カテゴリ:写真(Naganao snapshot)( 52 )

【Nagano Snapshot】夕刻の松本 2017 10/5

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夕方の松本城あたりを歩いた。蓼科高原の自宅から一番近いがそんなに近くない都会。田舎暮らしで街頭スナップ飢餓状態になるとちょこっと撮ったりする。

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最もお手軽なα7IIとVario-Tessar 24-70 F4 で夕方の町を小一時間ほど散策。

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始めてから3年ほどになる長野県内の街頭スナップ。そろそろ完結させたいと思っている。もう少し撮り足してから、フォトブックにまとめるべくセレクトをしたい。

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第2回プラチナブロガーコンテスト



by hoq2 | 2018-01-08 22:01 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】中山道・塩名田宿 (夕暮れ時のマメ散歩) 2017 8/21

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Canon A1 FD 35mm F2 S.S.C ILFORD HP5 Plus

2017年の後半はとても忙しく、プライベートな作品に取り組む時間がほとんど取れなかった。この白黒フィルムの街頭スナップは、出身地の東京と居住地の長野県で続けているが、これはもう、お金にするとか人に褒めてもらうとか、そういう欲とは全く無縁なものだ。純粋に楽しみとしてやっているので完全マイペース進行である。ただ、いつかはどんな形であれ、セレクトしてまとめようと思っているので、「撮りっぱなし」にはしたくない。だから、2018年1月6日の今の時点で、8月に撮った写真をUPしているようではさすがにまずい。

このブログは完成形ではなく、文字通り日記的な、下書きに近いものだ。だから、セレクトを甘めに多くの枚数を出してきたが、今年からペースアップも兼ねてUPする写真をなるべく減らしていこうと思う。ずいぶん前からそうしようとは思っていたのだが、セレクトに対する確信がようやく追いついてきたように思う。

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Canon A1 Cosina 20mm F3.5 ILFORD HP5 Plus

ここ塩名田宿は、佐久市の千曲川沿いにある中山道の宿場町で、今も川魚料理屋が数軒あったりして、なかなか風情がある。以前から車で通って気になっていたので、前回の撮影で撮りきれなかったフィルムが入ったA1とOM4を持って、マメ(フレンチ・ブルドッグ)の散歩を兼ねて夕暮れ時に歩いた。

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Canon A1 Cosina 20mm F3.5 ILFORD HP5 Plus

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Olympus OM-4 G.Zuiko AUTO-W 28mm F3.5 ILFORD HP5 Plus

枚数を絞ろうと思えたもう一つの要因は、作品を「寝かせた」影響もあると思う。それを意図して撮影からUPまで時間を置いたわけではないけれど、撮った時の生々しい感覚や思いを忘れてしまえば、第三者的な冷静な視点で自分の作品を見ることができる。僕は、これを取材ものの原稿書きでは独りよがりに陥らないように意図してやるのだが、極めて主観的な街頭スナップ写真でも同じような効果があると思う。作家性を表に出せる作品では、主観的な「思い」はもちろん大事なのだが、まがりなりにも世界に向けて発表しているわけだがら、伝わらないこだわりは削ぎ落とした方が良いだろう。少なくとも、半年やそこら寝かせて忘れてしまうようなこだわりなど、カタカナのコダワリでしかなく、たいしたものではない。

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Canon A1 FD 35mm F2 S.S.C ILFORD HP5 Plus

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Olympus OM-4 Zuiko AUTO-ZOOM 75-150mm F4 ILFORD HP5 Plus

それから、去年は各写真に撮影データをつけるのをやめたのだが、今年はまた使用カメラ・レンズ、フィルム名を載せることにした。やはり、後から見返した時に自分も知りたいし、自分が人の写真を見る時の興味の大半もそこだったりする。写真そのものを見て欲しい、機材は写真の本質とは関係がないという思いからデータを載せるのをやめたのだが、そのコダワリはかえって不純なような気もするのだ。

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Canon A1 Cosina 20mm F3.5 ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 Cosina 20mm F3.5 ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 Cosina 20mm F3.5 ILFORD HP5 Plus

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Canon A1 FD 35mm F2 S.S.C ILFORD HP5 Plus

思い起こせばこの夏な雨が多くて、撮影や釣り、農作業のタイミングに苦労したっけ。この日も撮影中ずっと山の方から雷鳴が聞こえていた。日暮れ前にはついに雨がポツポツと落ちてきて、散歩も強制終了となった。

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第2回プラチナブロガーコンテスト



by hoq2 | 2018-01-06 01:46 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】茅野でチノン6 CS & CE3 Chinon一眼レフで白樺湖を撮る 2017.7.10

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2011年に東京から移住した長野県茅野市を、かつてこの町で製造していたチノンのカメラで撮っている。最初はチノン銘のレンズ(M42マウント)だけを揃えてマウントアダプターでデジタル撮影するにとどめていたが、コンパクトカメラの「ベラミ」を手に入れたのをきっかけに、チノンのボディにも興味を持ってしまった。





チノンの一眼レフは、M42スクリューマウントのものとペンタックスKマウントのものがある。欧米への輸出が主だったため、いずれも国内ではほとんど中古市場には出回っていない。イギリス、アメリカ、フランス、ドイツあたりでは1970〜80年代には結構ポピュラーだったようで、ニコン、キャノン、あるいは同マウントのペンタックスよりもさらに廉価版のカメラとして、複数のブランド名で同一機種が売られていた。

僕は、フィルム一眼レフでスナップを撮るにあたっては、「絞り優先AE、マニュアルフォーカス、手巻き」が最もしっくりくる。フィルムカメラがタダみたいな値段で手に入る今は、複数のマウントのシステムを揃えるという贅沢ができるわけだが、ボディ選びの基準は上記に当てはまる70年代後半から80年代前半の機種と、末永く修理しながら使えるフルメカニカルの機種の2台を最低限揃えることにしている。ニコンならF3+FM2、キャノンならA-1+FTb、コンタックスならRTS+S2、オリンパスならOM4+OM1といった具合だ。

で、チノンはもともとレンズをM42で揃えていたので、同マウントの「絞り優先AE、マニュアルフォーカス、手巻き」のCE-3 MEMOTRON と、フルメカニカルのCSをebayで揃えた。CE-3はスクリューマウントでAEを実現するため、瞬間絞り込み測光という珍しいシステムを採用している電気カメラ。CSはフルメカニカルで絞り込み測光の露出計を備えたキャノンFTに似たスペックのカメラだ。CE-3はフランスから、CSはイギリスからの茅野への里帰りである。

