻をクイッと突き上げる。歩くときはいわゆるモンロー・ウォークのようにプリプリする。お座りをしている様子もそこはかとなくコーラの瓶のような形になっている。

誤解を解くために野暮な説明をさせてもらえば、マメの尻が人間の女性のように実際に豊かなわけではない。動きとか姿勢の取り方が、なんとも「尻中心」なので、僕にはそう見える、という話である。それはともかく、尻、特に犬のそれはオスであってもかわいい。それは良いものだ。仕事で犬の写真を撮るとき、なかなか尻というものは陽の目を見ない。だから、好きに撮って発表できる時は、ここぞとばかりに堂々と尻の写真を載せるのだ。

by hoq2 | 2011-07-06 00:19 | 写真(Dog Snapshot) | Trackback | Comments(0)