パンダ車検通過  ついに絶好調に!  2年間の歩み

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パンダが来てから丸2年が経ちました。
・パンダが来た
・パンダそれから

先日、最初の車検も通過し、現在、外観は少し衰えましたが、機関はこれまでで最高の状態になっております。しかし、やはりこれまで色々ありました。そして、いきなり結論です。

「パンダを養うにはある程度自分でいじれなければダメ!」

2年間の経験則です。

パンダには大きく分けて最初期のキャブ車と、ディストリビュータ(デスビ)によるポイント点火式のインジェクション車、デスビレス=ダイレクト・イグニッション方式のインジェクション車に分かれます。外観や内装はあまり変わっていませんが、これが1980年の発売から35年経った今、パンダの生存率に大きく関わってきているように思います。

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僕のパンダは90年式で、デスビ方式のインジェクション車です。キャブと現代的なインジェクションエンジンの過渡期的なエンジンと考えればいいでしょう。イグナイター/イグニッションコイル/ディストリビュータという3つ部品によって4つの気筒にタイミングよく点火する方式だと私は理解しております(ちなみに私は完全な文系脳であり、体系的に車の仕組みは理解できていません)。問題は、前後のキャブレター方式とダイレクトイグニッション方式に比べて、この方式は複雑でデリケート、平たく言えば壊れやすいということなのです。そのため、今、この時期のモデルがどんどんリタイアしていっているようです。

症状はさまざまですが、僕のパンダは一昨年の秋、暑い千葉の国道で渋滞を経験してから涼しい軽井沢の実家に帰ってきた際に、いきなりアイドリング回転が暴れだしました。(後付の)タコメーターの針が0回転から9000回転までグルングルンし始め、焦りました(実際は1気筒死んだりを繰り返しながら、エンストを避けるために500〜2000回転くらいで暴れる状態。タコメーターは4気筒用なので、3気筒状態になっておかしくなったと思われる)。走行中は収まるのでしばらく騙し騙し乗っていましたが、症状はどんどんひどくなり、信号待ちでエンストするまでになりました。

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で、放っておけなくなり、自分でできて「どっちみちそろそろやっておいた方がいい」ことから始めました。

・エアーフィルター交換
・アイドリングステッピングモーター交換
・ラムダセンサー交換
・プラグコード交換
・プラグ交換
・燃料フィルター交換
・バキューム進角ユニット交換
・「ボンネット浮かせ」「エキマニの上にレンジフードで即席カバーをつける」などでエンジンルーム内を冷やす

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いずれも効果なし。ついには結構お金をかけて専門店でエンジンのオーバーホールをしてもらい、さらにはebayでもしかして世界で最後のデッドストックかもしれない新品のインジェクターAssyをイタリアから取り寄せ、自分で交換しました。

ええ、これで走っている時の調子はめっちゃ良くなりましたよ。でも、アイドリングが暴れるのとエンスト病は治らず。症状は一般的にアイドリング不調がよく出る冷間時ではなく、温間時に出ます。やがて、エンジンルームに熱がこもっている時に発生することが判明。しばらくボンネットを開けて冷やすと戻る。

で、最終的にはイグナイターの熱暴走を疑ったのです。パンダのイグナイターはエンジンブロックにひっついております。エイヤとこれを引き剥がし、わずかに配線に遊びがあったので、エンジンから10センチほど離してみると・・・。ビンゴ!渋滞などでよほど熱がこもらない限り症状が出なくなりました。つまり、原因はイグナイターの劣化。新品に交換してついでに配線を伸ばしてエンジンルームの涼しい場所へ移設すれば問題解決と判断しました。幸い、すぐに国内通販で純正品のアフターパーツが入手でき、交換&スペアタイヤ下への移設を実行しました。

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はい。これで1年間悩みぬいた症状が万事解決しました。エンジンオーバーホールとかインジェクター全交換などは、直接アイドリング不調とは関係なかったけど、怪我の功名というか、新車のように調子がよくなったので結果オーライとしましょう。現在13万8000キロ。他に試した部品交換も、いずれは個別にやっておくべきことではあったので、OKとしましょう。もう一台のジムニーでもそうでしたが、やはり10万キロは鬼門です。何かしら故障未満の不調が出てきて、各種消耗品交換が必須になってきます。これは国産車でも変わらないと思います。

