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【諏訪5】区切りに近づきつつ・・・(Ai Nikkor 50mm1.4 Contax Sonnar 180mm2.8)

 2011年夏より、長野県・蓼科の別荘地に定住している。土地への理解がゆっくりと深まるにつれ、愛着も湧いてきた。そして、いつしかカメラを手に町に出て、写真を撮るようになった。長年撮っている東京とはずいぶん勝手が違うようにも感じられ、しかし、同時に集中的に通ったベルリンとすら、同じような写真を撮っているようにも思う。
  「そこも、ここも、そことここの間も皆同じ」ーーー。そういう信念があるから、これは長野の町のガイドブック的な紹介ではない。どこにでもあるような物体、通り、風景は、どこにいても気になる。だが、写真というものは撮り手の意志とは関係なく、「記録」し続ける側面もある。だから、いつかこれらの写真がたまったら、何かしらの形でまとめて発表したいと願っている。それがもしかして、50年、100年経って、21世紀初めの「地方」というものの、異端の記録になるかもしれないと夢想する。


このシリーズを、以前HP上で公開した【Tokyo Snapshot】、そして、それをベルリンの写真と合わせて発表した写真集『Berlin+Tokyo』の続編的な位置づけで、【Nagano Snapshot】と名付けました。本ブログでは、内容を絞ってまとめる前段階として、撮影日順にあまり点数を絞らずにアップしていきます。将来のための私的な忘備録代わりという側面もあります。

初めての町を歩くことも、何度も同じ町を歩くこともあります。


※ 各画像はクリックで拡大します( Mac・PC )

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 α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

2012年11月から撮り始めた「Nagano Snapshot」だが、ようやく少し先が見えてきたように思う。なんてことはない、まずはこれまで撮った中から諏訪地域の写真を厳選して安価なPhotobookを作ろうと、それだけのことなのだが、それ以上に、「基本人が歩いていないい田舎町」の撮り方が自分なりに確立されつつあるのが大きい。今までやってきた東京やベルリンの人を絡めた街頭スナップよりも、被写界深度とか構図とか当たり前の基本技術をしっかり意識して、丁寧に撮るということ。技術的な点のみを抽出すれば、そういうことになる。そういう写真の撮り方をする際にはやっぱり、レンズ選択が結構大事になってくる。限りある所有レンズの中から、その日の撮影地や気分、狙いで使い分けている。

で、2ヶ月ほど前に、Ai ニッコールの50mm1.4で、諏訪市の中心部でフィルム撮影したのが結構良かった。それで、アナログ・デジタルの両方でこのレンズを積極的に使ってきたくなったのだけど、かなりボロだったのをOHに出していたのです。レンズ内清掃とピントリングのグリス交換。古いレンズはこれをやっておくと、写りも操作性も見違える。

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それが、今日、一緒にカビ取りに出していたコンタックスのオリンピアゾナーと共にやっとこさあがってきたので、早速ボディをデジタル(α7II)に替えて、他のレンズたちとEOS5D MK3も加えた重装備で再び諏訪の中心部に繰り出した。

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         α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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 α7II Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8

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         α7II contax Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8

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         EOS 5D MKIII EF 85mm F1.8 USM

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 α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

写真の狙いや意図、あるいは「仕事」か「作品」か「遊び」かで変わってくる話なのだけど、「街頭スナップ」という作品の場合は、レンズは「フィルム時代後期の高級レンズ」が良いと僕は思っている。少しスピードダウンしてきたとはいえ、日進月歩のデジタルカメラにおいて、ボディは基本、新しければ新しいほど良いのは間違いない。それに最新のレンズをつけるのがもちろん、ベストだとも思うのだが、街頭スナップの作品撮りの場合は、現代の水準で一定以上の画質をクリアしつつも、曖昧さを残した描写が好ましい。

フィルムで撮っていた頃は、そういうのを「色気」だと言っていた。しかし、デジタル基準だと、色気というよりは「生々しさ」かもしれない。最新の高画質なデジタル写真は、目で見た現実を超えている(「見え方」には個人差はあるが)。それは、写真に異世界を見せてくれることを期待している僕には大歓迎なのだけど、3歩進んで1歩下がるではないが、最新のボディに2世代、3世代ほど古いがその当時としては最高のレンズを組み合わせたくらいが、僕的にはちょうどいいのだ。言葉では説明できないが、感覚として、その方がリアルな空気感を画面に捉えることができる。

現実と写真は似て非なるもので、どこをどう似せるのか似せないのか。単に機材選びだけの点を抜き取っても、最終的にはそれが全てだと思う。美しすぎる「写像」を、いい塩梅に少しだけ現実に寄せてくれると言ったらいいのか。トイレンズとか、キットレンズやパンケーキレンズを使っておもちゃっぽくするのとは違う。やはり、現実を超えた世界が見たいけれど、「いい塩梅」の所に落としたい。僕は、そのために良いオールドレンズを使う。とは言いつつ、現実問題として用途別にそんなにたくさんのレンズを揃えることはできない。焦点距離によって「仕事用」と兼用だったり、EOS用にはやはり現代のレンズが良かったりして、新旧取り混ぜになっているのが実情だ。でも、その中でやりくりするのが楽しいのだ。