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CE-3は最初シャッターが固まっていたのだが、接点復活スプレーで回復。早速、我が家がある別荘地からほど近い白樺湖の湖岸をCSとの2台体制で歩いた。レンズはいずれもチノン純正。AE機のCE-3はシャッターチャンス対応用とし、標準55mmF1.7を固定。CSは28mmF2.8、35mmF2.8、135mmF2.8を交換しながら撮った。

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チノンのM42マウントのレンズには、フィルター径52mmで距離表示などの文字が緑色のタイプと55mmで黄色のタイプがあり、僕が所有しているのは、28mmと55mm1.7が緑、35mmと135mmが黄色だ。緑の方は誇らしげにmulti-coatedと書いてあり、黄色タイプはモノコートに見える。緑が新しいタイプなのだろう。

ただ、非常にややこしいことに、緑と黄色では絞りの回転方向が逆で、なおかつ、ピントリングの回転方向はまちまちである。これは非常に使いにくい。大手では当たり前の、システムとして統一する気が最初からなかったようだ。

・28mmF2.8(緑)・・・ピント=キャノン・ライカ回り、絞り=ニコン回り
・55mmF1.7(緑)・・・ピント=キャノン・ライカ回り、絞り=ニコン回り
・35mmF2.8(黄)・・・ピント=ニコン回り、絞り=キャノン・ライカ回り
・135mmF2.8(黄)・・ピント=キャノン・ライカ回り、絞り=キャノン・ライカ回り


今回の撮影では使用していないのだが、このほかに55mmF1.4というレンズを持っている。これはデザインは黄色タイプに似ているが水色で「MULTI-COATED」の文字が銘板にプリントされている。あまり出回っていない緑タイプとも黄色タイプとも違う意匠のデザインである。で、回転方向はというと・・・緑タイプと一緒であった。

・55mmF1.4(水色)・・・ピント=キャノン・ライカ回り、絞り=ニコン回り

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気になったのでうちにあるレンズで調べてみると、「ピント=キャノン・ライカ回り、絞り=ニコン回り」は、オリンパスOM(ズイコー)と同じであった。35mmF2.8(黄)の「ピント=ニコン回り、絞り=キャノン・ライカ回り」は所有レンズでは他になかった。同じ「緑」に分類した28mmと55mm1.7もピントリングのゴムの模様がひし形と四角で違ったり、28mmの方は絞り表示が切り込み窓の中で動くデザインになっている、「MULTI-COATED」の緑文字が大文字と小文字で違うなど、デザインに統一性がない。やはり、先に書いたように、チノン・システムとして統一性を持たせることは端から考えていないのである。そのあたりに、M42→Kと、小メーカーとしてユニバーサル・マウントに賭けたという事情が伺える。ただ、結局、ユニバーサル・マウントという考え方自体が大手に否定されて今日に至るわけで、このあたりの選択はいかにも消えてしまったメーカーらしいと言える。

写真の方に戻ろう。白樺湖はもともと農業用の溜池で、水もそれほどきれいではなく、周囲に遊園地があったりして「美しい高原の大自然」と言うには語弊がある。でも、標高1400mの高原の空気は爽やかであり、隣接する車山高原・霧ヶ峰あたりから八ヶ岳を望む景観は大自然の迫力がある。本当の大自然を相手にすると「風景写真」「ネイチャーフォト」になるが、白樺湖くらいの舞台が白黒で手持ちでスナップしていく限界点であろう。つまり、これよりも都会ならばスナップできるというのが僕の感覚だ。

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最近は特に、ケレン味で勝負するようなファッション性の高い街頭スナップよりも、こういう地味で淡々としたスナップが好きだ。その点で、チノンを選んだおかげで、夏の夕方の草むらやなだらかな車山の丘陵にまっすぐにレンズを向け、それを柔らかく捉えることができたと思う。昔の廉価版のレンズであり、先に書いたようなシステムとして甘さはあるものの、写りを見れば基本的な部分はしっかりとしたまともなレンズだ。自然相手にトイカメラのようないい加減な写りはたいていは好ましくないが、しっかりとした中に甘さの残る描写がなんともちょど良かったのだと思う。撮り手の意識としては「そこそこの機材で奇をてらわず丁寧にスナップする」を心がけた。

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ということで、今回は機材選択がハマった撮影行だったと思う。

【使用機材】
CHINON CE-3 MEMOTRON
AUTO CHINON 55mmF1.7

CHINON CS
CHINON 28mm F2.8
AUTO CHINON 35mm F2.8
AUTO CHINON 135mm F2.8


    

by hoq2 | 2017-10-19 23:51 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】茅野でチノン5  チノンベラミとCHINON M42レンズでモノクロフィルム&デジタルカラー混ぜ撮り 2017 6/24


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2011年以来、住民票を長野県茅野市に置いている。6年間同じ所に住民票があるのは、住所不定ぎみの自分の人生の中では最長かもしれない。最近は長野県内の別の町にある親元にいることの方が多いのだが、御柱もしっかり見たし、茅野にかなり愛着を持っているのは確かである。







上のような取材的な撮影とは別に、茅野にいながら「茅野でチノン」という撮影行を細々と続けている。茅野市にかつてあったチノンというメーカー(今もブランドは別会社に引き継がれている)のレンズとカメラを使って茅野で街頭スナップを撮るという、ただそれだけの他愛もないシリーズである。チノンは国内ではどちらかというと8mmカメラで知られていて、スチルカメラ(特に一眼レフ)は輸出が主だったので、国産でありながら入手困難である。だから、まずはebayでおもにイギリスからM42マウントレンズを集めてNEX-7やα7IIにつけてデジタルで撮影することから始めた。今春からは、「馬車」で有名な80'sのコンパクトカメラ「ベラミ」やM42マウントの一眼レフボディ(CS2、CE3)も手に入れ、何回かそれらでモノクロフィルム撮影をしている。

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今回は、輸出仕様の馬車のないベラミでモノクロフィルム、M42マウントのAUTO CHINON 28mmF2.8、35mmF2.8、50mmF1.7、135mmF2.8 をα7IIにつけてデジタルカラーで撮ってみた。

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JR茅野駅の東の高台の昭和っぽい団地から、国道20号(甲州街道)へ降りる。街道沿いには、今も古い民家や土蔵が残る。成人するまで東京以外の日本の風景をそれほど知らなかった僕は、ある時期まで「日本はヨーロッパに比べて古い建物がほとんど残っていない」と思い込んでいた。しかし、日本の田舎には、意外と純和風の古い建築が残っていると、すっかり田舎の住人になった今は思う。貴重な文化財とまでは言えないまでも、しかし味があって残っていってほしいこういう田舎の街道筋の建物は、残念ながら今はほとんど空き家になっていてどんどん朽ちてきている。もったいない。写真を撮る者として、記録に残す義務があるのではないかと、少し焦り始めている。