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実は、僕は結構初期の段階からイグナイターを疑っていました。でも、電気部品を自分で交換する勇気もなく、複数のプロの整備士さんにも「イグナイターではないだろう」と否定されていたのです。パンダ1は、1999年の生産中止から15年以上が過ぎ、未知の領域に入ろうとしています。前例が少ないので專門の整備士さんでも判断が難しい故障が増えているようです。なので、プロが否定しても、素人判断で自分でやってみたら治ったという僕のケースのようなことが起こる可能性はあります。冒頭で「パンダを養うにはある程度自分でいじれなければダメ!」と書いたのはそういうことです。

ちなみに、主治医の東京・国立AUTO PANDAさんには、僕と同じ症状に有効と思われる対策品の国産のイグナイターがあります。僕はたまたま純正品のアフターパーツを安く入手しましたが、同じ悩みを抱えている方は相談されると良いと思います。

何はともあれ、自動車の専門知識がない僕でも、試行錯誤でなんとかなりました。今の車では到底ムリでしょうが、パンダはそれができます。うちのもう一台の買い物車は今、ジムニーのJA11ですが、こちらも近い時代の車です。どうも僕は、20年以上前の車じゃないとダメな体になってしまったようです。

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その他にもマイナーなトラブル・修理がいくつもありました。

◎ワイパーがポロリ・・・ワイパーブレードを取り付ける車体側のリンケージの溝が摩耗することによって起きます。これも最近、パンダで多く出ているようです。今、AUTO PANDAさんに有効な対策を考えてもらっています。今はとりあえずJBウエルド(アメリカ製強力接着剤)で固定してます。これで3ヶ月くらいは持ちます・・・。応急用にスプレー式のガラコと速乾性のJBクイックを常備。

◎ドライブシャフトブーツ破れ・・・パンダの場合、ブーツのゴムが劣化して破れるとミッションオイルがそこから漏れてきます。スッカラカンになる前にAUTO PANDAさんに駆け込み、即日交換してもらいました。

◎ブレキーキャリバー固着・・・これもなんとか止まれるうちにAUTO PANDAさんに駆け込み、リビルド品と交換

◎ナンバー灯切れ・・・球だけ交換しようとしたらプラスチック製のステイが崩壊。仕方ないので配線し直してエーモン製のLEDに交換

◎前輪ボールジョイント・ナックル劣化・・・ゆるゆるになってました。停止、発進がガタガタミシミシ。今回の車検まで粘り、車検時に部品供給があるうちにAUTO PANDA さんで交換してもらいました。走りが見違えるように安定。

◎ステアリングラックカラー崩壊・・・小さなリング状のパーツですが、バラバラになってました。新品交換でステアリングの安定性が向上。ハンドル操作が楽しい。これぞイタ車!に復活(パンダは重ステです)。

◎ボンネットに傷・・・不注意で天井のラックにくくりつけていた撮影用の脚立がボンネットに落下し、凹んでしまいました。僕はパンダを撮影・取材用の実用で使ってます。だから見た目は仕方なし。タッチペンでサビないように補修。

◎クラッチワイヤー切断・・・パンダリーノの帰りに切れました。これが唯一のドナドナ(レッカー移動)。浜松のガレージ・トポリーノさんで、前オーナーさんにもらっていた新品に交換してもらいました。

◎冷却水漏れ・・・アッパーホースに亀裂。モノタロウで適当なのを買って自分でつけかえました。

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部品交換、修理以外で行ったのは、

◎ホイールを純正化・・・入手時には一回り太いフィアット・ウーノ用純正アルミホイールがついていまいた(夏冬用で色違い)。これをパンダ純正のスチールホイールに交換。4x4用のシルバーのホイールを前オーナーさんから2本、通販で2本入手しました。これは本来、チューブタイヤ用なのですが、地元で趣味でタイヤ交換をしてくれている方にお願いして丁寧に組み付けてもらった結果、空気漏れなく絶好調です。タイヤはパンダ定番のミシュランのEnergy3(145/80 R13)、欧州向けの安手のタイヤです。パンダにはぴったりですね。ウーノ用アルミも見た目は良かったですが、走りは圧倒的に細身の純正のほうがいいです。発進がきびきびとしていてコーナリングも粘ります。冬用に、FFパンダ純正の黒い鉄チンも用意しています。