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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 α7II contax Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8

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 α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

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         α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

さて、「人がほとんど歩いていない町」である。日本の地方は今、本当に疲弊している。町を歩いていると、昨年あたりから震災後からのどん底は脱しつつあり、町を包む空気感にも少し余裕が出てきているとは思う。もちろん、個人的な気分であるので、そう感じる理由は、町の事情よりも、僕の心境の変化の方がずっと大きい。それでもやっぱり、町が時代の変化を認めた、田舎にもやっとこさ21世紀がやってきた、だから嫌なモヤモヤが晴れた「明るさ」が町を包み始めたと思う。

20世紀的なものへの執着が薄れてきている。過去を捨てるということではない。残すべきものは何か。捨てるべきもの何か。受け継ぎながら変えるべきものは何か。みんなが、それを分かってきた。どうしていいか分からず、固まっていた人たちが動き出した。雪解けの時代である。

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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         α7II contax Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8

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         EOS 5D MKIII EF 85mm F1.8 USM

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         EOS 5D MKIII Carl Zeiss Distagon 28mm F2 ZE

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 α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

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         α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

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         α7II contax Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8

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 α7II contax Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8

とはいえ、寒冷地の長野県の冬の、県庁所在地でもない町の旧市街の中心部には、とにかく「人がいない!」。全くいないわけではないが、人を絡めようとすると撮影者と被写体が完全に一対一になってしまう。個人情報云々がうるさいこの時代に、「芸術写真です」「あなたという『個人』を撮っているのではありません。町の光景の一部として、通行人として、街頭スナップの一部として撮っています。先に声をかけてカメラを意識させてしまうとそれが成立しないのです」という、街頭スナップを撮る側の正義はそうそう通用しない。まあ、そうは言っても日本的になんとなくうまく折り合いをつけてこれまで通り撮るというのが正解なのだが、とにかくそれ以前に人がいないのだ。

だから、この3年ほど、結構頑張って撮りました。この長野県を舞台に、人がいない田舎町の写真。で、ようやく手応えめいたもの、というか、僕なりの着地点が見えてきたように思う。そして、先に書いたように、町自体にようやく「明るさ」というか、すっきりしたものが感じられるようになったので、その「空気感」をうまく撮ることが新しい課題になっている。言葉で説明するとするならば、なんてことはない裏道を歩いていて、ふっと深呼吸したくなるような、その光景の空気感にやさしい気持ちが芽生える。その時に、スッとその街角に正対して静かにシャッターを切る。

古い写真仲間に、それができる明らかな「天才」が2人いる。彼らは、若いころから、そういう写真が撮れている(逆にフィルムだからできた面もあって、最近は難しくなっているようだ)。僕は、ようやく最近、この歳になってすこしきっかけめいたものを掴みつつある。以前は、たま〜にそういう写真が撮れた。今はコンスタントに撮れるきっかけを掴んでいる。それは、しっかりと自覚している。だから、Nagano Snapshotをここまで続けてきて良かったと思う。何か新しいことを始めた時、やっぱりいきなり「作品」にはならないのだ。たくさん撮ってたくさん見直して、少し時間を置いたり、また撮りまくったり。そして、その「結果」から、さらに厳選するくらいしないと駄目だ。

それまで我慢できるかできないか。それもまた、才能である。

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         α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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         α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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         α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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         α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

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         EOS 5D MKIII EF 85mm F1.8 USM

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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         α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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         α7II contax Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

さて、町が立体的に広がっている、というのは僕にとっては非常に新鮮である。物心ついてから、都内のどちらかというと海に近い側に住んでいたので、坂があったり、裏山があったり、という町は珍しく、冒険心をくすぐる。この諏訪でも、ものすごい階段を見つけた。あまりのものすごさに躊躇したが、登ってみた。タバコをやめて久しい今の俺だから、そんなに大変ではなかった!

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         α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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         EOS 5D MKIII Carl Zeiss Distagon 28mm F2 ZE

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         EOS 5D MKIII Carl Zeiss Distagon 28mm F2 ZE

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         EOS 5D MKIII Carl Zeiss Distagon 28mm F2 ZE

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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 α7II Contax Carl Zeiss Distagon 18mm F4

登り切っても特に何があるというわけでもなく、また下りて駅付近で線路を横切り、行動終了です。

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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          α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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          α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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 α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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          α7II Ai Nikkor 50mm F1.4

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         EOS 5D MKIII Sigma 35mm F1.4 DG Art

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 EOS 5D MKIII EF 85mm F1.8 USM

【今回使用機材】

  

・Contax Carl Zeiss Distagon 18mm f4 MMJ
・Nikon Ai Nikkor 50mm F1.4
・Contax Carl Zeiss Sonnar 180mm F2.8 MMJ


   

    

 
by hoq2 | 2016-02-03 00:08 | 写真(Naganao snapshot)

(フォトジャーナリスト・内村コースケ)写真と犬を愛するフォトジャーナリストによる写真と犬の話。写真は真実の写し鏡ではなく、写像である。だからこそ面白い。


by hoq2
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