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こうやって単純にカラーと白黒を交互に見せるのはダサいと思ったのだけど、この目まぐるしさが「古い街並みはやっぱり白黒がいいよね」とか、「昔のレンズの色は味があるよね」とか、そういうステレオタイプな感想を打ち砕くには効果的かもしれない。連続性のある風景の中で、カラーと白黒のどちらの世界にも入り込む暇を与える隙なく次のイメージがチカチカと出て来るのは、なかなか挑戦的で良いのではないか。もちろん、たまにやるから良いのであって、いつもいつもこういう姿勢で作品を見せるのは失礼だとは思う。

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もう一つ交互展示から見えてきたのは、チノン・ベラミというカメラのあなどれない実力であろう。80年代初頭の沈胴式・目測ピント固定焦点(35mm)レンズ付きのプログラムAEのプラスチック製コンパクトカメラだが、トイカメラと言うにはもっとちゃんとしている。もちろん、決して高級コンパクトカメラではないのだが、写りは一世を風靡したGR-1とかコンタックスTなどで撮った写真と並べても「言わなきゃ分からない」レベルだと思う。

しかし、今世間にウケているのはその機能面・性能面ではなく見た目である。今回持ち出した輸出仕様にはないのだが、国内仕様にはレンズドアの所になぜか東京IGIN的な馬車のレリーフがついており、それがダサかわいいと中古市場で高値をつけているのだ。僕は一応両方持っているのだが、デッドストックの新品で手に入れた輸出仕様の方を実用にしている。それは「馬車」に関係なく、性能面にも惚れ込んでいるというリスペクトの表明でもある。機能的にはほぼ同じLOMO LC-Aと共に、フィルム撮影時のサブカメラとして今後もどんどん使っていきたい。

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今回はM42マウントのチノンレンズという少々アヤシイレンズで撮っているとはいえ、α7IIという高画質デジタルカメラの画像と並べて遜色ないというのはすごいことである。カラー同士で比べるとまた違ってくるのかも知れないが、デジタルカラー撮影時に、ベラミにモノクロフィルムを詰めてそっとカバンに忍ばせておいて、ここぞという時にアクセントでモノクロを撮るという使い方も面白いのではないかと思う。

ベラミと他の目測ピントコンパクトカメラについての記事はこちら↓


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【使用機材】
Chinon Bellami

Sony α7II (M42-SonyE Mount adapter)
Auto Chinon 28mm F2.8
Auto Chinon 35mm F2.8
Auto Chinon 55mm F1.7
Auto Chinon 135mm F2.8


    

by hoq2 | 2017-09-24 01:18 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【21st Century Snapshot Man】2016 8/16 佐久・望月 草深き夏の記憶


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Rollei A26 (Reloaded 135film) Sonnar 40mm f3.5 Ilford FP4 Plus

信州の高原に住んでいるおかげで、今年は真夏の酷暑をあまり経験していない。なにしろ、8月はもともと仕事は少なく、東京に行く機会が多くはなかった。文字通りどうしようもなく汗だくになったのは、7月11日に大井埠頭で街頭スナップをした日と、その後に八王子の住宅地を半日歩き、ローライフレックスSL26というインスタマチックカメラで期限切れフィルムを3本撮って1本しか写っていなかったという、くたびれ儲けの骨折り損かと思いきや、むしろ淡い夏の感傷的な思い出になった8月4日の午後の2日間しかなかった。

ちょっと脱線するが、せっかくなので、八王子で撮れていた24枚撮り1本から何枚か。1997年5月に期限切れの、コダック・ゴールド(ISO200)の126(インスタマチック)フィルムである。

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Rolleiflex SL26 Pro-Tessar 28mm f3.5 Kodak Gold 200 126 (exp. 05/1997)

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Rolleiflex SL26 Tessar 40mm f2.8 Kodak Gold 200 126 (exp. 05/1997)

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Rolleiflex SL26 Pro-Tessar 28mm f3.5 Kodak Gold 200 126 (exp. 05/1997)
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Rolleiflex SL26 Pro-Tessar 28mm f3.5 Kodak Gold 200 126 (exp. 05/1997)
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Rolleiflex SL26 Tessar 40mm f2.8 Kodak Gold 200 126 (exp. 05/1997)

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Rolleiflex SL26 Tessar 40mm f2.8 Kodak Gold 200 126 (exp. 05/1997)

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Rolleiflex SL26 Pro-Tessar 80mm f4 Kodak Gold 200 126 (exp. 05/1997)


というわけで、2016年の「街の夏の思い出」はカラーバランスが崩れたピンク・フロイドの“Summer '68”ばりのサイケデリックで気だるいものとなった。

さて、本題のお盆の最終日。フラッと車で山の反対側に抜け、山村の点景を撮った。佐久市の外れにある望月という山間地だが、具体的な場所はあまり関係ないかもしれない。よく車で通る所なので、「こういう感じが日本の、本州の山村の原風景なのかなあ」とずっと気にはなっていた。飛騨の白川郷のようにきれいに残っている原風景ではなく、もっとリアル感のある、しかし、時代の積み重ねを感じさせる風景をここに見出したい。そんな感じで車を停めながら撮っていった。

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm f4 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm f4 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm f4 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm f4 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford FP4 Plus

日本の夏は草がよく繁茂する。草、草、草、雑草また雑草である。大変に暑苦しい存在だが、信州の夏はそれでもだいぶ爽やかな方である。気候のせいもあるが、移住して分かったリアルな事実がある。県内どこへ行っても、沿道の住民の皆さんが大変熱心に草刈りをしているのだ。自分の家の敷地や田畑だけなら、日本の田舎はどこもそうかもしれない。しかし、長野県では、「こんな所ほとんど誰も見ないのでは?」という山奥の裏道も、例外なくきれいに刈られている。過疎化が進んで人っ子一人いないような廃屋だらけの村でも、刈払機のエンジン音だけはウィーン、ウィーンと聞こえてくるのだ。東京出身の僕からすれば、失礼ながら「世間体を気にしすぎでは?」と最初は思ったほどだが、やはりどこへ行っても行き届いたきれいな風景があるというのは、大変な財産である。ヒマワリやコスモスといった草花も、誰に見せるでもなく、こまめに植えられている。「爽やか信州」は、自然だけでなく、人の手できちっと作られているということを、この地に来て思い知った。

さて、この日はお盆の最終日であった。村の外れの古びた墓地にも名残があった。お化けの類を怖がる方の僕だが、お盆に帰ってくるご先祖様は、優しい感じがしてちっとも怖くない。

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford FP4 Plus

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Rollei A26 (Reloaded 135film) Sonnar 40mm f3.5 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm f4 Ilford FP4Plus