◎後付のタコメーターをスピードメーター横に移動・・・納車整備の際に、以前乗っていたスバル・サンバーにつけていた安物のタコメーター(Sunpro Tachというもの)をつけてもらったのですが、取り付け位置が低くてほとんど走行中に見ることができませんでした。これを自分でスピードメーター横に移設。ずっと気になっていたが、やってみたら簡単だった。もっと早くやれば良かった。古い車は状況把握が大事。僕のパンダはMTでジムニーはATですが、MTだろうがATだろうが、このくらいの年式の車には、好不調の判断のためにもタコメーターは必須です。

◎ヘッドライトをイエローバルブに・・・今の車は「白」しかダメですが、年式の古い車にはイエローも許されいます。日本では数少ない古いがゆえの法律上の特権ですね。霧や雪(我が蓼科高原ではどっちも多い)では黄色が見やすいといいますが、イエローライトの本場、フランスでは「プラシーボ効果である」と、禁止されています。実際は・・・やっぱり暗いです、黄色。でも、今回の車検でカバーガラスの内側を磨いてもらったら見違えるように明るくなりました。これならイエローでまったく問題なし。だいたい、ぼくはHIDなどのクソ明るいライトは大嫌いです。ヤンキー臭い=ダサい。ぼんやりとした提灯くらいの古い欧州車のライトが上品で良い。最近は国内の街灯もオレンジが多くなってきたし、夜道のムードを壊さないためにも僕は黄色派です。

◎オイルキャッチタンク設置・・・寒冷地なので冬場の排気ガスの水分がすごいです。2000円とかの超安物ですが、つけてみました。中のパイプの長さを改造して取り付けていますが、けっこうブローバイガスをキャッチしてくれます。冬場はキャッチした水分が凍ってガスの出口を塞がないよう、マメに手入れが必要ですが、高回転域の吹けは良くなった・・・かな?効果には満足なので、もう少しいいのに変えようかなー?

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積み残しているのは、先述のワイパーの完全固定と、前輪ブレーキーローター・パッドの交換(来年くらいかなあ)、長距離走行後のオイル漏れ修理の3つ。ここまで来たらそれらも楽しみの一つになっている・・・。ともあれ、今はかつてないほど好調で走っていて本当に楽しい。MTというだけで楽しいのですが、ここまで苦労していい状態に持っていった結果、この車本来のハンドリングの良さや加速が最高に気持ちいいことに気づき、ますます愛着がわいています。

パンダの最大の魅力は、何かすると良い方にも悪い方にもはっきりと違いがでるということです。そして、機械オンチの僕に、車いじりの基礎を教えてくれたことに感謝。この2年で結構車に強いオトコになってしまった。

デリケートなパンダは、女性を扱うようにやさしくやさしく操作しなければなりません。それでもダダをこねる所がかわいいのではないでしょうか。イタ車好きはやっぱり女好き?本当に愛しいヤツです。それから、長くパンダに乗るのに欠かせないのが、HaynesのService and Repair Manual(洋書)。僕は部品交換や悩み解消にこの本にずいぶんお世話になりました。最低限の英語が読めることも、これからのパンダ維持の条件かもしれません。

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【amazonで入手可能なパンダ関連オススメグッズ】

    

 

by hoq2 | 2015-08-20 19:42 | パンダ(FIAT PANDA) | Trackback | Comments(0)

【パンダがいる風景1】そば畑と浅間山


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9月はそばの花のシーズンだ。軽井沢のとある奥まった場所。パンダでたまたま通りかかった絶景である。ハイゼットの旧車が朽ちていた。

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【使用機材】

    

by hoq2 | 2014-09-18 03:38 | パンダ(FIAT PANDA) | Trackback | Comments(0)

