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2013年サポートカレンダー撮影始まってます

アイメイト(盲導犬)育成のためのチャリティカレンダー『アイメイト・サポートカレンダー』の2013年版の撮影が早くも始まっています。2012年版の撮影が終わってすぐ、秋から現役のアイメイトや子犬の撮影に入っていますが、今年の撮影第一弾が、下の写真のラナンちゃん。



アイメイトとは、(公財)アイメイト協会が育成する視覚障害者の目になる犬のことです。アイメイト協会から巣立った犬たちは、「盲導犬」ではなく、「アイメイト」と呼ばれます。あえて世間に広く認知されている「盲導犬」を使わないのは、「盲人を導く犬」ではなく視覚障害者との対等なパートナーである、という考えがあるからです。「EYE」「愛」「I=私」の「mate=仲間」という連想から「EYEMATE=アイメイト」という呼び名が生まれました。1957年に国産盲導犬第一号の『チャンピイ』を世に送り出した塩屋賢一さんが、自らの信念を込めて1970年代から使い始め、それが今も受け継がれているのです。



アイメイト候補犬は、奉仕家庭で生まれ、子犬時代を過ごします。そして、アイメイト協会で訓練をした後、アイメイトを希望する人と共に歩行指導を受け、現役のアイメイトとして活躍します。ほとんどの候補犬はアイメイトになりますが、中には協会の判断でアイメイトとしては育てないケースもあります。そうした犬は「不適格犬」と呼ばれます。言葉の響きから、ちょっと厳しい言い方じゃない?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。不適格犬にもアイメイト同様に愛情がいっぱい注がれます。彼ら、彼女らは責任を持ってしっかり愛情を注いでくれる希望者に、家庭犬として引き渡されます。ラナンちゃんも、そんな不適格犬の一頭なのです。



飼い主さんのお話では、ラナンちゃんはアイメイトとしての素質は十分でしたが、唯一、車酔いをしやすい体質だったことが心配されたとのこと。パートナーと常に行動を共にするアイメイトは、車に乗る機会が少なくありません。無理をして車酔いを克服するよりも、家庭犬としての人生を歩んだ方が良いという協会の判断があったとのことで、1歳半で長野県の蓼科高原にあるペンションのオーナーが新しい家族になりました。



ラナンが来て10年。11歳になった今も、雪に覆われた冬の高原を元気に走り回っています。僕は不適格犬の撮影をしていていつも思うのですが、彼ら、彼女らは抜群にかわいい。愛らしさに満ちた幸せな表情を見せてくれます。仕事中のアイメイトのキリッとしたかっこよさとはまた違った魅力が不適格犬にはあると思います。

それから、私から一つお願いがあります。どうか、「不適格」という言葉の表面的な響きに引っ張られないでください。はっきり言います。アイメイト協会の用語は、他の障害者福祉関係の団体よりもストレートな表現が多いです。それは、(アイメイトとして)不適格であることや、目が見えない「盲人」であることが、少しも劣っていたり恥ずかしいことではないという確信が、関係者一同にあるからです。僕は、遠まわしであったり、イメージが柔らかな言い回しで当たり障りなくやり過ごす最近の言葉の風潮を、個人的に快く思っていません。それは、問題の本質から目を逸らす、無責任な態度だと思います。現実と正面からストレートに向き合う勇気が、本当の愛情を生むのだと僕は自信を持って断言します。


by hoq2 | 2012-01-07 01:48 | アイメイト | Trackback | Comments(0)

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