裏道のさらに裏道に入って進んでいくと、落人伝説がありそうな孤立した集落があった。今の日本の山村風景のご多分に漏れず、ほとんどが廃屋のようだ。それでもやはり畑の奥の方の見えない所から、刈払機の「ウィーン、ウィーン」というエンジン音だけは聞こえてくる。セミの声を聞きながら集落の奥へ進んでいくと、1軒の民家から味噌汁の臭いと子供の笑い声が聞こえてきた。お盆の帰省先になっている生きた家が、まだ残っていたことに少し安心した。

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Rollei A26 (Reloaded 135film) Sonnar 40mm f3.5 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm f4 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford FP4 Plus

昭和の名残が次々と消え、平成も終わりを迎えそうな今、こういう風景は人知れず草刈りをする人たちがいて、かろうじて保たれている。でも、僕ら中年世代が老人になった頃、老体に鞭を打って、金銭的に得にもならない草刈りをする人がどれだけいるだろうか?期待できそうもない。もっと若い世代に至っては、はっきり言ってボーッとしすぎていて、使い方を誤れば簡単に殺人兵器になる刈払機を使わせることすら不安である。完全に放置されれば、日本的な原風景など、あっという間に風化して雑草に覆い隠されてしまうだろう。移民が増えて人口減に歯止めがかかるという近未来予測もあるが、その場合は都市に人口が集中するであろう。日本の里山は、そう遠くない将来、野生動物の生息地に逆戻りする運命にあるのかもしれない。

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Rollei A26 (Reloaded 135film) Sonnar 40mm f3.5 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

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Rollei A26 (Reloaded 135film) Sonnar 40mm f3.5 Ilford FP4 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford FP4 Plus

藪から棒だが、比田井天来とい書道家をご存知だろうか?日本一字が下手を自認している僕は知らなかった。なんで今知っているかというと、この撮影行で“現代書道の父”と呼ばれる天来の生誕の地だという「比田井」という集落にたまたま車を停め、観光案内板で天来の書による「筆塚」や門標を書いたというお寺があることを知ったからだ。正直、書道にはそれほど興味はないが、せっかくなので途中の古びた神社を経由して丘の上に建つgooglemapにも載っていないそのお寺を目指すことにした。

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

長野県のお年寄りの間では、ゲートボールではなく「マレットゴルフ」というパターゴルフみたいなのが非常に盛んである。これまたgooglemapにも載っていない、しかしかなり歴史のありそうなこの神社も、境内がマレットゴルフ場になっていた。

田園風景を少し歩くと、コスモス畑に囲まれた件の「宝国寺」の参道に至る。しかし、このお寺、見るからに住職のいない廃寺である。地方には多いと聞いていたが、実際に境内に入るのは初めてだ。お盆にわざわざ、と思うが、肝試しのつもりは毛頭ない。

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm f4 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm f4 Ilford HP5 Plus

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Rollei A26 (Reloaded 135film) Sonnar 40mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

しかし、驚いたのは、人里離れた廃寺の境内もしっかりと草刈りされていたことである。「夏草や兵どもが夢の跡」も、今の信州で詠まれていたら違った趣になっていたかもしれない。

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Rollei A26 (Reloaded 135film) Sonnar 40mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 25mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

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Contax S2 Carl Zeiss Distagon 18mm f4 Ilford HP5 Plus

    

    

    

   

by hoq2 | 2016-09-22 23:11 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】 夏の訪れ 諏訪湖と車山高原(霧ヶ峰)のニッコウキスゲ


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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

僕が暮らす長野県の蓼科高原は夏涼しく冬寒い。東京と比べて1ヶ月ほど季節がずれていて、7月も中旬が過ぎて、ようやく夏らしくなってきたところだ。クーラーが全く必要のないさわやかな気候を、酷暑と戦う日本の大半の地域の人は羨むだろうけど、その分冬は厳しい。だから、長い冬以外の天国のような季節を思う存分味わいたいものだ。

蓼科は、八ヶ岳と南アルプス、北アルプスに囲まれた絶景の宝庫だ。海がないと嘆くのは贅沢な悩みだが、山を下りれば諏訪湖があり、それなりのマリンブルーなオーシャンビューを疑似的に楽しむことができる。標高1350mの自宅から759mの諏訪湖まで行けば気温も結構上がり、うんざりしない程度に夏らしい暑さを味わうこともできる。逆に家から上に行けば標高2000m弱の車山・霧ヶ峰があり、こちらには梅雨明けごろにニッコウキスゲの黄色い花が咲く。今年は例年よりも10日ほど早い開花で、その様子はニュースサイトの『THE PAGE』に写真と記事を掲載した。

“信州に夏” 車山高原のニッコウキスゲ見ごろ シカ食害から回復

【写真特集】高原に広がる夏の黄色 車山のニッコウキスゲ

ニッコウキスゲについては、ぜひ『THE PAGE』に寄せた写真と記事をご覧いただくとして、こちらの個人ブログの方には最近の諏訪湖周辺の写真を掲載したい。夏らしいといっても、まだ風吹けばさわやかである。

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

どうでしょう、夏の諏訪湖。湘南あたりに通じるマリンブルーな雰囲気がなきにしもあらず。空気はもっと全然クリア。山の爽やかさも同居していて、僕は写真写りがなかなかいいスポットだと思う。ただし、「日本のレマン湖」という誰が言っているのか分からない別称は言いすぎだ。

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm f4 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Canon EOS 5D Mark3 EF 85mm f1.8

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

α7IIとEOS5DMK3と共に今回持ち出したレンズは、広角から順にコンタックス・ディスタゴン18mm f4、コシナ・ツァイスのディスタゴン28mm f2 ZE、同じくプラナー50mm f1.4 ZE、キャノンEF 85mm f1.8、コンタックス・ゾナー 180mm f2.8。85mm以外はいずれもMFのツァイスで、85mmも含め全てフィルム時代の単焦点レンズである。僕はもちろん、デジタルエイジのAFレンズやズームレンズも使うが、こうしたプライベートな街頭スナップではMFの方が撮りやすいし、フィルム時代から使い慣れたレンズの方が描写的にもしっくり来る。学生時代から使っていたコンタックスのレンズは、一度銀塩をやめて全て手放したものの、ミラーレス一眼とマウントアダプターという便利なものが出てから少しずつ買い戻し、いつの間にか再び広角から望遠まで一通り揃ってしまった。