パンダそれから

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今年8月末にパンダが来てから、最初の冬がやってきた。約4カ月で1万キロ弱。乗りすぎな感があるが、運転が楽しい車なのだから仕方がない。まあしかし、これからは少しセーブしたいと思っている。

そして、御多分にもれず、色々ありました!単なる車ではなく、「パンダ」という生き物なのだから・・・

1)エアコン(クーラー)不調・・・オーバーヒート防止のため、自動停止機能があるのだが、停止が早すぎかつ一晩おかないと復帰しない → 自動停止回路を迂回して手動式に(パンダに強い某整備工場にて対処)

2)室内灯カバー脱落・・・走行中に室内灯のスイッチを入れたら、カバーがポロリ。バックミラーと一体のVitaloni製の素敵なデザインのものだが、取付が意味不明。どこも破損してないのに、二度とはまらなくなりました。予備でもう一組持っているが、そちらもポロリ。 → テープで固定(DIY)

3)運転席ドア・キーシリンダー兼ドア開閉ボタン脱落 ・・・こちらもシリンダーごとポロリ。詳細はこちらのFacebookアルバムで → 再組付(町場の修理工場)

4)アイドリング不調・・・冬の到来とともに、インジェクション式のFireエンジンの持病が出てしまいました。エンジンのかかり自体はいいのだが、温間時に回転が1000〜1500間くらいで激しくハンチング。時に下がりすぎてエンジンストール。クーリングファンが回り出すような渋滞時が特にひどく、ラッシュアワーの高田馬場周辺でついに信号停止のたびにエンストを繰り返す重篤な状態に。
 
騙し騙し蓼科に帰り、1カ月弱の間にいくつかの対処をし、ひとまず復活。まだ温間時のアイドリングが高めで上下する症状はあるもののエンストはしなくなったので、現状は様子見しながら普通に乗っている。

黎明期のコンピュター制御という一番扱いが難しい所の問題なので、複数の専門家に見せても見解はバラバラだった。結局、どういう順番で何をするかは最終的には自己責任となったのであった(1回の修理で良い結果が出る可能性が低いので、基本、修理屋さんはやりたがらない)。

(以下行った対処。効果が高かった順に)

後付けタコメーターの車速パルス線解除・・・症状が出る時、タコメーターの針が0~9000回転間でグルングルンと異常に回る。パンダ側の異常な信号を拾っているのだろうが、逆にタコメーターが悪さをしてる可能性を考え、配線をカット。これで結構落ち着いた。

ラムダセンサー(O2センサー)交換・・・温間時のみの症状なので、疑わしかったのと、仮に関係なくても定期交換品なので、交換。並行輸入のBoshの汎用を国内純正品の1/3以下の値段で入手した。最初は効果が感じられなかったが、ECUリセット→学習を重ねるにしたがい、相変わらず温間時高めながらハンチングはかなり抑制された。それがラムダセンサー交換自体の効果なのか、ECUリセット等の複合的な効果なのかは不明。当然、本来の交換効果である吹け上がりもだいぶよくなった。燃費はあまり変わらず。

ECUリセット・・・リセットのみの効果はほぼなし。上記ラムダセンサー交換後のリセットはかなり効果があったように思う。リセットの仕方は、Haynesのマニュアルにある一種のオマジナイ的な方法。即ち、「バッテリーのマイナス端子を外して再接続した後、アイドリングをしばらく続け、クーリングファンが回転→停止し、さらにもう一度回転した所でエンジンを止め、もう一度バッテリーのマイナス端子を外す。約45秒待って、マイナス端子を再接続、エンジンスタートで約2分間アイドリングを続ける(ここまでのプロセスでエンストした場合は最初からやり直し)。そして、数マイル町を走り回る」。こんなオマジナイが公式なのだから、やっぱりパンダはカワイイですね。

アイドリングステッピングモーター交換・・・専門家に見せて最初に疑われたのがこれ。部品供給終了ということで、「なすすべなし」と言われたが、ebayをちょっと検索したら、新品のコピー品が普通にイギリスにありました。しかも、国内純正品の1/10以下の値段で。が、取り寄せて交換するもほとんど変化なし。まあ、これも部品が手に入るラストチャンスなので、交換して損はなかったと・・・

まだ打っていない手もいくつか残っている。それをしていないのは、予算の問題が大きい。ただ、クーリングファンの始動とアイドリング回転数の上昇がまあまあ関連づいているなど、「パンダがやろうとしていることは分かる。ただ、そのやり方がぎこちない」という感じである意味安定してるっちゃあ安定している。適切な制御とは言いがたいが、足りない頭で一生懸命アイドリングを保とうとしている様子は分かるのだ。それが、なんだか感情表現が不器用なうちの犬のようでとてもかわいいのです。だから、またひどくならない限りこのままにしておく。

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5)ナンバー灯切れ・・・夜中、長野県警のバカに飲酒検問で止められ、全く飲んでいないもんだから(僕は酒自体、ほとんど飲まない)悔しかったのだろう。「ナンバー灯が片方切れている」とイチャモンをつけてきた。「道交法では20メートル離れた所からナンバーが識別できること、とある。点灯している電球が1個だろうが2個だろうが、関係ない」と言うと、「気をつけるように!行け!」と高飛車な態度。

アホに付け入る隙を与えたくないので、すぐに電球を交換しようとカバーを開けると、ああ、やはりパンダなのです。電球を固定するステイが左右ともポロリと崩壊。電極を兼ねたステイなので、これが崩壊するとどうにもならない。色々パーツを探したが代替品は見つからず、結局DIYでオートバックスに普通に売っているLEDに交換するのが最も現実的と判断。夜の後ろ姿だけ、妙に現代的になったのでした。

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6)ブレーキキャリパー固着&パッド偏摩耗・・・来た当初から、峠や首都高などのスピードがそこそこ出ている左カーブで左前輪付近から小さくヒュンヒュン系の異音がしていました。やがてステアリング周りのミシミシ音も加わり、そろそろ入庫して診てもらわないとダメかな、と思っていた頃、停車時に激しくゴーゴー音が出るように。ブレーキパッドがなくなった時のような音なので、すぐに専門医の所へ。左のキャリパー自体が固着していて、ブレーキパッドも偏摩耗してなくなっていたのでした。その場でリビルド品に交換してもらい、事無きを得ました。良かった。

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と、まあ、やっぱり色々あるパンダ。次の1万キロ走行後にタイミングベルト交換&オイル漏れ修理を予定。その間にアイドリング不安定がまたひどくなったら、イグナイター交換、スロットルボディ交換なども視野に入ってきますね。キャブ化はしません。足りない頭で一生懸命“自分の意志”で頑張る、生き物のような、まさにパンダ並の自我を持つこの車が愛おしいからです。


 

by hoq2 | 2013-12-21 23:50 | パンダ(FIAT PANDA) | Trackback | Comments(3)

パンダが来た

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新たに古い車を買いました。

FIAT PANDA 4x4 i.e 1990年式、MT、パートタイム4WD。初代パンダ・セリエ2の中期型という言い方でいいんでしょうか。昔でいう3ドアハッチバックのリッターカー、現行の国産車で言えばヴィッツとかそういう普通の大衆車・コンパクトカーです。80年から99年までほとんどモデルチェンジなし。僕はそういう超ベーシックな「定番商品」が大好きなのだ。

現行のパンダは3代目だが、オリジナルのミニ・クーパーとBMWのミニ、あるいは新旧チンクエチェントくらい違う車だ。まあ、この初代の方を「本物のパンダ」と言わせてください。

それにしても、なぜパンダなのかと言うと、まず車に対する自分の前提条件がこうなっている。

・夫婦で車2台必要。1台は蓼科での生活の足(ATのパジェロミニ)。2台目はおもに仕事用で自分しか運転しない。ある程度趣味性が高くてもよい→パンダはこっち用。
・月数回の東京ー蓼科往復など、高速を使った長距離移動が多い。
・大都市、山奥、田舎、どこでも走る。
・比較的荷物が多い。撮影機材、釣具など。
・メインベースは山間の積雪地(蓼科)なので、4WDがベター。
・新車の軽よりも安い中古車