「デジタルカメラでの使用を想定した設計になっていない」「ボディと電気的につながっていない」ということは、色々と不便だったり相性が良くない面もある。だから、上記のような特別な思い入れがない限り、やはり現代の純正レンズがベストだ。現代のレンズならばホワイトバランス等で悩むこともないし、パッと見の印象も色乗りが良くてゴージャスな写りだと思う。失敗が許されないケースでは僕もオールドレンズは使わない。一方、こうした趣味的な街頭スナップは、はるか昔のフィルム時代からずっと続けていることなので、その連続性の中で当時もののレンズを使っている(今年からさらにモノクロフィルム撮影と自家現像まで復活させてしまった)。それでも、現代のデジタル写真の中で陳腐化しないよう、後処理でカバーしている部分はかなりある。その点で、機材オタク的な「オールドレンズ遊び」「マウントアダプター遊び」とは視点の違うことをしている。

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm f4 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

水辺の風景は十分に撮ったので、少し雰囲気を変えたくなり、諏訪湖を離れて上諏訪駅方面の町場へ向かう。国道20号を渡ると、ちょっと面白い線路沿いの細道を見つけた。

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Canon EOS 5D Mark3 EF 85mm f1.8

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Distagon18mm f4 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

そして、駅前の飲み屋街を経由して再び諏訪湖畔に向かい、今日の写真散歩は終了。間もなく梅雨が明けて夏本番がやってくる。

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Canon EOS 5D Mark3 Cosina Carl Zeiss Distagon 28mm f2 ZE

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f2.8 マウントアダプター Rayqual CY-SαE

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11

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Sony α7II Cosina Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 マウントアダプター Sigma MC-11


               

by hoq2 | 2016-07-22 12:13 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】 我ら草むら主義


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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

自分の写真のベースは、1980〜90年代の学生写真である。オヤジのカメラを学校に持って行って友人たちや通学路の街頭スナップを撮り、やがてたまには遠征して旅先でストリートフォトや風景を撮り、文化祭やなんかで発表する。つまりは、今にして思えばごく一般的なことをしていたわけだ。学校現場は時代の変化に対して鈍いので、今もそういうことをしている若い人は案外希少ではないのかもしれない。なにしろ、80年代末期の時点で既に写真部自体が廃れていて、僕が通っていた都立高校の写真部も僕らが再建したというくらいだったのだ。おそらく、ピークは、カメラが庶民の手に届くようにはなったが、『オートボーイ』から『写ルンです』の流れで誰にでも写真が撮れるようになる前の60〜70年代だったのだろう。

大学に進んでからは、写真部としての活動よりも個人や個人的なつながりで仲間たちと活動することが多くなっていった。それは、若さ故の過ちなのかもしれないが、自分としては既に銀塩写真というものが成熟期を過ぎてしまい、画壇ならぬ写壇の既得権益保護主義の臭いに辟易としてしまったからだ。当時の学生写真の世界にも、そういう末期的な症状が蔓延し始めていた。そして、案の定、作品そのものより撮った人のタレント性を重視しているような、そして作品も素人臭いほど良いという「ニセモノ」の時代に入っていく。今もその流れが汚物のようにこびり付いていて、今時フィルムで撮る若い人は、今だにハイキーでピンぼけな一昔前のオシャレ写真の呪縛から逃れられないように見える。インスタグラムなどを通じてのびのびと新しい表現を発揮する世界中の若い世代の作品を日常的に見るにつれ、日本の写真だけが永遠の低迷期にから抜け出せていないように思える。

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

そんなアナログ時代の末期にひっそりと、しかし確かな流れとしてあったのが「草むら系」の作品群である。当時若手として写真雑誌などに作品を取り上げられ始めていた少し先輩の作家さんや、同世代で力のある仲間の多くが、それまでストリート・フォトの主戦場だった東京を出て、少し郊外(あるいは沖縄や海外にも)の雑草生い茂る荒れ地に向かって行った。アンセル・アダムスのような高い芸術性のある風景写真を目指していたわけでも、ファッション性を求めていたわけでもない。内に秘めた生き方や目指す所には確信があったと思う。しかし、それと違う方向にどんどん進んでいく世の中に絶望し、心も体も彷徨っていたのだと思う。その象徴的な風景が、茫漠たる「草むら」だったのだ。

結局、国内では前述の「ハイキーでピンぼけ」な女性作家たちの作品、そして海外からのLomographyの流れにあっさりと飲み込まれてしまったが、僕の中には今も草むらが生い茂っている。

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

きれいに整備されていない草むらは、そんな僕らの心象風景であると同時に、キャッチーな分かりやすさへのアンチテーゼでもある。そして、ファッション性の否定である。さらには、「人に褒められたい」「有名になりたい」という作家というよりはタレント性にかかってくる自己承認欲求とは無縁である。そこに、自分の生き方に対する確信がある。だから、彷徨ってはいるが、草むら写真には、フレーミングや露出その他の表現に迷いがあってはいけないと僕は思っている。

しかし、(今にして思えば)そこに迷いがあった当時の僕は、実は「草むら写真」を自己表現の中心には置いていなかった。むしろ30代にかけて、人を絡めたブレッソン的なストリート・スナップへの傾倒を強めていった。

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Summaron 35mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

とはいえ、人を絡めたストリート・スナップと草むら写真を完全に切り分けていたわけではない。例えば、東京の街で通行人を撮りながら道端の雑草にもレンズを向けるといった具合に、両者はクロスオーバーするものだ。しかし、やがて写真を仕事とし、そこに「分かりやすさ」が求められるようになると、草むら写真は真っ先に置いてけぼりにしなければならないものになってしまった。

それでも、仕事写真が一巡して再びごく私的な作品撮りに回帰してみると、僕はいつの間にかまた、「草むら」を撮っていた。そして、今度は以前よりもちゃんと撮れている気がする。当時できなかったことが今はできるという技術的な問題ももちろんあるが、整備された「畑」「公園」といった情景を含め、自分の「草むら」がどこにあるのか、はっきり分かってきたからであろう。どうやら、少々整備されているくらいが自分にはちょうど良いようだ。

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Summaron 35mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm F4 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

雑然茫漠としたものをカッチリと切り取っていく。もちろん、被写体やその時の気分によってその限りではないが、今の自分の草むら写真はそんな感じで進んでいくと楽しい。若いころはこのカッチリがやりきれていなかったし、カッチリとは逆のベクトルを意識して志向していた面もある。今よりもずっと写真の偶然性というものに傾倒していて、きちっと時間をかけてフレーミングすることを忌避していた嫌いがある。勢いや一瞬のカンで勢い良く撮る写真には力がある。だから、僕は当時の自分の写真を否定しない。しかし、勢いを殺さずにカッチリ撮ることもできるのだと、今は言いたい。

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Summaron 35mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm F4 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