もう、この条件でフツ〜〜に考えたら年式古めのレガシイです。素晴らしい車なのは分かっている。が、しかし、色気が足りないんだよなあ。色気を重視して辿っていくと初代パンダになるという僕の感覚は我ながら一般的ではないと思うが、これでいいのだ。

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実はこれまでの5年間は予算重視で95年式のサンバーディアスクラシック(4WD)に乗っていた。それなりに手をかけてきたので、まだちゃんと走るが、エアコンがずっと壊れているのと走行20万キロに達していた。この夏にスピードメーターが壊れて、さてこれを直してさらに来春の車検を通すか、と考えた時に買い替えを決めたわけです。

ちなみに、これまでの車遍歴(他人所有でメイン使用含む)は以下の通り。僕の場合、まず用途ありきで車選びをするので、時々の用途が違うと車種もバラバラになる。自分の中ではしっかり整合性は取れているけど、こう並べるとミッションもハンドルもバラバラだ。

ホンダ・インテグラ '89(5MT・右・白)→オペル・アストラワゴン '98(AT・右・黄)→ポルシェ968 '93(6MT・左・ガンメタ)→VWルポ '01(AT・右・緑)→VWヴァナゴンT4・ウェストファリア '93(AT・左・緑)→スバル・サンバーディアスクラシック・4WD '95(5MT・右・緑)→フィアット・パンダ初代4WD '90(5MT・左・青)

下はさようならサンバーのシーン。過不足ない実用面、少々無理をしても走り続ける日本車らしい信頼性、ランニングコストの安さ、積載量、外観のかわいさ、どれを取っても素晴らしい車でした。ありがとう。

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さて、年式の古いイタ車というと誰もが故障を心配するわけですが、自分の基準ではギリギリセーフの線ですね。イタ車は初めてだけど、これまで自分で買った車のほとんどが20世紀の中古車ばかりなので、格安で入手して車両購入価格以上の初期整備をし、予防的部品交換をしながら乗って行くというのをやってきました。その手法がギリギリ通じるのがクラシックカーとまではいかない、まだ部品があり値もそれほど張らないこの90年式パンダなのです。

入手から納車に至るまでの詳しい話は別の機会に譲りますが、個人売買です。売主の方は2人目のオーナーですが、超ベテランパンダ乗りで、最初のオーナーもしっかり記録簿を残していて、新車時からとても大事にされてきたパンダなのです。別のパンダから取った部品や予備のホイールなど大量の予備パーツをサービスでいただきました。そして、THULEのジェットバッグ付きです。これは荷物の積載量がサンバーから落ちることを心配していた僕にとって、購入の決め手になったと言ってもいいくらいです。新品を買うとかなり値が張りますからね。

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車検切れの車体を引取り、修理屋さんに持ち込んでおもな消耗品パーツを交換し、車検を通すのに約1カ月。やっと我が家に来ました。まず、ついていたタイヤがスタッドレスだったのでノーマルに交換。ホイールはUNO純正のSPEEDLINEのアルミ。ABARTHのセンターキャップ付きです。これらをサービスしてくれた売主さんに感謝。

スタッドレスがついていた同じホイールは白に塗ってありますが、今回つけたのはオリジナルのシルバーの方。古いので近くで見ればサビサビ・キズキズですが、それをきれいに履きこなすのが粋なのだ。タイヤも程度の良い中古で。タイヤは国産がベストなのは分かっているが、やはり色気重視で出物のコンチネンタル(Eco Contact3)に。イタ車にはピレリが定番だが、本当はイタリアよりもドイツが好きな僕はコンチが良いのです。

パンダ純正よりも大きめのホイールなので、タイヤも一回り太い165/70 R13。細めの純正サイズの方がパンダらしくキビキビと走るらしいのですが、特に高速を走る機会が多い僕には太いタイヤも魅力なので、あとワンシーズンいけそうなスタッドレスに合わせてこのサイズにしました(ちなみに純正のスチールホイールもFF用黒が4本、4x4用のシルバーが2本一応あるので、いずれはそっちに移行予定)。とりあえずはこのホイール、見た目が激カッコイイ!

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ホイール関連でもう一つ、エンジンルーム内にあるスペアタイヤを「赤」に交換。オリジナルは、4x4用純正シルバースチールでしたが、アンダーガードやホイールキャップなどワンポイントで赤が印象的な感じになっているので、色合いを合わせる意味で。この赤ホイールはパンダ純正だが、スペア専用で一回り小さい。購入時につけてもらった7本の純正ホイールの中にあったのですが、他に使い道もないのでちょうど良かったというのもあります。

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こんなふうに救援を待つシーンもあるかもしれません。そういう姿も赤いチラリズムで粋にこなすのがイタ車ですね。

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荷物が特別多くない時は、ジェットバッグは外すことにしました。いったんはキャリアも外したけど、なんかツルッとした感じが物足りなく、常時つけておくことにしました。そのほうがなにかと便利だし。前の緑のサンバーがザクだったので、この青いパンダは僕的にはグフなのですが、グフにはやはり「角」が必要なのだ。ちなみに、僕はパンダのアンテナはモビルスーツ的でめっちゃカッコイイと思う。

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そして、パンダと言えば、やっぱりジウジアーロデザインの内装ですね。すごくオシャレで使い勝手も良い(見た目より広い)のです。しかし、素材と造りは非常〜にプラモデルっぽい。おもな樹脂系パーツの予備はゴッソリもらいましたが、大事にしないとけません。

元が素敵なので、内装もあまり後付パーツなどでいじりたくはないのですが、機能上必要なタコメーター(サンバーから移植)、ワイドバックミラー、iphoneホルダだけは追加しました。フロアマットはホイールに合わせてこれも予備でもらったABARTHのものを敷いてみました。

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この車は、実はVACANZAという珍しい限定版です。限定って言っても、バカンスっぽいミントブルーとオレンジの線とイタリアの「長靴」のロゴが入っているだけですが。これがあるとちょっとした80年代テイストが加わるので結構気に入ってます。

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自分は愛車をピッカピカにするようなタイプではまったくないのですが、ここまでずっと大事にされてきたパンダですから、「年式の割にきれいな」という状態を保っていきたいものです。新車と違い、塗装などはデリケートになっているので、やさしく手洗い洗車が基本ですね。

うちは洗車スペースは十分あるけれど、山の中の別荘地なので排水で環境を汚したくない。なので、シャンプーと簡易コートをしに、久しぶりに洗車場へ。ツヤンツヤンでもなく、汚くもなく、いいかんじの綺麗さを目指します。

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そして、生まれて初めてボディカバーというものを用意してみました。ホームの駐車場は標高1400mの山中の屋外です。鳥の糞やら虫やら、小枝、葉っぱ、樹液、栗やらあらゆる自然なものが降ってきます。標高が高いので紫外線も強いし、冬はマイナス10度以下の極寒。さすがに何らかの対策は必要と思い、一番コストが安く効果も高そうなカバーをつけることにしたのです。付け外しの不便さはあるけれど、パジェロミニは裸で待機しているので日常の足はそっちを使えばいい。

既に年式相応の小傷があるので、安いカバーでもいいと思ったけど、湿気が籠もったりするのは古い車の塗装面には特に良くないらしいので、四層構造・裏地起毛付きの高級スペックの中では劇的に安いこちらのシリーズにしました。パンダ専用品ではないのでちょっとブカブカだけど、風が比較的少ないうちの環境では、このように少々隙間があるほうが通気性等の面で良いかもしれません。

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とまあ、今回はパンダ君の外観的な紹介が中心でした。今のところとてもよく走ってますけど、クーラーのこととか、困ったちゃんな部分はやはりあります。その点、この車はマシンを維持するというより動物を飼うような感覚なのです。それを愛すべきことととらえる者は、「パンダを維持する」とは言わず、「パンダを飼育する」と言う。走りを含め、そのへんの話はまた次の機会に・・・

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by hoq2 | 2013-09-01 09:32 | パンダ(FIAT PANDA) | Trackback | Comments(1)