草むらへの淡い苦手意識が消えたのは、今回のような山村とか郊外住宅地、地方都市といった草むら写真のロケ地となる「田舎」に、自分の精神が慣れてきたことも強く影響していると思う。要は田舎慣れしたのだ。これまではどうしてもアウェー感があって、浮足立ってしまっていたように思う。引っ越しの連続の人生で決して都会だけで育ってきたわけではないのだが、今の山暮らしという「田舎のさらに奥」にある住環境に落ち着くと、都会も田舎も良い意味で新鮮に感じ、変わらず写欲をそそるようになった。今も仲の良い学生時代の草むら写真の達人は、今にして思えば、自分の家の周りの郊外住宅地の草むら、つまりはホームグランドを撮っていただけのようにも思えるのだが、こうした土地に対する肌感覚は大切な要素だと思う。

妙なアウェー感は払拭すべきものだ。とはいえ、やはり暮らしたことのない土地というのは、いつまでも新鮮なものだ。今回も、神社の中の児童公園という僕が育ってきた環境には馴染みの薄い場所に出会った。こういう未知の場所に足を踏み入れると、決して大げさではなく、人外魔境か別の惑星の地表に足を踏み出したかというようなドキドキ感がある。灯台下暗しで、何もアマゾンやヒマラヤに行かなくてもまだまだ人外魔境はあるのだ。


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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm F4 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Summaron 35mm f3.5 Ilford HP5 Plus

僕の街頭スナップのスタイルは、都会であろうが田舎であろうが大まかなスタート地点とゴール地点を決めて、2、3時間かけて直線的または周回的にウロウロするというものなのだが、そういうことを幾度と無く飽きることなく繰り返している中にも、「これは」と言える楽しかった回や作品に納得できた回、手応えを感じた回がある。今回もそういう回の一つで、出来上がった作品には結構手応えを感じている。撮っていた時はそうでもなかったが、画像処理を全て終えた段階で「あっ、俺も草むらが撮れるようになった」と自信を持てたのである。最初の草むら写真の挫折は、確か高2の文化祭で、前年の「人を絡めたスナップ」から草むら系に作風をシフトさせたことに対し、「去年の方が好感が持てた」と周囲に言われた時だろうか。しかし、若いころから懲りずに飽きずに断続的にでも続けてきて良かったと思う。

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm F4 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Summaron 35mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Elmar-M 50mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Summaron 35mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Summaron 35mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm F4 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

そして今、僕のもう一つの大事なフィールド、「東京」にも思いを馳せる。東京でも草むらをうまく撮りたい。次は撮れるのではないか。実は、今これを書いている現在、数日前に終えた大井埠頭での撮影フィルムを現像したばかりだ。この段階で「手応え」はまだないのだが、果たしてどうなるか。結果が気になる。

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Minolta CLE Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Summaron 35mm f3.5 Ilford HP5 Plus

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Leica M6TTL Minolta M-Rokkor 90mm F4 Ilford HP5 Plus

          






by hoq2 | 2016-07-13 22:20 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【Nagano Snapshot】プアマンズ・ライカで歩く中山道・和田宿


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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

伝統的なRR(リアエンジン・リアドライブ)のポルシェ911に対し、他のスポーツカーでは一般的なFR(フロントエンジン・リアドライブ)を採用した“鬼子”のようなポルシェが、かつて存在した。924、928、944、968という1970-90年代に販売されたモデルである。これらは、あくまで王道として存続している911に比べて価格が安く抑えられ、「プアマンズ・ポルシェ」と揶揄された。しかし、僕はブランド的価値よりも実用性やコストパフォーマンスを重視する。もちろん、安かろう悪かろうは論外で、自分の用途に照らし合わせてベストな道具を選んでいるつもりである(だから、時にはバカ高いフラッグシップモデルも買う)。そういう中で、30代の時に「ラスト・プアマンズ・ポルシェ」である968に乗っていたことがある。走りでは911に全く劣らない(バランスの面ではむしろ完全に凌駕している)し、国際A級ドライバーでもない僕の身の丈に合った、素晴らしいポルシェであった。

ドイツつながりで言えば、カメラの世界でポルシェに当たるのはライカであろう。最近再開した純粋なライフワークとしての街頭スナップのフィルム撮影には、M6TTLやエルマー、ズマロンといったライカを使っている。しかし、商業的な仕事がおおいに絡んでくるデジタル撮影に、新品価格100万円を超えるM9以降のデジタルライカを買おうなんてチラリとも思ったことがない。僕の仕事の内容やギャラの水準から言って、まったく割に合わないし、たとえ割に合ったとしても、同じ金を出すのならキャノンやニコンの最新のフラッグシップやレンズに使うだろう。あえて不便な部分を残し、成熟した技術を最高の水準で実現しているのは分かる。でも、デジタルライカは少なくとも今の僕には「仕事用」にはならない。

でも、仕事を離れれば、やっぱり欲しいのです。とは言っても、(少なくとも直接的には)金を生まないカメラに100万とかかけられる余裕があるはずもなし。そこで、デジタルライカ版の「プアマンズ」を使うことにしたのだ。なんのことはない、数千円のマウントアダプターでアナログライカ用に持っているMマウントレンズを、仕事と作品撮り兼用のα7IIにつけただけである。もちろん、968同様、技術的にはαの方がライカよりもずっと先進的で、写り自体はライカボディよりもむしろ良いはず。コスパはかなり良いと断言できる。

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我が「プアマンズ・ライカ」。α7II+八仙堂ライカM-ソニーEマウントアダプター、エルマーM50mmf2.8、ズマロン35mmF3.5、ビオゴン28mmf2.8、ロッコール90mmF4。レンズもライカブランドにはこだわらず、「下手したら上位モデルやライカ製よりよく写るが価格もスペックも抑えめ」という、「プアマンズ」精神に則ったラインナップである。

前置きが長くなったが、長野県内の街や村をスナップする今回の『Nagano Snapshot』は、この「プアマンズ・ライカ」のテストを兼ねた「中山道・和田宿」である。由緒ある中山道の宿場町の中では渋い脇役的な部類に入る、こちらも良い意味で「プアマンズ」精神あふれる場所をその初陣に選んだつもりだ。

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

和田宿は長野県長和町の旧和田村の中心にある宿場町だ。諏訪と上田の間くらいと言えば多少土地勘がある人には分かるだろうか。詳しくは公式HPをご覧頂きたい。僕は、蓼科高原にある自宅から車で行ったので、国道沿いの道の駅に車を置き、木製の歩道橋を渡って旧街道に向かった。もともとそう観光客が多い所ではないが、清々しい、静かな梅雨の晴れ間の月曜日であった。

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Leitz Summaron 35mm f3.5

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

「〇〇町・何丁目何番地・〇〇号」という地番表記は日本だけである。世界で主流の住所表記は欧米型の「〇〇ストリート〇〇番」という「通り名+建物番号」表記だ。詳しくは国際ニュースのまとめサイトに書いた拙文をご覧いただきたいが、なぜこうなったかというと諸説あって結局よく分からないのだが、欧米の都市はまず道路ができてそれに沿って人々が家を建てたが、日本は先に空き地に家が建ち、家と家の間が自然と道になったという説がある。ただし、街道の宿場町の場合は「先に道ができた」はずであり、その点では和田宿にはこの説は当てはまらないかもしれない。一方で、道の駅から現代の国道を渡って旧道の街道筋に至るまでには、いかにも空き地にポンポンと建っていったという民家や畑があり、つまりは街道のバックヤード的な村を形成していて、興味深い。

石がズラッと乗った旧本陣の屋根が見えてきたら、旧中山道である。

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Leitz Summaron 35mm f3.5

この旧本陣は、歴史資料館になっていて、内部を見学できる。しかし、この日は定休日であった。田舎ではせっかく入ろうとしたら休みだったということがやたらと多い。本気でお目当ての施設や飲食店を訪ねるのなら、必ず事前に最新情報をチェックすることをオススメする。

「まあ、いつものことだし」と気を取り直して街道沿いをそぞろ歩く。

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Sony α7Ⅱ Leitz Summaron 35mm f3.5

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Sony α7Ⅱ Leitz Summaron 35mm f3.5

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

往時の宿屋を偲ばせる木造家屋はやはり見事で、そのうちの1軒の軒下にはズラリとツバメの巣が作られていた。都会の鉄筋コンクリートのビルにもツバメの巣はあるが、やはり木造家屋の方が巣を作りやすかったり、居心地が良いのだろうか。

そして、その先には、まだ生きている昭和の残照があった。

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leitz Summaron 35mm f3.5

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

こうした昭和の残照たちにシャッターを切りつつさらに進むと、やがて前方に本日のメインエベントが出現した。昭和の残照というより、すでに残骸だ。このガソリンスタンドは、平成の大合併の前まで村人の暮らしと共に発展し、活気にあふれていたに違いない。

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leitz Summaron 35mm f3.5

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Sony α7Ⅱ Leitz Summaron 35mm f3.5

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

本当に理想的な褪せ具合、錆具合だったので、全レンズを使って撮りまくってしまった。こうして物質文明的な昭和が風化して、どんどんバーチャルな世界にシフトしていっているのが今の日本である。僕はそれを嘆かないし、古いものが良い、新しいものはダメという二元論は馬鹿馬鹿しい。良いも悪いもなく、世の中の常識は変わっていくのだ。ただ一つ言えるのは、街頭スナップを撮っていると、最近は残骸や廃墟といったものばかりが目につくということだ。もうこのジャンル自体がオワコンなのだろうか?いや、現実世界が全てバーチャルに飲み込まれるはずはなく、現実世界があるからバーチャルも存在しうる。つまり、現実世界はいずれまた別の形を取ってまた別の形の活気を得るのだから、それを撮ればいい。今は特殊な「過渡期」が少しばかり長く続いているだけだ。過渡期に巡り会えたのはむしろラッキーであろう。それに、「腐ったガソリンスタンド」はとてもいい被写体だ。

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

宿場町の外れの八幡神社には土俵があった。これは過去の遺物というわけではなく、今も毎年5月に相撲大会が開かれるそうである。30年ほど前、相撲好きの都会の高校生だった僕らは旅先で神社や校庭に土俵があるのを見て、驚いたり喜んだりしたものだ。当時から都会っ子の目には珍しかった。伝統として保護されるべきものは、しっかり番犬に守られている。現場の人たちの苦労に感謝しつつ、外野からはその行く末をそれほどには心配しなくて良いだろう。

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

いったん国道に出て、川沿いに旧街道に戻った。「田島魚店」の所から旧本陣を通り過ぎ、反対側の宿場町の端まで歩いた。

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

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Sony α7Ⅱ Minolta M-Rokkor 90mm f4

端から端まで歩いて15分ほどの、静かな静かな宿場町である。観光地として再開発するプロジェクトもあるようだが、同じ中山道の奈良井宿や妻籠宿のように、現役の旅館や土産物屋、資料館などが連なる観光地という感じではない。ここだけを目的に遠方から観光に来るのはやめたほうがいいかもしれない。しかし、カメラを手に歩くのなら話は別だ。一本の道を往復するだけで、濃密な時間を、その時も、撮った写真を整理する時にも、二重に楽しむことができる。だから街頭スナップはやめられない。

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8

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Sony α7Ⅱ Leica Elmar-M 50mm f2.8

「プアマンズ・ライカ」、いいと思う。レンズの個性を余すことなく、しかも現代的に発揮するα7Ⅱボディを介した写りはもちろん、Mマウントアダプターをつけての操作性も全く問題なし。広角レンズ使用時のマゼンタ被りなどの問題も見られなかった。こうも良いのなら、やはりキモであるマウントアダプターはしっかりとしたものを使いたい。今回使った中華製激安アダプターが悪いわけではないが、ヘリコイド付きで最短撮影距離を一眼用レンズ以上に縮めることができる、コシナ・フォクトレンダー製のVM-E Close Focus アダプターを導入する決心がついた。

         




by hoq2 | 2016-06-25 12:08 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

御柱祭 里曳き

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今年は7年に一度の信州・諏訪大社の御柱祭が開催された。地域住民であれば誰でも諏訪大社の氏子であり、蓼科の別荘地で山暮らしをしている僕のような移住民にも参加資格がある。とはいえ、移住後初の御柱イヤーであり、職業柄もあって、今年は客観的な撮影と観光客的な立場からの見物を決め込んだ。

御柱祭は諏訪大社の祭礼だが、諏訪大社は「上社」と「下社」に分かれ、上社には「本宮」(諏訪市)「前宮」(茅野市)、下社には「春宮」「秋宮」(下諏訪町)と社殿が2つある。上社と下社は歴史的にライバル関係にあり、4〜5月にわたって行われる御柱祭の日程・曳行コースも異なる。内容も微妙に違う部分があり、全国ニュースで紹介されるハイライトシーンはたいてい下社の「木落し」か上社の「川越し」である。

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僕は上社の氏子ということもあって、仕事としては4月4日の上社の「木落し」と「川越し」を撮影し、フォトエッセイとしてweb媒体の『THE PAGE』と『Yahooニュース』に同時掲載されている。御柱の実際の様子を知りたい方はぜひ、下記のリンクからご一読願いたい。

日本三大奇祭「御柱祭」は本当に“奇妙”な祭りなのか?THE PAGE
日本三大奇祭「御柱祭」は本当に“奇妙”な祭りなのか?Yahooニュース
※THE PAGEとYahooは同じ内容でレウアウトが異なります。THE PAGEは写真が大きく、Yahooは文章メインです。


記事未掲載分を含めた写真をまとめた写真特集も掲載されています。
【写真特集】諏訪大社の御柱祭 上社の「山出し」を追う

さて、上記の「木落し」と「川越し」は、八ヶ岳山麓から茅野市の市街地まで御柱を曳行する「山出し」のメインイベントである。「山出し」の終点は「川越し」で宮川を渡った先の本宮と前宮の数キロ手前の地点で、ここで載せるのは、そこから境内まで運ぶ5月3日の「里曳き」の写真だ。今回は仕事は絡んでおらず、完全に観光客モードで気楽に撮影した。従って、ちゃんと法被を用意して曳行を手伝った氏子か有料の桟敷席を購入した者しか入れない境内までは追っていない。

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里曳き開始前に続々と氏子が地区ごとの旗を手に、それぞれの御柱の周囲に集まります。

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曳行開始前、御柱本体にV字型に取り付けた「メドデコ」に乗った人たちが気勢を上げる

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伝統の「木遣り唄」を合図に、綱を曳く

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曳行中は、ラッパ隊や太鼓が盛り上げます

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諏訪の人たちは、普段は真面目で大人しい。寡黙で内向的と言ってもいい。御柱も非常に真面目に運営されているのだが、写真であらためて人々の表情を見ると、晴れやかで開放感に満ちている。山出しの時もそうだったが、思った以上に観光客が少ない一方で、町が閑散とするほど地元の人たちのほとんどは参加・見物している。元来はアトラクションやイベントの撮影には全く興味がないのだが、こういう生きた祭りは撮っていて楽しい。

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御柱の最終的な目的は本宮と前宮の境内に4本ずつ柱を立てることだ。その計8本を山で切り出し、人力で曳いてくる。1本を5、6の地区ごとに担当する。ここまでは「本宮四」、ここからは「前宮一」の柱。


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そして、我が北山地区の「前宮二」の柱がスタート。

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「メドデコ」に乗るのは若い衆。メンバー交代する時は綱を伝って曲芸的に降りる

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今回は外からたくさん写真を撮ったので、次回は中に参加してそこからしか撮れない写真を少数精鋭で狙ってみたい。5月5日に上社の御柱祭は終了(社殿内での行事は残っている)。下社の里曳きは14-16日。

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【使用機材】

    

   








by hoq2 | 2016-05-07 00:03 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)

【茅野8】青柳駅周辺(金沢宿) 国道沿いの悲哀

 2011年夏より、長野県・蓼科の別荘地に定住している。土地への理解がゆっくりと深まるにつれ、愛着も湧いてきた。そして、いつしかカメラを手に町に出て、写真を撮るようになった。長年撮っている東京とはずいぶん勝手が違うようにも感じられ、しかし、同時に集中的に通ったベルリンとすら、同じような写真を撮っているようにも思う。
  「そこも、ここも、そことここの間も皆同じ」ーーー。そういう信念があるから、これは長野の町のガイドブック的な紹介ではない。どこにでもあるような物体、通り、風景は、どこにいても気になる。だが、写真というものは撮り手の意志とは関係なく、「記録」し続ける側面もある。だから、いつかこれらの写真がたまったら、何かしらの形でまとめて発表したいと願っている。それがもしかして、50年、100年経って、21世紀初めの「地方」というものの、異端の記録になるかもしれないと夢想する。


このシリーズを、以前HP上で公開した【Tokyo Snapshot】、そして、それをベルリンの写真と合わせて発表した写真集『Berlin+Tokyo』の続編的な位置づけで、【Nagano Snapshot】と名付けました。本ブログでは、内容を絞ってまとめる前段階として、撮影日順にあまり点数を絞らずにアップしていきます。将来のための私的な忘備録代わりという側面もあります。

初めての町を歩くことも、何度も同じ町を歩くこともあります。


※ 各画像はクリックで拡大します( Mac・PC )

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EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

今回歩いたのは「青柳」。地名的には茅野市金沢。JR中央本線の無人駅、青柳駅周辺を小一時間散歩した。駅前の案内看板によれば、周辺は甲州街道の宿場町(金沢宿)として栄えたが、鉄道の開通で街道の役割が薄れるにつれ廃れ、戦後さらに寂れたとある。結構身も蓋もないが、平成の大人口減時代にあって、長野県内はどこもそんなもんである。車社会の今は鉄道すらも寂れたが、郊外型のショッピングモールもない地方都市のさらに郊外の旧街道筋は、どこもほぼゴーストタウンと言って良い。その点、二桁国道(20号)沿いの市街地外れにあるこの周辺は、ギリ、ゴーストタウンを免れているというのが僕の印象だ。

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         EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

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EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

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EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

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         α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

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α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm f/2.8 G

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α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm f/2.8 G

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α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm f/2.8 G

線路沿いに、地元出身の篤志家が建てたという鬼子母神像があった。

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         α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm f/2.8 G

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         EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

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         EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

標高が高く空気が澄んだ信州の日差しはコントラストが高く、独特のスポットライト効果と立体感・透明感がある。だから、時に「モノ」が力強く浮かび上がる。Nagano Snapshotに、他の街頭スナップと違う特有のコツがあるとすれば、その瞬間をいかに捕らえるか、ということになる。ある意味、人の動きの瞬間を捉えている大都市の街頭スナップよりも、ずっと難しい。

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EOS 5D Mark III Sigma 35mm f/1.4 DG HSM Art

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α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f/2.8

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α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f/2.8

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         α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f/2.8

旧街道沿いの宿場町の雰囲気に誘われ、集落の裏道に入る。車で国道を通過したことは何度もあり、道沿いのレストランや日帰り温泉に来たこともあるが、このあたりを歩くのはほぼ初めてだ。

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α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm f/2.8 G

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α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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         α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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         α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f/2.8

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         EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

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α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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         α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm f/2.8 G

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         α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 90mm f/2.8 G

再び国道に出て駅に戻る。ここは一応一部ガードレールがあるが、都会の大通りより地方の幹線道路沿いの方が危ない。歩道が整備されていない所が多く、「玄関を開けたらすぐ道路」という所が珍しくない。僕はそういう場所で、友人を交通事故で失っている。

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         EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

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         α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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         α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

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α7Ⅱ Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm f/2.8

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α7Ⅱ Carl Zeiss Planar 50mm f/1.4 ZE

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EOS 5D Mark III Tokina 16-28mm f/2.8 FX

【使用機材】

  
    
 
   
 

by hoq2 | 2016-02-21 19:20 | 写真(Naganao snapshot) | Trackback | Comments(0)